基本コード運用およびベンダコード運用の場合、資源管理サーバと部門サーバが必要となります。また、資源管理サーバ上で動作する日本語資源管理の「業務」ごとに部門サーバを管理します。
ここでは、主に業務との関連を中心に説明します。
◆Charset-Web入力を新規に導入する
Charset-Web入力用に、資源管理サーバを新しく導入します。また、Charset-Web入力の部門サーバも新しく導入します。資源管理サーバでは、Charset-Web入力用の新しい業務を作成し、この中でCharset-Web入力を運用することになります。モデル図を「図3.2 Charset-Web入力を新規に導入する場合」に示します。
図3.2 Charset-Web入力を新規に導入する場合
インストール手順の概要は次のようになります。
「第5章 資源管理サーバのインストール」およびCharset Manager-Mの「インストールガイド」に従って、資源管理サーバのインストールを行います。このとき、資源管理サーバのCharset Manager-Mに、Charset-Web入力を運用するための業務を作成します。
注意
Charset-Web入力を運用するための業務を作成する際は、次の点に注意してください。
入力辞書の設定手順で、[入力機能を利用する]にチェックを入れる。また、[入力用のマスタコード系]に、Charset-Web入力の運用文字コードと対応した値を設定する。
なお、業務でのサーバグループの準備とその設定は、部門サーバのインストール手順の中で行います。
「第6章 部門サーバのインストール」に従って、部門サーバのインストールを行います。また、インストール後の設定として、業務の配付情報に、部門サーバを設定します。
注意
部門サーバをインストールするときに、運用文字コードを設定する際は、資源管理サーバの業務の[入力用のマスタコード系]の設定と整合性が取れているようにしてください。
業務の配付情報に、部門サーバを設定する際は、次の点に注意してください。
配付情報の設定手順で、[サーバグループの設定]ダイアログの [Web入力サーバである]にチェックを入れる。
業務の作成や設定に関して詳しくは、Charset Manager-Mの「使用手引書 日本語資源管理編」の第3章を参照してください。
◆既存の業務に部門サーバを追加する
すでに、Charset-Web入力を導入し運用している環境に対して、Charset-Web入力の部門サーバを追加導入します。運用中の業務に部門サーバを追加するため、両者の間で、運用文字コードの設定を合わせる必要があります。モデル図を「図3.3 既存の業務に部門サーバを追加する場合」に示します。
図3.3 既存の業務に部門サーバを追加する場合
参考
上の図では、既存のサーバグループに部門サーバを追加導入していますが、業務1に新しくサーバグループを作成し、そこに部門サーバを追加導入することもできます。詳しくは、Charset Manager-Mの「使用手引書 日本語資源管理編」の第3章の「業務を作成する」に関する箇所を参照してください。
インストール手順の概要は次のようになります。
「第6章 部門サーバのインストール」に従って、部門サーバのインストールを行います。また、インストール後の設定として、業務の配付情報に、部門サーバを設定します。
注意
部門サーバをインストールするときに、運用文字コードを設定する際は、資源管理サーバの業務の[入力用のマスタコード系]の設定と整合性が取れているようにしてください。
資源管理サーバに関する次の情報が、部門サーバのインストール時に必要になりますので確認しておいてください。
資源管理サーバのサーバ名
部門サーバを追加する業務の業務名
参考
業務の配付情報に部門サーバを設定する際には、次のいずれも可能です。
既存のサーバグループに部門サーバを設定する。
新しいサーバグループを作成し、そこに部門サーバを設定する。
業務の作成や設定に関して詳しくは、Charset Manager-Mの「使用手引書 日本語資源管理編」の第3章を参照してください。
◆新しい業務を作成し、部門サーバを導入する
すでに、Charset-Web入力を導入し運用している環境に対して、新しく業務を作成し、そこにCharset-Web入力の部門サーバを導入します。運用中の業務に部門サーバを追加する場合と違い、新しく業務を作成するため、すでに運用中の業務で使われている運用文字コードとは異なる設定で部門サーバを導入することができます。モデル図を「図3.4 新しい業務を作成して部門サーバを導入する場合」に示します。
図3.4 新しい業務を作成して部門サーバを導入する場合
注意
負荷分散を行う場合、対象とするサーバグループ間で、異なる運用文字コードを使用することはできません。
インストール手順の概要は次のようになります。
Charset Manager-Mの「使用手引書 日本語資源管理編」の第3章に従って、資源管理サーバのCharset Manager-Mに、Charset-Web入力を運用するための新しい業務を作成します。
注意
Charset-Web入力を運用するための業務を作成する際は、次の点に注意してください。
入力辞書の設定手順で、[入力機能を利用する]にチェックを入れる。また、[入力用のマスタコード系]に、Charset-Web入力の運用文字コードと対応した値を設定する。
「5.5 設定」も併せて参照してください。
なお、業務でのサーバグループの準備とその設定は、部門サーバのインストール手順の中で行います。
「第6章 部門サーバのインストール」に従って、部門サーバのインストールを行います。また、インストール後の設定として、業務の配付情報に、部門サーバを設定します。
注意
部門サーバをインストールするときに、運用文字コードの設定を行う際は、資源管理サーバの業務の[入力用のマスタコード系]の設定と整合性が取れているようにしてください。
業務の配付情報に、部門サーバを設定する際は、次の点に注意してください。
配付情報の設定手順で、[サーバグループの設定]ダイアログの [Web入力サーバである]にチェックを入れる。
業務の作成や設定に関して詳しくは、Charset Manager-Mの「使用手引書 日本語資源管理編」の第3章を参照してください。