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Interstage Application Server V12.3.0 Interstage HTTP Server 2.2運用ガイド
FUJITSU Software

4.9 注意事項

Interstage HTTP Server 2.2の注意事項について以下に説明します。


Interstage HTTP Server 2.2を使用するための権限に関する注意事項

以下の操作は、AdministratorまたはAdministratorsグループに所属するユーザが実行してください。

Webサーバ運用時の注意事項

Webサーバ運用中は、以下のプロセス管理ファイルを削除しないでください。

/var/opt/FJSVahs/logs/httpd.pid

万が一、上記ファイルを削除した場合、Webサーバの動作を保証することはできません。正常に動作させるためには、システムを再起動する必要があります。


静的コンテンツに対して使用可能なHTTPメソッドに関する注意事項

静的コンテンツに対して、以下のHTTPメソッドを使用できます。POSTメソッドは、使用できません。

CGIプログラムに関する注意事項

CGIプログラムは、標準入力からリクエストメッセージ本文を受信してください。受信するリクエストメッセージ本文のサイズは、環境変数CONTENT_LENGTHに設定されているサイズです。

リクエストメッセージ本文を受信しない場合は、エラーログに以下のメッセージが出力されて、レスポンスが遅延する可能性があります。

(104)Connection reset by peer: ap_content_length_filter: apr_bucket_read() failed

ファイアウォールの設定関する注意事項

ファイアウォールが有効になっている場合、Webサーバへのアクセスに失敗することがあります。以下の手順で、ファイアウォールのブロックを解除してください。


ファイアウォールのブロック解除手順

  1. [コントロールパネル]から[システムとセキュリティ]-[Windows ファイアウォールによるアプリケーションの許可]をクリックします。

  2. [許可されたアプリ]画面で、[別のアプリの許可]ボタンをクリックします。

  3. [アプリの追加]画面で、以下のパスを指定して[追加]ボタンをクリックします。

    ソフトウェア名

    パス

    HTTP Server

    C:\Interstage\F3FMahs\bin\httpd.exe

  4. [許可されたアプリ]画面の[許可されたアプリおよび機能]に、3.で追加したソフトウェア名が表示されていることを確認し、[OK]ボタンをクリックします。


ファイアウォールのブロック解除手順(RHEL6の場合

  1. [システム]メニューから[管理] > [ファイアーウォール]を開きます。

  2. [ファイアーウォールの設定]画面の[その他のポート]を開き、[追加]ボタンをクリックします。

  3. [ポートとプロトコル]画面で、ユーザ定義をチェックして「ポート / ポート範囲」にInterstage HTTP Server 2.2のポート番号を入力します。プロトコルはtcp(デフォルト)を指定し、[OK]ボタンをクリックします。

  4. [ファイアーウォールの設定]画面の[適用]ボタンをクリックします。

  5. [ファイアーウォールの設定]画面の[ファイル]メニューから[終了]をクリックします。


ファイアウォールのブロック解除手順(RHEL7/RHEL8の場合

  1. [アプリケーション]メニューから[諸ツール] > [ファイアウォール]を開きます。

  2. [ファイアウォールの設定]画面の[ゾーン]タブをクリックし、[ゾーン]覧からブロックを解除するゾーンを選択します。

  3. [ポート]タブの[追加]ボタンをクリックします。

  4. [ポートとプロトコル]画面で、Interstage HTTP Server 2.2のポート番号を入力します。プロトコルはtcp(デフォルト)を指定し、[OK]ボタンをクリックします。

  5. [ファイアウォールの設定]画面の[ファイル]メニューから[終了]をクリックします。