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Interstage Application Server V12.3.0 ディレクトリサービス運用ガイド
FUJITSU Software

10.11.1 スタンドアロン形態の場合

スタンドアロン形態で運用中にトラブルなどが発生し、リポジトリの修復が必要になった場合の修復方法について説明します。

■環境が壊れている場合

環境が壊れている場合は、スタンドアロン形態のリポジトリを再作成します。リポジトリのバックアップディレクトリ(Solaris、Linuxではバックアップファイル)を使用することにより、リポジトリをバックアップ時の状態へ修復することができます。バックアップディレクトリ(Solaris、Linuxではバックアップファイル)がない場合は、リポジトリを新規に再作成する必要があります。

スタンドアロン形態での運用中に、リポジトリをバックアップディレクトリ(Solaris、Linuxではバックアップファイル)から作成し直して修復する場合の対応手順を説明します。

  1. 修復するリポジトリを停止します。
      

  2. 手順1で停止したリポジトリを削除します。
      

  3. 修復するリポジトリのバックアップディレクトリ(Solaris、Linuxではバックアップファイル)を、ireprestsysコマンドを使用してリストアします。

    バックアップディレクトリ  X:\Backup\irep\rep001_back

    リポジトリ名  rep001

    ireprestsys -d X:\Backup\irep\rep001_back -R rep001
    IREP: 情報: irep11001: リストアが成功しました。 X:\Backup\irep\rep001_back [rep001]


    バックアップファイル名  /backup/irep/rep001_back.tar.gz
    リポジトリ名  rep001

    # ireprestsys -f /backup/irep/rep001_back.tar.gz -R rep001
    UX:IREP: 情報: irep11001: リストアが成功しました。 /backup/irep/rep001_back.tar.gz [rep001]
  4. 修復したリポジトリを起動します。

      

ireprestsysコマンドの詳細については、“リファレンスマニュアル(コマンド編)”の“バックアップコマンド”を参照してください。

  

■データベース内のデータが壊れている場合

データベース内のデータが壊れている場合は、データベース内のデータを修復します。RDBのバックアップ・リストア/リカバリ機能を使用して、データベース内のデータをバックアップ時の状態へ修復することができます。バックアップがない場合は、データを再作成する必要があります。


データの修復手順を説明します。