アプリケーション連携実行基盤で提供するアプリケーション実行制御では、定義ファイルの定義に従い、業務処理の呼出しを行います。また、各処理が返す処理結果により、トランザクションの完了を制御するなど、ユーザアプリケーションの動作を支援する以下の機能を提供します。これにより、ユーザアプリケーションにおいて、アプリケーションの制御を行うロジックの開発を不要とします。
注意
C言語アプリケーションを使用できるのは、同期アプリケーション連携実行基盤だけです。
初期処理／終了処理／前処理／後処理／エラー処理／トランザクション後メッセージ編集処理
業務処理の実行前や実行後、または業務処理でのエラー発生時などの処理ごとに、対応する処理を呼び出します。
初期処理／終了処理は、サーバアプリケーションをC言語またはCOBOLで作成した場合にのみ呼び出します。また、トランザクション後メッセージ編集処理は、同期アプリケーション連携実行基盤の場合にのみ呼び出します。
業務処理の呼出し
C言語、COBOL、およびJavaで作成されたサーバアプリケーションを呼び出します。
Javaの場合は、複数の業務処理を呼び出すことができます。
トランザクションとリトライ制御
データベース操作をともなう処理で、処理結果によりトランザクションの完了処理を行ったり、エラー終了した場合に業務処理を再実行したりする操作を行います。
業務共通制御の呼出し
同期アプリケーション連携実行基盤の提供する振分け制御、トランザクション制御、リトライ制御などの実行制御をカスタマイズするための業務共通制御を呼び出します。
COBOL実行環境の開設・閉鎖
COBOL実行環境の開設・閉鎖処理を実施します。
ライブラリのロード
アプリケーションの処理要求の頻度によって、C言語またはCOBOLで作成されたアプリケーションライブラリのロード方法を選択します。
