Navigatorで使用する作業ディレクトリは、以下の2つがあります。これらの作業ディレクトリはNavigator Serverに接続した時に作成され、セッションを切断したときに回収されます。一時的なファイルは、この作業ディレクトリ配下のファイルとして作成されます。
ホームディレクトリまたは環境変数RN_WORKDIRで指定したディレクトリ
.RNwork.xxx(xxxはプロセスID)という名前の作業ディレクトリを作成します。作成先は通常ユーザのホームディレクトリ配下ですが、環境変数RN_WORKDIRによって任意のディレクトリを指定することが可能です。作業ファイルは、このディレクトリの配下に作成されます。以降の説明ではRN_WORKDIRディレクトリと呼びます。
通常の作業ディレクトリ
Kvrc_xxx_yyy(xxxはユーザ名、yyyはプロセスID)という名前の作業ディレクトリを作成します。作成先はOSごとに以下のようになります。以降の説明ではTMPディレクトリと呼びます。
Solarisの場合
通常は/var/tmpに作成されます。
作業ファイルを作成するディレクトリを変更する場合は、Navigator Serverの環境設定ファイルに、以下を指定することによって変更可能です。
TMPDIR=ディレクトリ名 |
Linuxの場合
環境変数TMPDIRに指定されたディレクトリに作成されます。Linuxの場合、TMPDIRの指定は省略できません。
Windowsサーバの場合
環境変数TMPで指定されたディレクトリに作成されます。
注意
Navigatorの操作中に、サーバ側のプロセスの強制終了、電源切断または回線切断などにより、強制的にセッションが切断されてしまった場合に以下で説明している作業ディレクトリが残ってしまう場合があります。
作業用ディレクトリが残っていないか定期的に確認し削除するようにしてください。削除するときは、誤って使用中の作業ファイルを削除してしまわないようにNavigatorの利用者がいない状態で実施するようにしてください。