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 ApcoordinatorUJIタグリファレンス
FUJITSU Software

5.2 uji:fieldEJString

uji:fieldEJStringについて説明します。uji:fieldEJStringには、以下の機能があります。

また、ブラウザによる対応状況についても説明します。

基本機能

uji:fieldEJStringタグは、外字対応文字列入力フィールドを作成します。外字はInterstage Charset Manager Standard Edition Web入力 Agent(以下、Charset-Web入力)の機能で表示・入力します。

uji:fieldString同様、beanとpropertyで指定されたデータBeanのプロパティに対応して、データを表示・入力します。指定されたデータがFieldStringModelインターフェースを持つ場合は、データBean側で文字色などのいくつかの書式を指定することができます。データBean側とアトリビュートと双方で書式を設定した場合は、データBeanの指定が優先されます。 FieldStringModelインターフェースの代わりに外付け属性を利用する方法については、“Apcoordinatorユーザーズガイド”を参照してください。

uji:fieldEJStringタグは、HTMLのFORMタグまたはuji:formタグの中に記述します。

アトリビュート

uji:fieldEJStringタグのアトリビュートは以下を指定します。

アトリビュート名

省略

意味

省略時の動作

bean

データBeanのJSP変数名を指定します。

画面部品タグのカレントオブジェクトを使用します。

property

データBeanのプロパティ名を指定します。

データBean自体がFieldStringModelインターフェースを持つオブジェクトとして使用されます。

width

フィールドの幅を指定します。

標準の幅となります。

height

フィールドの高さを指定します。

標準の高さとなります。

borderColor

フィールド枠の色を指定します。

標準の色となります。

borderType

フィールド枠の形式を指定します。

標準の形式となります。

borderWidth

plain="true"時のフィールド枠の線幅を指定します。(*1)

標準の線幅となります。(*1)

background

フィールドの背景色を指定します。

標準の背景色となります。

foreground

文字色を指定します。(*2)

標準の文字色となります。(*3)

fontSize

文字の大きさを指定します。(*4)

標準の大きさとなります。(*5)

visible

項目の表示の有無をtrue/falseで指定します。

true

enabled

項目の操作の可否をtrue/falseで指定します。

true

plain

trueの場合、項目を入力フィールドではなく通常文字で表示します。

false

tabIndex

タブ順を数値で指定します。

配置順となります。

maxLength

最大入力文字数を指定します。(**)

50

grayed

操作無効、グレー表示の可否をtrue/falseで指定します。trueを指定した場合は、enabled=false background=silverとなります。

enabledアトリビュートおよびbackgroundアトリビュートの指定となります。

searchId

Charset-Web入力で提供する変換方法を指定します。

"20"(標準変換)、"KUIN30"(KUIN住所入力)、"40|20"(氏名優先と標準のトグル)などの形式で指定します。変換方法や指定可能な値については、Charset-Web入力のマニュアルを参照してください。

20

listCount

Charset-Web入力で文字を入力する場合のインライン変換候補のリストの行数を指定します。

20

(*1) plain="false"の場合は、borderWidthの指定によらず、2px固定となります。

(*2) "red"のような名前は指定できません。#形式かrgb形式で指定します。

(*3) Charset-Web入力で設定された文字色となります。上位のタグで指定した文字色は継承されません。

(*4) small、medium、largeを指定した場合、他のタグとフォントサイズが異なる場合があります。

(*5) 12pt相当の文字となります。上位のタグで指定したフォントサイズは継承されません。

コンテント

uji:fieldEJStringタグのコンテントは記述できません。

使用例

JSP

<uji:fieldEJString bean="body" property="ejStringData"
        width="120" height="40" background="yellow" foreground="#0000ff" />
注意事項
  • beanアトリビュートは画面部品タグのレンダラの中で、カレントオブジェクトが利用できる場合にのみ省略できます。

  • HTMLに展開されるときに改行コードが挿入されます。改行コードが不要な場合は本タグは使用しないでください。

  • Charset-Web入力の運用文字コードをEJ_SJIS(シフトJIS(MS))とする場合は、以下のWebブラウザを使用してください。

    • Windows版 Internet Explorer 9

  • 各ブラウザでそれぞれのアトリビュートが有効かどうかは“ブラウザ対応状況”を参照してください。

XML連携機能

uji:fieldEJStringタグは、外字対応文字列入力フィールドを作成します。外字はInterstage Charset Manager Standard Edition Web入力 Agent(以下、Charset-Web入力)の機能で表示・入力します。

アトリビュート

uji:fieldEJStringタグでは、XML連携機能を使用する際に以下のアトリビュートを指定します。これ以外のアトリビュートについては、“基本機能”を参照してください。

アトリビュート名

省略

意味

省略時の動作

bean

データBeanまたはXMLデータBeanのJSP変数を指定します。(*)

カレントオブジェクトを使用します。

property

表示と入力の対象となる要素をルート要素の子要素名で指定します。(*)

propertyまたはxpathいずれかの指定が必要です。

xpath

表示と入力の対象となる要素をルート要素からの相対パスで指定します。(*)

propertyまたはxpathいずれかの指定が必要です。

(*)“7.4.1 使用するXML要素の指定方法”を参照してください。

XMLデータの構造

propertyまたはxpathには単純要素を指定します。要素の内容に改行が含まれる場合、改行の直前までが使用されます。要素の集合を指定した場合の動作は“7.4.3 要素や属性の集合を指定した場合の動作”を参照してください。

Charset-Web入力の運用文字コードとXMLの文字コードの組み合わせで使用可能なものは以下のとおりです。

  • Apache Xerces、Apache Xalanを使用する場合

    Charset-Web入力の運用文字コード

    XMLの文字コード

    UTF-8

    UTF-16

    Shift_JIS

    ISO-2022-JP

    EJ_SJIS (シフトJIS(MS))

    EJ_UNICODE (Unicode(MS))
    EJ_UNIJEF (Unicode-JEF)

    EJ_SJIS_ENC (シフトJIS(MS)のエンコード形式)
    EJ_UNICODE_ENC (Unicode(MS)のエンコード形式)
    EJ_JEF (JEF)
    EJ_UNIJEF_ENC (Unicode-JEFのエンコード形式)
    EJ_KEIS (KEIS)
    EJ_JIPS (JIPS)
    EJ_DBCS (DBCS_Host)

    ○: 使用可能

    ×: 使用不可

使用例

XML

<root>
  <stringData>文字列データ</stringData>
</root>

JSP

<uji:fieldEJString bean="body" xpath="stringData" width="120"/>

表示画面

ブラウザ対応状況

アトリビュート

IE9

IE10

IE11

width

height

※1

※1

※1

borderColor

borderType

※2

※2

※2

borderWidth

background

foreground

fontSize

visible

enabled

plain

tabIndex

maxLength

grayed

searchId

※1: 単位に%は使用できません。

※2: doubleは指定できません