注意
ここで説明している部門サーバ上での操作は、スーパーユーザーで行ってください。
サンプルを利用する方法を説明します。
なお、次の環境を例として説明します。
項目 | 設定 |
---|---|
Charset-Web入力のインストール先 | /opt/FJSVjsvr |
JSVRAXの公開URL | http://SERVERNAME:PORT/JSVRAX/ |
JSVR-CSVサービスの公開URL | http://SERVERNAME:PORT/jsvr_csv/ |
使用する文字処理定義のサンプル | Unicode_2004MS_m_s.js |
手順は次のとおりとなります。
必要なファイルのコピー
サンプルの編集
クライアントでの表示
1. 必要なファイルのコピー
手順
インストールされているサンプルを、ディレクトリごと、"Charset-Web入力のインストール先/webservice/csv/webapps/JSVRAX"ディレクトリにコピーします。
文字処理定義ファイルのサンプルから、必要なものを"Charset-Web入力のインストール先/webservice/csv/webapps/JSVRAX/JSVRAXUser"ディレクトリにコピーします。
参考
文字処理定義ファイルのサンプルについては、「4.4 JSVRAXの文字処理定義のサンプル」を参照してください。
例
手順1、2のコマンドライン操作の例
# cp -r /opt/FJSVjsvr/webservice/csv/sample/JSVRAXUser /opt/FJSVjsvr/webservice/csv/webapps/JSVRAX # cp /opt/FJSVjsvr/webservice/csv/sample/JSVRAXCharBehavMaps/Unicode_2004MS_m_s.js /opt/FJSVjsvr/webservice/csv/webapps/JSVRAX/JSVRAXUser
2. サンプルの編集
コピーしたsample.htmlを、環境に合わせて修正します。
注意
ソースコードの行の先頭に「数字:」(例えば"1:"など)と表記していますが、これは見やすさのために便宜的に追加した行番号です。
修正箇所を次に示します。
1: <!-- 文字処理定義をロードする (★:1/2 src属性に文字処理定義ファイルのパスを指定) --> 2: <SCRIPT src="Unicode_MS932_m_s.js"></SCRIPT> (1) 3: <SCRIPT> 4: var map = Unicode_MS932_m_s; // ★:2/2 右辺に、文字処理定義ファイル内の変数名を指定 (2) 5: </SCRIPT>
(1)の斜体太字部分を、「1. 必要なファイルのコピー」でコピーした文字処理定義ファイルのファイル名に書き換えます。
(2)の斜体太字部分を、文字処理定義ファイル内の変数名に書き換えます。
例
文字処理定義ファイルとしてUnicode_2004MS_m_s.jsを使用する場合、上記の修正箇所は次のようになります。
1: <!-- 文字処理定義をロードする (★:1/2 src属性に文字処理定義ファイルのパスを指定) --> 2: <SCRIPT src="Unicode_2004MS_m_s.js"></SCRIPT> (1) 3: <SCRIPT> 4: var map = Unicode_2004MS_m_s; // ★:2/2 右辺に、文字処理定義ファイル内の変数名を指定 (2) 5: </SCRIPT>
参考
「文字処理定義ファイル内の変数名」は、文字処理定義のサンプルの中の、次の場所を参照して確認できます(斜体太字部分)。
var Unicode_MS932_m_s = [
{init:"0", ...
JSVRAXの公開先URLやJSVR-CSVサービスの公開URLを、ここの説明で例としている環境とは異なる設定にしている場合は、さらに次のように書き換えを行ってください。
sample.htmlの中の"/JSVRAX/"を全て、"/[JSVRAXの公開パス]/"と書き換える。
例えば、JSVRAXの公開先URLを"http://SERVERNAME:PORT/JSVRAXSystem/"としている場合は、"/JSVRAXSystem/"と書き換える。
sample.htmlの中の"/jsvr_csv/csv/"を全て、"/[JSVR-CSVサービスの公開パス]/csv/"と書き換える。
例えば、JSVR-CSVサービスの公開URLを"http://SERVERNAME:PORT/jsvr_csv_server/"としている場合は、"/jsvr_csv_server/csv/"と書き換える。
3. クライアントでの表示
クライアントPC上のWebブラウザで、次のURLを開きます。
http://SERVERNAME:PORT/JSVRAX/JSVRAXUser/sample.html