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Interstage Navigator ServerV9.5.0 セットアップガイド Vol.1(Enterprise Edition用)
FUJITSU Software

11.4.6 DataDirect Connect ODBCの利用時の環境設定

ここでは、DataDirect Connect ODBC固有の環境設定について説明します。あらかじめ、DataDirect Connect ODBCのヘルプ、およびマニュアルを参照し、DataDirect Connect ODBCの仕様を理解してください。

DataDirect Connect ODBC導入にあたっては、サポートするバージョンレベルやOS、ドライバの種類などに制限があります。必ずソフトウェア説明書を確認してください。

DataDirect Connect ODBCドライバの構成とインストール時の注意

Navigatorは同じOS上に存在するDataDirect Connect ODBCに対して、ODBCインタフェースにより処理を依頼します。したがって、Navigator ServerをインストールしたOS上に、DataDirect Connect ODBCをインストールする必要があります。

以下にNavigatorでの、DataDirect Connect ODBC連携の構成概要図を示します。

Windowsサーバの場合

Windowsサーバ上では、NavigatorはODBCドライバマネージャ経由でDataDirect Connect ODBCに連携します。したがって、NavigatorからDataDirect Connect ODBCを利用する場合には、Microsoft(R) ODBCドライバマネージャが必要です。Microsoft(R) ODBCドライバマネージャは、Navigator Serverがインストールされているサーバにインストールしてください。

DataDirect Connect ODBCが必要とするODBCドライバマネージャの要件、および詳細については、DataDirect Connect ODBCのマニュアルを参照してください。

ドライバの環境設定についての注意

ドライバ自身のセットアップ確認

NavigatorからDataDirect Connect ODBCの特定のドライバを利用するためには、DataDirect Connect ODBC自身のセットアップが正しく行われている必要があります。Navigatorから利用する前に、DataDirect Connect ODBC添付のデモプログラムや一般的なODBCインタフェースを持つツールにより、問い合わせなどの簡単なSQLが実行できることを確認し、ODBCドライバ固有の問題を事前に取り除いてください。

UNIX版の場合の環境設定

環境変数

設定内容

RN_ODBC_DRIVER_NAME

接続するドライバの種別を指定します。

  • CONNECTODBC

ODBCINI

DataDirect Connect ODBCで集中管理されているシステム情報ファイル名を絶対パスで指定します。

環境変数ODBCINIの詳細については、DataDirect Connect ODBCの“ODBC リファレンスガイド”でのUNIX環境についての説明を参照してください。

LD_LIBRARY_PATH

DataDirect Connect ODBCの共用ライブラリの存在するディレクトリ名を指定します。

以下のディレクトリを指定してください。

(DataDirect Connect ODBCのインストールディレクトリ名)/odbc/lib

その他

以下の環境変数の設定が必要です。

  • DataDirect Connect ODBCの各ドライバが設定するよう指示しているDBMS固有の環境変数を設定します。
    これらの環境変数の記述の詳細は、DataDirect Connect ODBCの“ODBC リファレンス ガイド”を参照してください。

  • LD_LIBRARY_PATH以外の環境変数を設定する命令がDataDirect Connect ODBCのodbc.csh(odbc.sh)内に記述されている場合、その環境変数と値を設定します。

これらの環境変数の記述については、DataDirect Connect ODBCの“ODBC リファレンス ガイド”でのUNIX 環境についての説明を参照してください。

Navigator辞書管理ツールでのデータソースの追加

Navigatorへデータソースを登録するには、Navigator辞書管理ツールの[データソースの追加]画面にODBCのデータソース名を指定してください。

データソース名の指定

Windowsサーバ上のNavigator Serverの場合、Navigatorのデータソース名には、ODBC AdministratorでのSystem DSNのデータソース名を指定します。File DSNやUser DSNのデータソースは使用できません。

Solaris上のNavigator Serverの場合、DataDirect Connect ODBCのシステム情報ファイル(ODBC.INI)に指定したデータソース名を指定します。

なお、接続文字列により接続する場合、この限りではありません。

認証方法の指定

DataDirect Connect ODBCドライバを使用する場合、Navigator辞書管理ツールで、データソースを追加するときに設定する認証方法の指定は以下のように行います。

その他の注意事項

DataDirect Connect ODBCを利用した表の公開、問い合わせ時の注意事項については、“1.2.11 ODBCドライバの使用時の注意事項”で説明しています。必ず参照してください。