業務共通制御実行基盤インタフェース生成ツールを実行して、業務共通制御実行基盤インタフェースソースファイル、業務共通制御アプリケーションインタフェース定義ファイル、および制御アプリケーション定義ファイルを生成します。
業務共通制御実行基盤インタフェース生成ツールについての詳細は、“Interstage Business Application Server リファレンス”を参照してください。
◆実行時に必要な環境
業務共通制御実行基盤インタフェース生成ツールを実行する際には、InterstageのCORBAサービスと接続できる環境が必要になります。
開発用サーバで業務共通制御実行基盤インタフェース生成ツールを実行する際には、“Interstage Business Application Server 運用ガイド(アプリケーション連携実行基盤編)”を参照してInterstageを起動してください。
Windows開発環境で業務共通制御実行基盤インタフェース生成ツールを実行する際には、開発環境にInterstage Studioがインストールされているか、またインストールされている場合アプリケーションサーバ機能を選択してインストールされているかを確認してください。
アプリケーションサーバ機能を選択してInterstage Studioがインストールされている場合には、isstartコマンドまたはInterstage管理コンソールを使用して、Interstageを起動してください。
Interstage Studioがインストールされていない場合、またはアプリケーションサーバ機能を選択しないでインストールされている場合には、Interstage Business Application Serverのクライアントパッケージを使用して、開発用サーバのCORBAサービスに接続する必要があります。Interstage Business Application Serverのクライアントパッケージがインストールされていない場合は、インストールしてください。インストールされていることを確認したあと、以下の設定を行います。
[Interstageのインストールディレクトリ]\ODWIN\etc\INITHOSTを開きます。
INITHOSTに以下の行を追加します。
Interstageが起動しているホスト名 CORBAサービスのポート番号(デフォルト:8002) |
「Interstageが起動しているホスト名」には、開発用サーバのホスト名を指定してください。
また、Interstage Business Application Serverのクライアントパッケージを使用してリモートホストに接続する場合、業務共通制御実行基盤インタフェース生成ツールを使用する際に“-r”オプションを指定してください。
◆生成されるファイル
業務共通制御実行基盤インタフェース生成ツールにより生成されるソースファイル、ヘッダファイル、および定義ファイルを以下に示します。なお、各ファイルの名称には、使用したIDLファイル名が付加されます。
ファイル名 | ファイル種別 |
---|---|
APFW_SET_TARGET_apfwskel.c(注1) | 振分け制御用の実行基盤インタフェースソースファイル |
APFW_SET_TARGET_apfw.h(注1) | 振分け制御用の実行基盤インタフェースヘッダファイル |
APFW_PRE_BUSINESS_apfwskel.c(注1) | 業務前制御用の実行基盤インタフェースソースファイル |
APFW_PRE_BUSINESS_apfw.h(注1) | 業務前制御用の実行基盤インタフェースヘッダファイル |
APFW_POST_BUSINESS_apfwskel.c(注1) | 業務後制御用の実行基盤インタフェースソースファイル |
APFW_POST_BUSINESS_apfw.h(注1) | 業務後制御用の実行基盤インタフェースヘッダファイル |
APFW_RESULT_CONTROL_apfwskel.c(注1) | 結果編集制御用の実行基盤インタフェースソースファイル |
APFW_RESULT_CONTROL_apfw.h(注1) | 結果編集制御用の実行基盤インタフェースヘッダファイル |
XXX_apfwcdr.h(注2) | 業務共通制御の内部データ用ヘッダファイル |
XXX_apfwcdr.c(注2) | 業務共通制御の内部データ用ソースファイル |
APFW_CONTROL_funcDef.xml | 業務共通制御アプリケーションインタフェース定義ファイル |
APFW_CONTROL_controlDef.xml | 制御アプリケーション定義ファイル |
注1)業務共通制御情報入力ファイルで、各業務共通制御のflag属性に“ON”を指定した場合に出力されます。
注2)XXXにはIDLで定義したオペレーション名が入ります。