ページの先頭行へ戻る
Interstage Business Application Server アプリケーション開発ガイド
FUJITSU Software

2.8 開発環境

業務処理を実行するアプリケーションおよび非同期アプリケーション連携実行基盤の定義を作成するための開発環境です。以下の機能を提供します。

アプリケーション開発用プロジェクト(Interstage Studio)

非同期アプリケーション連携実行基盤で使用するアプリケーションには、業務処理開始アプリケーションと業務処理実行アプリケーションの2種類があります。業務処理実行アプリケーションの開発は、Interstage Studioを使用して開発を行います。非同期アプリケーション連携実行基盤に特化した処理をJavaアプリケーションに組み込む場合は、Interstage Studioのウィザードを用いて容易に組み込むことが可能です。このウィザードは、Interstage Studioへのプラグインとして、Interstage Business Application Serverの開発環境パッケージに同梱して提供します。
なお、Interstage Studioは、効率的なシステム構築を可能とするコンポーネント指向の統合開発環境です。J2EEに準拠したサーバサイドのアプリケーション(JSP/Servlet/EJB、SOAP/UDDI)、Webサービス、CORBA技術など幅広いWebシステムの開発環境、業務開発に有効活用できる実用的なコンポーネント、テスト運用環境としてのアプリケーションサーバなど、開発ライフサイクルの各場面で利用できるツールを標準装備し、オールインワンで提供します。

なお、アプリケーションの配備は、使用する言語に応じて以下のツールを使用して行います。

フロー定義ツール

非同期アプリケーション連携実行基盤を使用するためには、フロー定義ツールで、アプリケーション連携のパターン(回覧型など業務の順番や分岐条件など)や異常処理の方式選択といった設定を行います。

フロー定義ツールはInterstage Studioのプラグインとして動作し、以下に示す各項目についてGUI画面で各種操作を行います。

COBOL開発支援ツール

COBOLで作成した業務処理(アプリケーション)を、アプリケーション連携実行基盤で動作させるために、業務処理とアプリケーション連携実行基盤をつなぐためのインタフェース情報をGUI上で生成するツールです。また、生成した資産をサーバへ配備する機能を備えており、アプリケーション連携実行基盤において、COBOLのサーバアプリケーションを開発する際の開発コストを軽減できます。

COBOL開発支援ツールはInterstage Studioのプラグインとして動作します。