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Enterprise Application Platform V1.0.0 GlassFishユーザーズガイド
FUJITSU Software

9.3 PCMIサービスの定義項目

PCMIプロファイルの定義項目

タグ名

定義項目

Profile

ProcessAutoRestart

Restart

プロセスの自動再起動

RetryCount

プロセス自動再起動回数

RetryCountResetTime

プロセス自動再起動回数のリセット時間

MaximumStartupTime

プロセス起動待ち時間

MaximumStopTime

プロセス停止待ち時間

ApplicationProcessingTime

MaximumProcessingTime

アプリケーションの最大処理時間

TerminateProcessForTimeout

アプリケーション最大処理時間超過時の制御

Monitor

MonitoringTime

生存通知監視時間

TerminateProcessForTimeout

生存通知監視時間超過時の制御

Log

Rotation

Type

Java VMログのローテーションのタイプ

Size

Java VMログの最大サイズ

Time

Java VMログのローテーション時刻

BackupSize

Java VMログのバックアップ世代数

CurrentDirectory

NumberOfGenerations

退避するカレントディレクトリの世代数

FJVM

RestartProcessAtOutOfMemory

Javaヒープ領域/メタスペース不足時の制御

EnvironmentVariables

Variable

環境変数


PCMIサービス動作定義ファイルの定義項目

タグ名

定義項目

maximumDaemonStartupTime

起動タイムアウト時間

maximumDaemonStopTime

停止タイムアウト時間

maximumProcessReStartupTime

DASまたはGlassFish Serverインスタンスの再起動タイムアウト時間

enableSyslogOutput1035

生存通知時の通信で異常が発生した場合のエラーメッセージの通知

terminateOnStartHookFailure

PCMIサービス起動時の出口機能で異常が発生した場合の制御


プロセスの自動再起動

タグ

Restart

説明

監視対象のプロセスが異常終了した場合に自動再起動する(true)/しない(false)を指定します。

プロセスの自動再起動の詳細は、「4.4.1 Java VMプロセスの生死監視」を参照してください。

範囲
  • true

  • false

省略値

true


プロセス自動再起動回数

タグ

RetryCount

説明

プロセス自動再起動回数の上限を指定します。「0」を指定した場合は、無制限です。
プロセスの自動再起動に「true」が選択されている場合に有効です。

プロセス自動再起動回数の詳細は、「7.1.2 プロセスの自動再起動回数」を参照してください。

範囲

0~255(回)

省略値

0


プロセス自動再起動回数のリセット時間

タグ

RetryCountResetTime

説明

プロセス自動再起動回数をリセットするまでの時間(直近の異常終了からの時間)を指定します。

プロセス自動再起動回数のリセット時間の詳細は、「7.1.2 プロセスの自動再起動回数」を参照してください。

範囲

0~65535(秒)

省略値

600


プロセス起動待ち時間

タグ

MaximumStartupTime

説明

監視対象のプロセスの起動が完了するまでの待ち時間を指定します。起動が完了するまで処理を中断しない場合は、「0」を指定します。

プロセス起動待ち時間の詳細は、「4.4.4 プロセスの起動時間監視・停止時間監視」を参照してください。

範囲

0~65535(秒)

省略値

600


プロセス停止待ち時間

タグ

MaximumStopTime

説明

監視対象のプロセスの停止が完了するまでの待ち時間を指定します。停止が完了するまで処理を中断しない場合は、「0」を指定します。

プロセス停止待ち時間の詳細は、「4.4.4 プロセスの起動時間監視・停止時間監視」を参照してください。

範囲

0~65535(秒)

省略値

180


アプリケーションの最大処理時間

タグ

MaximumProcessingTime

説明

アプリケーションの最大処理時間を指定します。

アプリケーションの最大処理時間の詳細は、「4.4.3 アプリケーション最大処理時間の監視」を参照してください。

範囲

0~86400(秒)

注意

10(秒)以上の指定を奨励します。10(秒)未満を指定すると、「アプリケーション最大処理時間超過時の制御」が動作しない場合があります。

省略値

480


アプリケーション最大処理時間超過時の制御

タグ

TerminateProcessForTimeout

説明

アプリケーションの最大処理時間を超えても処理が完了しない場合の制御を、以下より選択します。

  • silent:警告メッセージをイベントログ/システムログに出力しません。

  • message:警告メッセージをイベントログ/システムログに出力します。

  • stop:警告メッセージをイベントログ/システムログに出力して、プロセスを強制停止します。プロセスの自動再起動が有効(true)の場合、その後、自動的に再起動されます。

アプリケーション最大処理時間超過時の制御の詳細は、「4.4.3 アプリケーション最大処理時間の監視」を参照してください。

範囲
  • silent

  • message

  • stop

省略値

silent


生存通知監視時間

タグ

MonitoringTime

説明

監視対象のプロセスからPCMIへの生存通知の監視時間を指定します。

生存通知監視時間の詳細は、「4.4.5 生存通知の監視」を参照してください。

範囲

0~65535(秒)

省略値

30


生存通知監視時間超過時の制御

タグ

TerminateProcessForTimeout

説明

生存通知監視時間を超えても監視対象のプロセスから生存通知がない場合の制御を、以下より選択します。

  • silent:警告メッセージをイベントログ/システムログに出力しません。

  • message:警告メッセージをイベントログ/システムログに出力します。

  • stop:警告メッセージをイベントログ/システムログに出力して、プロセスを強制停止します。プロセス自動再起動が有効(true)の場合、その後、自動的に再起動されます。

生存通知監視時間超過時の制御の詳細は、「4.4.5 生存通知の監視」を参照してください。

範囲
  • silent

  • message

  • stop

省略値

silent


Java VMログのローテーションのタイプ

タグ

Type

説明

Java VMログをローテーションする条件を、以下より選択します。

  • logsize:ログサイズ

  • time:時刻

Java VMログのローテーションのタイプの詳細は、「5.9.6 ログファイルのローテーション」の「■Java VMログの場合」を参照してください。

範囲
  • logsize

  • time

省略値

logsize


Java VMログの最大サイズ

タグ

Size

説明

Java VMログをローテーションするログサイズを指定します。ログファイルのサイズが指定した値に達すると、Java VMログはローテーションされます。

Java VMログの最大サイズの詳細は、「5.9.6 ログファイルのローテーション」の「■Java VMログの場合」を参照してください。

範囲

1~512(Mバイト)

省略値

1


Java VMログのローテーション時刻

タグ

Time

説明

Java VMログをローテーションする時刻を指定します。毎日、指定した時刻になると、Java VMログファイルはローテーションされます。

Java VMログのローテーション時刻の詳細は、「5.9.6 ログファイルのローテーション」の「■Java VMログの場合」を参照してください。

範囲

0~23(時)

省略値

0


Java VMログのバックアップ世代数

タグ

BackupSize

説明

Java VMログファイルのローテーションでバックアップする世代数を指定します。

Java VMログのバックアップ世代数の詳細は、「5.9.6 ログファイルのローテーション」の「■Java VMログの場合」を参照してください。

範囲

1~100

省略値

1


退避するカレントディレクトリの世代数

タグ

NumberOfGenerations

説明

カレントディレクトリをバックアップする世代数を指定します。「0」を指定した場合、カレントディレクトリを世代管理しません。

なお、「0」の指定時に以前のバックアップ資源が存在した場合、そのバックアップ資源は削除されません。必要に応じて、削除してください。

退避するカレントディレクトリの世代数の詳細は、「4.2.2 PCMIサービスのファイル構成 」の「カレントディレクトリー」を参照してください。

範囲

0~5

省略値

1


Javaヒープ領域/メタスペース不足時の制御

タグ

RestartProcessAtOutOfMemory

説明

監視対象プロセスのJava VMの動作に必要なメモリ領域が不足した場合の動作を、以下より選択します。

  • restart:プロセスが強制停止されて、その後、自動的に再起動します。ただし、プロセス自動再起動が無効(false)の場合は、再起動されずに停止します。

  • oome:通常のJavaアプリケーション同様、アプリケーション、およびJakarta EEコンテナに「java.lang.OutOfMemoryError」を返却(スロー)します。

Javaヒープ領域/メタスペース不足時の制御の詳細は、「4.4.2 Javaヒープ領域/メタスペース不足時の制御」を参照してください。

範囲
  • restart

  • oome

省略値

restart


環境変数

タグ

Variable

説明

監視対象のプロセス起動時に使用する環境変数を、「環境変数=値」の形式で指定します。複数の環境変数を指定する場合は、環境変数1つに対して1つのタグを、複数行に分けて指定します。

指定した環境変数は、以下の起動プロセスの環境変数に上書きで設定されます。

起動プロセス

環境変数

DAS
(start-domainサブコマンドで起動)

start-domainサブコマンドを実行したターミナルの環境変数 (注)

GlassFish Serverインスタンス
(start-clusterサブコマンドで起動)

start-domainサブコマンドを実行したターミナルの環境変数 (注)

GlassFish Serverインスタンス
(start-local-instanceサブコマンドで起動)

start-local-instanceサブコマンドを実行したターミナルの環境変数 (注)

すでに環境変数PATH、環境変数LD_LIBRARY_PATH、および環境変数CLASSPATHの設定がある場合は、それぞれの設定値の最後に追加されます。

注)

各サブコマンドをPCMIサービスの起動時の出口機能で実行している場合(サブコマンドを実行したターミナルが存在しない場合)、アプリケーション実行に必要となる環境変数(PATHやLD_LIBRARY_PATH、LANG等)は本項目で設定してください。

注意

以下の環境変数設定は、DASまたはGlassFish ServerインスタンスのJava VMで使用されるjava.library.pathやクラスパスには反映されません。環境変数でネイティブライブラリパスを設定する場合は、Java VMの定義項目の「ネイティブライブラリパスのサフィックス」も設定してください。

  • PATH

  • LD_LIBRARY_PATH

  • CLASSPATH

DASとGlassFish Serverインスタンスのクラスパスを追加する場合は、Java VMの定義項目「クラスパスのサフィックス」に設定します。

範囲

任意の文字列

省略値

なし


起動タイムアウト時間

タグ

maximumDaemonStartupTime

説明

PCMIサービス起動処理がタイムアウトするまでの時間(秒)です。指定時間を経過しても起動処理が完了しない場合、PCMIサービスを含む下記のプロセスを停止して、起動処理は中止されます。

  • PCMIサービス

  • DAS

  • GlassFish Serverインスタンス

PCMIサービス起動処理の詳細は、「5.2 PCMIサービスの運用」を参照してください。

範囲

60~INTMAX-1

省略値

1200


停止タイムアウト時間

タグ

maximumDaemonStopTime

説明

PCMIサービス停止処理がタイムアウトするまでの時間(秒)です。指定時間を経過しても停止処理が完了しない場合、PCMIサービスを含む下記のプロセスが強制停止されます。

  • PCMIサービス

  • DAS

  • GlassFish Serverインスタンス

PCMIサービス停止処理の詳細は、「5.2 PCMIサービスの運用」を参照してください。

範囲

30~INTMAX-1

省略値

180


DASまたはGlassFish Serverインスタンスの再起動タイムアウト時間

タグ

maximumProcessReStartupTime

説明

DASまたはGlassFish Serverインスタンスの再起動処理がタイムアウトするまでの時間(秒)で使用します。「指定時間 + PCMIプロファイルのプロセス起動待ち時間」を経過しても起動処理が完了しない場合、再起動対象のDASまたはGlassFish Serverインスタンスは停止します。

DASまたはGlassFish Serverインスタンスの再起動処理の詳細は、「4.4.1 Java VMプロセスの生死監視」を参照してください。

範囲

30~INTMAX-1

省略値

60


生存通知時の通信で異常が発生した場合のエラーメッセージの通知

タグ

enableSyslogOutput1035

説明

内部通信で異常が発生した場合のエラーメッセージ(PCMI1035)をイベントログ/システムログに通知する(true)/しない(false)を指定します。

範囲
  • true

  • false

省略値

false


PCMIサービス起動時の出口機能で異常が発生した場合の制御

タグ

terminateOnStartHookFailure

説明

PCMIサービス起動時の出口機能で異常が発生した場合、PCMIサービスの起動処理を異常終了する(true)/異常終了せずに起動処理を継続する(false)を指定します。

範囲
  • true

  • false

省略値

false


注意

terminateOnStartHookFailureにtrueを設定した場合であっても、「出口機能定義ファイル」のpcmi.adapter. start.ignore-failureにtrueを設定すると、PCMIサービスは異常終了せずに起動処理が継続されます。ただし、pcmi.adapter.start.ignore-failureは、利用を推奨しません。

terminateOnStartHookFailureとpcmi.adapter.start.ignore-failureを定義した場合の動作は以下を参照してください。pcmi.adapter.start.ignore-failureの詳細は「5.2.6.1 出口機能定義ファイル」を参照してください。

「出口機能定義ファイル」の設定値

terminateOnStartHookFailure=true

terminateOnStartHookFailure=false
(デフォルト)

pcmi.adapter.start.ignore-failure=true

PCMIサービスの起動処理を継続する。

PCMIサービスの起動処理を継続する。

pcmi.adapter.start.ignore-failure=false
(デフォルト)

PCMIサービスの起動処理を異常終了する。

PCMIサービスの起動処理を継続する。
(デフォルト)


関連情報

詳細な説明や関連記事については、以下を参照してください。

内容

参照先

機能説明

4.2 PCMIサービス

コマンド

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