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Enterprise Application Platform V1.0.0 インストールガイド
FUJITSU Software

5.2 install

本製品をインストールします。コマンドは、製品メディアのルートディレクトリー直下に格納されています。

名前

install

形式

mount_dir/install.sh -s [-f parampath]

mount_dirは、DVDドライブをマウントしたディレクトリーのパス名です。

機能説明

-fオプションが指定された場合、parampathで指定されたインストールパラメーターファイルに従って、本製品をインストールします。

-fオプションが省略された場合、本製品を標準インストールします。

新規インストールの場合

-fオプションが指定された場合、インストールパラメーターファイルの機能選択パラメーターで「Y」と指定された機能をインストールします。

インストールする機能の他に、運用ユーザーが指定できます。

-f オプションが省略された場合は、すべての機能をインストールします。運用ユーザーはrootです。

インストール先のディレクトリーは以下です。

パス名

主なインストール資材・説明

/opt/FJSVeapf

製品のプログラムや定義のサンプル。

本製品の「インストールディレクトリー」と呼びます。

/etc/opt/FJSVeapf

本製品の定義情報や他システムと連携するための資材。

/var/opt/FJSVeapf

運用中に増減する資材。
標準のGlassFish共通ディレクトリーも、このディレクトリー配下です。

GlassFishをインストールする場合は、インストール後にGlassFishをセットアップする必要があります。詳細は、「3.3 インストール後の作業」を参照して変更してください。

権限

本コマンドは、管理者権限を持つユーザーで実行してください。

オプション

オプション名

説明

-s

サイレントモードで本製品をインストールします。本製品では必ず指定してください。

-f parampath

サイレントモードで本製品をインストールする場合に、インストールパラメーターファイルのパス名をparampathで指定します。

本オプションが省略された場合、標準インストールでインストールします。

parampathに含まれるファイル名およびディレクトリー名は、半角英数字、ハイフン(“-”)、アンダースコア(“_”)、ピリオド(“.”)のみを含む名前を推奨します。空白を含む名前は指定できません。

parampathに含まれるファイル名やディレクトリー名が、ASCII制御文字や正規表現で使われる特殊文字(メタ文字)を含む場合、インストール処理に失敗する場合があります。

インストールパラメーターファイルについて詳細は、「5.1 インストールパラメーターファイル」を参照してください。

オペランド

なし

戻り値

0:正常終了

installコマンドは、標準出力に以下のメッセージを表示します。

インストールに成功しました。
RC=0
≠0:エラー

インストール処理中に何らかのエラーが発生しました。

戻り値、および表示されるメッセージに従って失敗の原因を取り除いてください。戻り値やメッセージの意味、および対処方法については「5.4 メッセージ」を参照してください。


ログファイル

installコマンドは、新規インストール処理の途中経過を記録するログファイル「eapf_install.log」を作成します。ログファイルは、本製品のインストールディレクトリー直下のlogsディレクトリーに格納されています。

ただし、何らかの理由でインストール処理が中断した場合は、「eapf_install.log」ファイルが以下のディレクトリーに残る場合があります。


使用例

DVDドライブを/mntディレクトリーにマウントし、インストールパラメーターファイル/tmp/param.csvを指定する例

/mnt/install.sh -s -f /tmp/param.csv