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Interstage Application Server V12.3.0 ディレクトリサービス運用ガイド
FUJITSU Software

10.8.2 アクセスログの設定方法

アクセスログの設定手順を説明します。

  

■アクセスログの設定手順

■アクセスログ定義

アクセスログの出力レベル

クライアントからの、すべてのアクセス履歴をアクセスログに出力する場合、膨大なディスク容量が必要となります。このような問題に対処するため、アクセスログを出力する事象を[出力レベル]で変更することができます。

  

[出力レベル]には以下の組み合わせを指定することができます。

出力される情報は、以下のとおりです。

  

クライアントのリクエスト情報を出力(request)

以下のリクエスト情報が出力されます。

接続、認証、検索、比較、
更新、識別名変更、追加、削除、
解放

  

サーバのエラー応答を出力(error)

以下のエラー応答が出力されます。

接続、タイムアウト、認証、比較、
変更、識別名変更、追加、削除、
検索

  

サーバの正常応答を出力(response)

以下の正常応答が出力されます。

接続、認証、比較、変更、
識別名変更、追加、削除、検索

  

サーバの検索結果応答を出力(search)

検索結果のエントリDNが出力されます。

  

アクセスログの格納先

アクセスログは、標準では以下のディレクトリ配下に作成されます。

C:\Interstage\IREP\var\<リポジトリ名>\log

/var/opt/FJSVirep/<リポジトリ名>/log

アクセスログのファイル名の生成規則は以下のとおりです。

access_YYYYMMDD_XXXXX

YYYY:アクセスログを出力した西暦年
MM :アクセスログを出力した月
DD :アクセスログを出力した日
XXXXX:Interstage ディレクトリサービスの管理名(内容、桁数ともに可変)

アクセスログが2003年4月1日に出力された場合

access_20030401_81600

注意

格納先を変更した場合、変更前の格納先ディレクトリ、および、ログ情報を必要に応じて削除してください。

アクセスログのローテーション

アクセスログを、ローテーションとして分割することができます。

[ローテーションタイプ]として以下の種類を選択できます。

  

ローテーション
タイプ

意味

サイズ(size)

指定されたサイズごとにファイルを分割します。

月(day)

月が変わる単位にファイルを分割します。ただし、1ファイルサイズの上限に達した場合は、自動的に分割されます。

日(month)

日が変わる単位にファイルを分割します。ただし、1ファイルサイズの上限に達した場合は、自動的に分割されます。

  

また、アクセスログの[ローテーションタイプ]以外に、[サイズ]、および[世代管理数]が指定できます。

[サイズ]は、アクセスログの1ファイルあたりのサイズを、Mバイト単位で指定します。
[世代管理数]は、ファイルを残す世代数を指定します。

注意

Interstage ディレクトリサービスを再起動した場合は、指定された[ローテーションタイプ]にかかわらず、ファイルを分割します。