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Interstage Business Application Server アプリケーション開発ガイド
FUJITSU Software

2.3.4 ルーティング定義

ルーティング定義は、連携されるアプリケーションの実行順序を定義します。

非同期アプリケーション連携実行基盤では、メッセージのルーティング、およびアプリケーションの呼出しをルーティング定義に基づいて自動的に処理します。
ルーティング定義は、フロー定義エディタでメッセージの流れを表すアイコンを配置することで行います。

フロー定義エディタでのルーティング定義における概念図を以下に示します。

ルーティング定義では、アプリケーション連携を行うために以下の情報を設定します。

また、アプリケーション連携を実行するために以下の情報を指定します。

非同期アプリケーション連携実行基盤では、送信先キューのメッセージ格納数が閉塞とするしきい値を超えている場合、自動的に代行ルートへメッセージを送信します。
負荷が集中するアプリケーションに代行ルートを定義することで、メッセージの滞りを防止することができ、高信頼のシステムを構築することができます。
また、非同期アプリケーション連携実行基盤では、実行ルートへのメッセージの送信処理で異常が発生した場合も、代行ルートのキューへメッセージを送信します。

ルーティング定義の詳細は、“第3章 ルーティング定義”を参照してください。