以下のような運用を行う場合について、IPアドレスとポート番号の設定例を説明します。
Session Registry ServerをWebアプリケーションの動作するIJServerと別マシンで運用する場合
Session Registry ServerをWebアプリケーションの動作するIJServerと同一のマシンで運用する、かつ、WebサーバとIJServerを同一のマシンで運用する場合
Session Registry ServerをWebアプリケーションの動作するIJServerと同一のマシンで運用する、かつ、WebサーバとIJServerを別マシンで運用する場合
注意
Session Registry ServerをWebアプリケーションの動作するIJServerと別マシンで運用する場合、Session Registry Serverを運用するマシンで、Interstage管理コンソールのシステムの環境設定で以下を設定する必要があります。
[システム] > [環境設定] > [詳細設定] > [Servletサービス詳細設定] > [Webサーバとワークユニットを同一のマシンで運用する]で“運用しない”を設定
例1: Session Registry ServerをWebアプリケーションの動作するIJServerと別マシンで運用する場合
Session Registry Server(192.0.2.111)の環境設定
| 項目 | 設定値例 | 備考 | |
---|---|---|---|---|
(1) | Servletコンテナ設定 | ServletコンテナのIPアドレス | 192.0.2.111 | (3)、(5)のIPアドレス、ポートと同じとします。 |
ポート番号 | 5678 | |||
(2) | Webサーバコネクタ(コネクタ)設定 | WebサーバのIPアドレス | 192.0.2.222 | Webアプリケーションの動作するIJServerを運用するマシンA、BのIPアドレスを指定します。複数ある場合はすべて設定します。 |
IJServer(マシンA:192.0.2.222)の環境設定
| 項目 | 設定値例 | 備考 | ||
---|---|---|---|---|---|
(3) | セションリカバリ設定 | セションのバックアップ先Session Registry Serverのアドレス:ポート | 192.0.2.111:5678 | (1)のIPアドレス、ポートと同じとします。 | |
(4) | Servletコンテナ設定 | 制御用ポート | ポート番号 | 15000 |
|
アクセス許可IPアドレス | 192.0.2.111 | アクセス制限を行う場合、(1)のIPアドレスと同じとします。ただし、Session Registry Serverを運用するマシンに複数のIPアドレスが設定されている場合はすべて設定します。 |
IJServer(マシンB:192.0.2.223)の環境設定
| 項目 | 設定値例 | 備考 | ||
---|---|---|---|---|---|
(5) | セションリカバリ設定 | セションのバックアップ先Session Registry Serverのアドレス:ポート | 192.0.2.111:5678 | (1)のIPアドレス、ポートと同じとします。 | |
(6) | Servletコンテナ設定 | 制御用ポート | ポート番号 | 15000 |
|
アクセス許可IPアドレス | 192.0.2.111 | アクセス制限を行う場合、(1)のIPアドレスと同じとします。ただし、Session Registry Serverを運用するマシンに複数のIPアドレスが設定されている場合はすべて設定します。 |
例2: Session Registry ServerをWebアプリケーションの動作するIJServerと同一のマシンで運用する、かつ、WebサーバとIJServerを同一のマシンで運用する場合
Session Registry Serverの環境設定
| 項目 | 設定値例 | 備考 | |
---|---|---|---|---|
(1) | Servletコンテナ設定 | ポート番号 | 5678 | (2)のポートと同じとします。 |
IJServerの環境設定
| 項目 | 設定値例 | 備考 | ||
---|---|---|---|---|---|
(2) | セションリカバリ設定 | セションのバックアップ先Session Registry Serverのアドレス:ポート | 127.0.0.1:5678 | IPアドレスは127.0.0.1とします。ポートは(1)と同じとします。 | |
(3) | Servletコンテナ設定 | 制御用ポート | ポート番号 | 15000 | (Webアプリケーションを運用するIJServer(ワークユニット)のプロセス多重度が2のとき) |
アクセス許可IPアドレス | 127.0.0.1 | アクセス制限を行う場合、127.0.0.1とします。 |
例3: Session Registry ServerをWebアプリケーションの動作するIJServerと同一のマシンで運用する、かつ、WebサーバとIJServerを別マシンで運用する場合
Session Registry Serverの環境設定
| 項目 | 設定値例 | 備考 | |
---|---|---|---|---|
(1) | Servletコンテナ設定 | ServletコンテナのIPアドレス | 127.0.0.1 | IPアドレスは127.0.0.1(注)とします。ポートは(3)と同じとします。 |
ポート番号 | 5678 | |||
(2) | Webサーバコネクタ(コネクタ)設定 | WebサーバのIPアドレス | 127.0.0.1 | 127.0.0.1(注)とします。 |
IJServerの環境設定
| 項目 | 設定値例 | 備考 | ||
---|---|---|---|---|---|
(3) | セションリカバリ設定 | セションのバックアップ先Session Registry Serverのアドレス:ポート | 127.0.0.1:5678 | IPアドレスは127.0.0.1(注)とします。ポートは(1)と同じとします。 | |
(4) | Servletコンテナ設定 | 制御用ポート | ポート番号 | 15000 | (Webアプリケーションを運用するIJServer(ワークユニット)のプロセス多重度が2のとき) |
アクセス許可IPアドレス | 127.0.0.1 | アクセス制限を行う場合、127.0.0.1(注)とします。 |
注) 各IPアドレスは、127.0.0.1のかわりに実際のマシンのIPアドレス(192.0.2.111など)を指定することも可能です。ただし、127.0.0.1との混在はできません。いずれかで統一してください。