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WSMGR for Web V9 使用手引書
FUJITSU Software

34.3.11 Fieldsオブジェクト

エミュレータ画面のフィールドオブジェクトをリストで保持するオブジェクトです。Fieldsオブジェクトを使用するには、screenオブジェクトのfieldsメソッドでオブジェクトの取得が必要です。

メソッド名

機能

Filter

指定したセレクターで絞り込んだ結果のFieldsオブジェクトを取得

Get

指定したインデックスのフィールドを取得

GetNextField

Fieldsオブジェクトが保持する各フィールドより指定した先にあるフィールドを取得

GetNextInputField

Fieldsオブジェクトが保持する各フィールドの次の非保護フィールドを取得

Next

Fieldsオブジェクトが保持する各フィールドの次のフィールドを取得

Prev

Fieldsオブジェクトが保持する各フィールドの前のフィールドを取得


プロパティ名

設定

参照

機能

Length

-

Fieldsオブジェクトが保持するフィールド数


Filter

セレクターで絞り込んだFieldsオブジェクトの取得

指定したセレクターで絞り込んだ結果から、Fieldsオブジェクトを取得します。


●呼び出し形式

Filter(selector)

●パラメータ

パラメータ

説明

省略時の初期値

selector

Fieldsオブジェクトが保持するFieldオブジェクトのリストから抽出する条件を指定
抽出条件はScreenオブジェクトのGetFieldsメソッドを参照

すべて("*")


●リターン値

関数の呼び出しに成功すると取得したFieldsオブジェクトを返します。一致する文字列が見つからなかった場合、およびエラーが発生した場合は、FieldsオブジェクトのLengthプロパティが0のFieldsオブジェクトを返します。エラーの詳細は、GetErrorメソッドにより取得できます。


C#を用いて記述した例

var dspemu = new WsmgrDspemu();  // インスタンスの作成

var fields = dspemu.Screen.GetFields("担当");  // 文字列「担当」を含むFieldsオブジェクトを取得
fields = fields.Filter("{attr: 'protect'}"); // 保護フィールドで絞り込み

Get

指定したインデックスのフィールドを取得

指定したインデックス位置に存在するフィールドを取得します。


●呼び出し形式

Get(index)

●パラメータ

パラメータ

説明

省略時の初期値

index

Fieldオブジェクトのインデックス位置(0以上)

省略できません


●リターン値

関数の呼び出しに成功すると指定位置のFieldオブジェクトを返します。エラーが発生した場合はnullを返します。エラーの詳細は、GetErrorメソッドにより取得できます。


C#を用いて記述した例

var dspemu = new WsmgrDspemu();  // インスタンスの作成

var fields = dspemu.Screen.GetFields("担当");  // 文字列「担当」を含むfieldsオブジェクトを取得
for (var i = 0; i < fields.Length; i++) {
    var field = fields.get(i); 
}

GetNextField

Fieldsオブジェクトより指定した先に存在するFieldsオブジェクトを取得

Fieldsオブジェクトが保持するすべてのフィールドより取得したFieldsオブジェクトから、指定数分先に存在するFieldsオブジェクトを取得します。


●呼び出し形式

GetNextField(index)

●パラメータ

パラメータ

説明

省略時の初期値

index

取得対象のFieldオブジェクトまでの数を指定

1


●リターン値

関数の呼び出しに成功すると取得したFieldsオブジェクトを返します。フィールドが見つからなかった場合、およびエラーが発生した場合はFieldsオブジェクトのLengthプロパティが0のFieldsオブジェクトを返します。エラーの詳細は、GetErrorメソッドにより取得できます。


C#を用いて記述した例

var dspemu = new WsmgrDspemu();  // インスタンスの作成

var fields = dspemu.Screen.GetFields("ユーザID");  // 文字列"ユーザID"を含むFieldsオブジェクトを取得
fields = fields.GetNextField(2); // 2つ先のフィールドを含むFieldsオブジェクトの取得

GetNextInputField

Fieldsオブジェクトの次の非保護フィールドのFieldsオブジェクトを取得

Fieldsオブジェクトが保持するすべての非保護フィールドより、次の非保護フィールドを保持するFieldsオブジェクトを取得します。


●呼び出し形式

GetNextInputField()

●パラメータ

ありません


●リターン値

関数の呼び出しに成功すると取得したFieldsオブジェクトを返します。フィールドが見つからなかった場合、およびエラーが発生した場合はFieldsオブジェクトのlengthプロパティが0のFieldsオブジェクトを返します。エラーの詳細は、GetErrorメソッドにより取得できます。


C#を用いて記述した例

var dspemu = new WsmgrDspemu();  // インスタンスの作成

var fields = dspemu.Screen.GetFields("ユーザID");  // 文字列"ユーザID"を含むFieldsオブジェクトを取得
fields = fields.GetNextInputField(); // フィールドの次の非保護フィールドを含むFieldsオブジェクトの取得

Next

Fieldsオブジェクト内の次のFieldsオブジェクトを取得

Fieldsオブジェクトが保持するすべてのフィールドより現在のフィールドの次のフィールドから、Fieldsオブジェクトを取得します。


●呼び出し形式

Next()

●パラメータ

ありません


●リターン値

関数の呼び出しに成功すると次のFieldsオブジェクトを返します。現在のフィールドが最終フィールドで、次のフィールドが存在しない場合、およびエラーの場合はFieldsオブジェクトのLengthプロパティが0のFieldsオブジェクトを返します。エラーの詳細は、GetErrorメソッドにより取得できます。


C#を用いて記述した例

var dspemu = new WsmgrDspemu();  // インスタンスの作成

var fields = dspemu.Screen.GetFields("{attr: 'protect'}");  // 保護フィールドのFieldsオブジェクトを取得
fields = fields.Next(); //次のフィールドを含む、Fieldsオブジェクトを取得

Prev

Fieldsオブジェクト内の前のFieldsオブジェクトを取得

Fieldsオブジェクトが保持するすべてのオブジェクトより、現在のフィールドの前のフィールドから、Fieldsオブジェクトを取得します。


●呼び出し形式

Prev()

●パラメータ

ありません


●リターン値

関数の呼び出しに成功すると前のFieldsオブジェクトを返します。現在のフィールドが先頭フィールドで、前のフィールドが存在しない場合、およびエラーの場合はFieldsオブジェクトのLengthプロパティが0のFieldsオブジェクトを返します。エラーの詳細は、GetErrorメソッドにより取得できます。


C#を用いて記述した例

var dspemu = new WsmgrDspemu();  // インスタンスの作成

var fields = dspemu.Screen.GetFields("{attr : 'unprotect'}");  // 非保護フィールドのFieldsオブジェクトを取得
fields = fields.Prev(); //前のフィールドを含むFieldsオブジェクトを取得