本製品をインストールします。コマンドは、製品メディアのルートディレクトリー直下に格納されています。
名前
install
形式
mount_dir/install.sh -s [-f parampath]
mount_dirは、DVDドライブをマウントしたディレクトリーのパス名です。
機能説明
-fオプションが指定された場合、parampathで指定されたインストールパラメーターファイルに従って、本製品をインストールします。
-fオプションが省略された場合、本製品を標準インストールします。
-fオプションが指定された場合、インストールパラメーターファイルの機能選択パラメーターで「Y」と指定された機能をインストールします。
インストールする機能の他に、運用ユーザーが指定できます。
-f オプションが省略された場合は、すべての機能をインストールします。運用ユーザーはrootです。
インストール先のディレクトリーは以下です。
パス名 | 主なインストール資材・説明 |
---|---|
/opt/FJSVeapf | 製品のプログラムや定義のサンプル。 本製品の「インストールディレクトリー」と呼びます。 |
/etc/opt/FJSVeapf | 本製品の定義情報や他システムと連携するための資材。 |
/var/opt/FJSVeapf | 運用中に増減する資材。 |
GlassFishをインストールする場合は、インストール後にGlassFishをセットアップする必要があります。詳細は、「3.3 インストール後の作業」を参照して変更してください。
権限
本コマンドは、管理者権限を持つユーザーで実行してください。
オプション
オプション名 | 説明 |
---|---|
-s | サイレントモードで本製品をインストールします。本製品では必ず指定してください。 |
-f parampath | サイレントモードで本製品をインストールする場合に、インストールパラメーターファイルのパス名をparampathで指定します。 本オプションが省略された場合、標準インストールでインストールします。 parampathに含まれるファイル名およびディレクトリー名は、半角英数字、ハイフン(“-”)、アンダースコア(“_”)、ピリオド(“.”)のみを含む名前を推奨します。空白を含む名前は指定できません。 parampathに含まれるファイル名やディレクトリー名が、ASCII制御文字や正規表現で使われる特殊文字(メタ文字)を含む場合、インストール処理に失敗する場合があります。 インストールパラメーターファイルについて詳細は、「5.1 インストールパラメーターファイル」を参照してください。 |
オペランド
なし
戻り値
installコマンドは、標準出力に以下のメッセージを表示します。
インストールに成功しました。 RC=0
インストール処理中に何らかのエラーが発生しました。
戻り値、および表示されるメッセージに従って失敗の原因を取り除いてください。戻り値やメッセージの意味、および対処方法については「5.4 メッセージ」を参照してください。
ログファイル
installコマンドは、新規インストール処理の途中経過を記録するログファイル「eapf_install.log」を作成します。ログファイルは、本製品のインストールディレクトリー直下のlogsディレクトリーに格納されています。
ただし、何らかの理由でインストール処理が中断した場合は、「eapf_install.log」ファイルが以下のディレクトリーに残る場合があります。
/tmpディレクトリー
使用例
DVDドライブを/mntディレクトリーにマウントし、インストールパラメーターファイル/tmp/param.csvを指定する例
/mnt/install.sh -s -f /tmp/param.csv