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Interstage Application Server V12.3.0 セキュリティシステム運用ガイド
FUJITSU Software

Enterprise Edition10.2.1 Webサーバの環境設定

HTTPトンネリングを使用する場合のWebサーバの環境設定について説明します。


HTTP-IIOPゲートウェイの構築

HTTPトンネリングを使用する場合、WebサーバにHTTP-IIOPゲートウェイを構築する必要があります。以下に手順を説明します。


注意

  • HTTP-IIOPゲートウェイ動作時は、Webサーバ上でCORBAサービスが動作中であることを確認してください。

  • IPv6環境でHTTPトンネリング機能を使用する場合は、以下が必要となります。

    • WebサーバがIPv6で運用されている必要があります。

    • configファイルのIIOP_hostnameパラメタに、IPv6形式のアドレス、またはIPv6形式で名前解決可能なホスト名で設定しないでください。


Interstage HTTP Serverの環境定義ファイルをテキストエディタで開き、最後の行に以下の定義を追加します。Interstage HTTP Serverの環境定義ファイルについては、「Interstage HTTP Server 運用ガイド」を参照してください。

  LoadModule ODhttp_module <HTTP-IIOPゲートウェイのファイル>
  <Location /od-httpgw>
      SetHandler odhttp-handler
      Order deny,allow
      Deny from all
      Allow from all
  </Location>

HTTP-IIOPゲートウェイのファイル

C:\Interstage\ODWIN\bin\httpgw\ODhttpAp.dll

/opt/FSUNod/lib/libOMhttpAp.so

/opt/FJSVod/lib/libOMhttpAp.so

上記のファイルのパスはデフォルトのインストールパスです。インストール状況に応じて変更してください。


注意

メッセージod40001およびod40002は出力されません。


WebサーバのSSL環境の設定

HTTPトンネリングでSSLを使用したセキュアな通信を行う場合は、WebサーバのSSL環境を使用します。Interstage HTTP Serverの設定はInterstage管理コンソールを使用して設定を行ってください。


HTMLの作成

JavaアプレットでHTTPトンネリングを使用する場合、Javaアプレットを実行するHTMLファイルで<applet>タグの<param>タグにパラメタを記述する必要があります。パラメタの詳細は、「10.2.3 HTTPトンネリングの起動方法」を参照してください。


以下にJavaアプレットを使用する場合のHTMLの記述例を示します。

  <applet code="Sample.class" width=280 height=300>
    <param name=ORB_FJ_HTTP value=yes>
    <param name=ORB_FJ_SSL value=yes>
    <param name=ORB_FJ_HTTPGW value=http://host.com/od-httpgw>
  </applet>