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Interstage Application Server V12.3.0 運用ガイド(基本編)
FUJITSU Software

4.1.12 Interstage ディレクトリサービスの資源ファイル

Interstage ディレクトリサービス資源のうち、リポジトリデータはRDBが管理しています。このため、Interstage ディレクトリサービスのバックアップ機能とは別に、RDBのバックアップ機能を利用して、バックアップする必要があります。

Interstage ディレクトリサービスの資源ファイルについて、以下に示します。


注意

上記(Symfoware/RDB、Oracleデータベース)以外のデータベースの資源については、データベースの構成、運用方法に合わせてバックアップしてください。


ポイント

Interstage ディレクトリサービスが提供するバックアップ・リストアコマンドと対象資源の関係については、「Interstage ディレクトリサービスが提供するバックアップ・リストアコマンドと対象資源の関係」を参照してください。


Interstage ディレクトリサービスのバックアップ機能の対象資源

リポジトリ環境
    Interstage ディレクトリサービスの各リポジトリが動作するために必要な環境定義情報

アクセスログ
    Interstage ディレクトリサービスで作成したアクセスログのディレクトリ (注)
    例) C:\Interstage\IREP\var\rep001\log


リポジトリ環境
    Interstage ディレクトリサービスの各リポジトリが動作するために必要な環境定義情報

アクセスログ
    Interstage ディレクトリサービスで作成したアクセスログのディレクトリ (注)
    例) /var/opt/FJSVirep/rep001/log


リポジトリ環境
    Interstage ディレクトリサービスの各リポジトリが動作するために必要な環境定義情報

アクセスログ
    Interstage ディレクトリサービスで作成したアクセスログのディレクトリ (注)
    例) /var/opt/FJSVirep/rep001/log


)

Interstage管理コンソールでリポジトリを作成する際に、各リポジトリのアクセスログ定義の[格納先](irepconfigコマンドで作成した場合は、「accesslog_dir」項目)に指定したディレクトリです。


RDB(Symfoware/RDB)のバックアップ機能を使って退避する資源

Symfoware Server Lite Editionの場合

Symfoware Server Lite Editionのバックアップ機能を使うことで、Symfoware Server Lite Editionのすべての資源がバックアップされます。

Symfoware Server Lite Edition以外の場合

以下に示す資源を退避してください。

ディスク上のデータベーススペース情報、およびディスク(ボリューム)の構成情報
    データベース作成時に指定したデータベース名、データベーススペース情報一覧、およびディスクの構成情報 (注1)

テーブルのDSI
    irepgendbコマンド、またはirepcrttblコマンドで作成したすべてのテーブルのDSI (注2)

RDBディクショナリ

アーカイブログ (注3)


1)

データベース作成時にデータベース名、およびデータベーススペース情報一覧を作成して、ノートなどに記録して保存しておきます。

注2)

irepgendbコマンド、またはirepcrttblコマンドで作成したテーブルのDSIの取得方法は、「4.4.12 Interstage ディレクトリサービス資源のバックアップ」で示します。

注3)

アーカイブログをバックアップするアーカイブログ運用をするときに退避します。


RDB(Oracleデータベース)のバックアップ機能を使って退避する資源

以下に示す資源を退避してください。

データファイル
制御ファイル
テンポラリログファイル
REDOログファイル
パスワードファイルやPFILE等の重要なファイル
Oracleデータベースに接続するために必要な構成ファイル(listener.ora、tnsnames.oraなど)


Interstage ディレクトリサービスが提供するバックアップ・リストアコマンドと対象資源の関係

Interstage ディレクトリサービスが提供するバックアップ・リストアコマンド(irepbacksys/ireprestsys)のオプションと、その対象とする資源の関係は以下のとおりです。


対象とする資源

コマンドのオプション

指定なし

-confonly

リポジトリ環境

アクセスログ

  


注意事項