エミュレータ画面のフィールドオブジェクトをリストで保持するオブジェクトです。Fieldsオブジェクトを使用するには、screenオブジェクトのfieldsメソッドでオブジェクトの取得が必要です。
メソッド名 | 機能 |
---|---|
Filter | 指定したセレクターで絞り込んだ結果のFieldsオブジェクトを取得 |
Get | 指定したインデックスのフィールドを取得 |
GetNextField | Fieldsオブジェクトが保持する各フィールドより指定した先にあるフィールドを取得 |
GetNextInputField | Fieldsオブジェクトが保持する各フィールドの次の非保護フィールドを取得 |
Next | Fieldsオブジェクトが保持する各フィールドの次のフィールドを取得 |
Prev | Fieldsオブジェクトが保持する各フィールドの前のフィールドを取得 |
プロパティ名 | 設定 | 参照 | 機能 |
---|---|---|---|
Length | - | ○ | Fieldsオブジェクトが保持するフィールド数 |
セレクターで絞り込んだFieldsオブジェクトの取得
指定したセレクターで絞り込んだ結果から、Fieldsオブジェクトを取得します。
●呼び出し形式
Filter(selector)
●パラメータ
パラメータ | 説明 | 省略時の初期値 |
---|---|---|
selector | Fieldsオブジェクトが保持するFieldオブジェクトのリストから抽出する条件を指定 | すべて("*") |
●リターン値
関数の呼び出しに成功すると取得したFieldsオブジェクトを返します。一致する文字列が見つからなかった場合、およびエラーが発生した場合は、FieldsオブジェクトのLengthプロパティが0のFieldsオブジェクトを返します。エラーの詳細は、GetErrorメソッドにより取得できます。
●C#を用いて記述した例
var dspemu = new WsmgrDspemu(); // インスタンスの作成 var fields = dspemu.Screen.GetFields("担当"); // 文字列「担当」を含むFieldsオブジェクトを取得 fields = fields.Filter("{attr: 'protect'}"); // 保護フィールドで絞り込み
指定したインデックスのフィールドを取得
指定したインデックス位置に存在するフィールドを取得します。
●呼び出し形式
Get(index)
●パラメータ
パラメータ | 説明 | 省略時の初期値 |
---|---|---|
index | Fieldオブジェクトのインデックス位置(0以上) | 省略できません |
●リターン値
関数の呼び出しに成功すると指定位置のFieldオブジェクトを返します。エラーが発生した場合はnullを返します。エラーの詳細は、GetErrorメソッドにより取得できます。
●C#を用いて記述した例
var dspemu = new WsmgrDspemu(); // インスタンスの作成 var fields = dspemu.Screen.GetFields("担当"); // 文字列「担当」を含むfieldsオブジェクトを取得 for (var i = 0; i < fields.Length; i++) { var field = fields.get(i); }
Fieldsオブジェクトより指定した先に存在するFieldsオブジェクトを取得
Fieldsオブジェクトが保持するすべてのフィールドより取得したFieldsオブジェクトから、指定数分先に存在するFieldsオブジェクトを取得します。
●呼び出し形式
GetNextField(index)
●パラメータ
パラメータ | 説明 | 省略時の初期値 |
---|---|---|
index | 取得対象のFieldオブジェクトまでの数を指定 | 1 |
●リターン値
関数の呼び出しに成功すると取得したFieldsオブジェクトを返します。フィールドが見つからなかった場合、およびエラーが発生した場合はFieldsオブジェクトのLengthプロパティが0のFieldsオブジェクトを返します。エラーの詳細は、GetErrorメソッドにより取得できます。
●C#を用いて記述した例
var dspemu = new WsmgrDspemu(); // インスタンスの作成 var fields = dspemu.Screen.GetFields("ユーザID"); // 文字列"ユーザID"を含むFieldsオブジェクトを取得 fields = fields.GetNextField(2); // 2つ先のフィールドを含むFieldsオブジェクトの取得
Fieldsオブジェクトの次の非保護フィールドのFieldsオブジェクトを取得
Fieldsオブジェクトが保持するすべての非保護フィールドより、次の非保護フィールドを保持するFieldsオブジェクトを取得します。
●呼び出し形式
GetNextInputField()
●パラメータ
ありません
●リターン値
関数の呼び出しに成功すると取得したFieldsオブジェクトを返します。フィールドが見つからなかった場合、およびエラーが発生した場合はFieldsオブジェクトのlengthプロパティが0のFieldsオブジェクトを返します。エラーの詳細は、GetErrorメソッドにより取得できます。
●C#を用いて記述した例
var dspemu = new WsmgrDspemu(); // インスタンスの作成 var fields = dspemu.Screen.GetFields("ユーザID"); // 文字列"ユーザID"を含むFieldsオブジェクトを取得 fields = fields.GetNextInputField(); // フィールドの次の非保護フィールドを含むFieldsオブジェクトの取得
Fieldsオブジェクト内の次のFieldsオブジェクトを取得
Fieldsオブジェクトが保持するすべてのフィールドより現在のフィールドの次のフィールドから、Fieldsオブジェクトを取得します。
●呼び出し形式
Next()
●パラメータ
ありません
●リターン値
関数の呼び出しに成功すると次のFieldsオブジェクトを返します。現在のフィールドが最終フィールドで、次のフィールドが存在しない場合、およびエラーの場合はFieldsオブジェクトのLengthプロパティが0のFieldsオブジェクトを返します。エラーの詳細は、GetErrorメソッドにより取得できます。
●C#を用いて記述した例
var dspemu = new WsmgrDspemu(); // インスタンスの作成 var fields = dspemu.Screen.GetFields("{attr: 'protect'}"); // 保護フィールドのFieldsオブジェクトを取得 fields = fields.Next(); //次のフィールドを含む、Fieldsオブジェクトを取得
Fieldsオブジェクト内の前のFieldsオブジェクトを取得
Fieldsオブジェクトが保持するすべてのオブジェクトより、現在のフィールドの前のフィールドから、Fieldsオブジェクトを取得します。
●呼び出し形式
Prev()
●パラメータ
ありません
●リターン値
関数の呼び出しに成功すると前のFieldsオブジェクトを返します。現在のフィールドが先頭フィールドで、前のフィールドが存在しない場合、およびエラーの場合はFieldsオブジェクトのLengthプロパティが0のFieldsオブジェクトを返します。エラーの詳細は、GetErrorメソッドにより取得できます。
●C#を用いて記述した例
var dspemu = new WsmgrDspemu(); // インスタンスの作成 var fields = dspemu.Screen.GetFields("{attr : 'unprotect'}"); // 非保護フィールドのFieldsオブジェクトを取得 fields = fields.Prev(); //前のフィールドを含むFieldsオブジェクトを取得