エミュレータ画面のフィールド情報を参照、および操作するためのオブジェクトです。Fieldオブジェクトを使用するには、ScreenオブジェクトのFindFieldメソッドでオブジェクトの取得が必要です。
メソッド名 | 機能 |
---|---|
GetColor | フィールドカラー値の取得 |
GetEndCol | フィールドの終了桁位置を取得 |
GetEndPos | フィールド終了位置の取得 |
GetEndRow | フィールドの終了行位置を取得 |
GetName | フィールドに設定した名前を取得 |
GetNextField | 指定した先にあるフィールドオブジェクトを取得 |
GetNextInputField | 次の非保護フィールドのFieldオブジェクトを取得 |
GetStartCol | フィールドの開始桁位置を取得 |
GetStartPos | フィールド開始位置の取得 |
GetStartRow | フィールドの開始行位置を取得 |
GetText | フィールド文字列の取得 |
IsAutoEnter | オートエンターフィールドの判定 |
IsBlink | ブリンクフィールドの判定 |
IsComplete | 完全入力フィールドの判定 |
IsEscape | 脱出要求フィールドの判定 |
IsHilight | 高輝度フィールドの判定 |
IsInput | 非保護フィールドの判定 |
IsKana | かなフィールドの判定 |
IsKonzai | 混在フィールドの判定 |
IsLightpen | ライトペン検出可能フィールドの判定 |
IsNihongo | 日本語フィールドの判定 |
IsNumeric | 数字フィールドの判定 |
IsProtected | 保護フィールドの判定 |
IsReverse | 反転フィールドの判定 |
IsTrigger | トリガーフィールドの判定 |
IsUnderScore | 下線フィールドの判定 |
IsVisible | 可視フィールドの判定 |
Next | 次のFieldオブジェクトを取得 |
Prev | 前のFieldオブジェクトを取得 |
SetName | フィールドに名前を設定 |
SetText | フィールドに文字列を入力 |
プロパティ名 | 設定 | 参照 | 機能 |
---|---|---|---|
Length | - | ○ | フィールド長を取得 ※フィールドアトリビュートは含まれません |
フィールドカラー値の取得
フィールドより表示カラーの値を取得します。
●呼び出し形式
GetColor()
●パラメータ
ありません
●リターン値
関数の呼び出しに成功するとカラーを示す値の文字列を返します。
返却される文字列 | 説明 |
---|---|
Default | 背景色(初期値) |
Blue | 青 |
Red | 赤 |
Magenta | マゼンタ |
Green | 緑 |
Cyan | シアン |
Yellow | 黄 |
white | 白 |
●C#を用いて記述した例
var dspemu = new WsmgrDspemu(); // インスタンスの作成 var field = dspemu.Screen.FindField("ユーザID"); // 文字列「ユーザID」を含むFieldオブジェクトを取得 var color = field.GetColor(); // 上記のカラー値を取得
フィールドの終了桁位置を取得
フィールドの終了桁位置を取得します。
●呼び出し形式
GetEndCol()
●パラメータ
ありません
●リターン値
関数の呼び出しに成功するとフィールドの終了桁位置を返します。エラーが発生した場合は-1を返します。エラーの詳細は、GetErrorメソッドにより取得できます。
●C#を用いて記述した例
var dspemu = new WsmgrDspemu(); // インスタンスの作成 var field = dspemu.Screen.FindField("ユーザID"); // 文字列「ユーザID」を含むFieldオブジェクトを取得 var col = field.GetEndCol(); // フィールドの終了桁位置を取得
フィールド終了位置の取得
フィールドの終了位置のアドレスを取得します。
●呼び出し形式
GetEndPos()
●パラメータ
ありません
●リターン値
関数の呼び出しに成功するとフィールドの終了位置のアドレスを返します。
●C#を用いて記述した例
var dspemu = new WsmgrDspemu(); // インスタンスの作成 var field = dspemu.Screen.FindField("ユーザID"); // 文字列「ユーザID」を含むFieldオブジェクトを取得 var addr = field.GetEndPos(); // フィールドの終了位置を取得
フィールドの終了行位置を取得
フィールドの終了行位置を取得します。
●呼び出し形式
GetEndRow()
●パラメータ
ありません
●リターン値
関数の呼び出しに成功するとフィールドの終了行位置を返します。エラーが発生した場合は-1を返します。エラーの詳細は、GetErrorメソッドにより取得できます。
●C#を用いて記述した例
var dspemu = new WsmgrDspemu(); // インスタンスの作成 var field = dspemu.Screen.FindField("ユーザID"); // 文字列「ユーザID」を含むFieldオブジェクトを取得 var row = field.GetEndRow(); // フィールドの終了行位置を取得
フィールドに設定した名前を取得
フィールドに設定した名前を取得します。
●呼び出し形式
GetName ()
●パラメータ
ありません
●リターン値
関数の呼び出しに成功するとフィールド名を返します。名前が設定されていない場合、およびエラーが発生した場合は空文字を返します。エラーの詳細は、GetErrorメソッドにより取得できます。
●C#を用いて記述した例
var dspemu = new WsmgrDspemu(); // インスタンスの作成 var field = dspemu.Screen.FindField("担当者"); // 文字列「担当者」を含むFieldオブジェクトを取得 var name = field.GetName(); // フィールドの名前を取得
指定した先に存在するフィールドオブジェクトを取得
エミュレータ画面より取得したFieldオブジェクトから、指定数分先に存在するFieldオブジェクトを取得します。
●呼び出し形式
GetNextField(index)
●パラメータ
パラメータ | 説明 | 省略時の初期値 |
---|---|---|
index | 取得対象のFieldオブジェクトまでの数を指定 | 1 |
●リターン値
関数の呼び出しに成功すると取得したFieldオブジェクトを返します。フィールドが見つからなかった場合、およびエラーが発生した場合はnullを返します。エラーの詳細は、GetErrorメソッドにより取得できます。
●C#を用いて記述した例
var dspemu = new WsmgrDspemu(); // インスタンスの作成 var field = dspemu.Screen.FindField("ユーザID"); // 文字列「ユーザID」を含むFieldオブジェクトを取得 field = field.GetNextField(2); // 2つ先のフィールドの取得
次の非保護フィールドのFieldオブジェクトを取得
エミュレータ画面より取得したFieldオブジェクトの次に定義されている入力フィールドを取得します。
●呼び出し形式
GetNextInputField()
●パラメータ
ありません
●リターン値
関数の呼び出しに成功すると取得したFieldオブジェクトを返します。フィールドが見つからなかった場合、およびエラーが発生した場合はnullを返します。エラーの詳細は、GetErrorメソッドにより取得できます。
●C#を用いて記述した例
var dspemu = new WsmgrDspemu(); // インスタンスの作成 var field = dspemu.Screen.FindField("ユーザID"); // 文字列「ユーザID」を含むFieldオブジェクトを取得 field = field.GetNextInputField(); // 非保護フィールドの取得
フィールドの開始桁位置を取得
フィールドの開始桁位置を取得します。
●呼び出し形式
GetStartCol()
●パラメータ
ありません
●リターン値
関数の呼び出しに成功するとフィールドの開始桁位置を返します。エラーが発生した場合は-1を返します。エラーの詳細は、GetErrorメソッドにより取得できます。
●C#を用いて記述した例
var dspemu = new WsmgrDspemu(); // インスタンスの作成 var field = dspemu.Screen.FindField("ユーザID"); // 文字列「ユーザID」を含むFieldオブジェクトを取得 var col = field.GetStartCol(); // フィールドの開始桁位置を取得
フィールド開始位置の取得
フィールドの開始位置のアドレスを取得します。
●呼び出し形式
GetStartPos()
●パラメータ
ありません
●リターン値
関数の呼び出しに成功するとフィールドの開始位置のアドレスを返します
●C#を用いて記述した例
var dspemu = new WsmgrDspemu(); // インスタンスの作成 var field = dspemu.Screen.FindField("ユーザID"); // 文字列「ユーザID」を含むFieldオブジェクトを取得 var addr = field.GetStartPos(); // フィールドの開始位置を取得
フィールドの開始行位置を取得
フィールドの開始行位置を取得します。
●呼び出し形式
GetStartRow()
●パラメータ
ありません
●リターン値
関数の呼び出しに成功するとフィールドの開始行位置を返します。エラーが発生した場合は-1を返します。エラーの詳細は、GetErrorメソッドにより取得できます。
●C#を用いて記述した例
var dspemu = new WsmgrDspemu(); // インスタンスの作成 var field = dspemu.Screen.FindField("ユーザID"); // 文字列「ユーザID」を含むFieldオブジェクトを取得 var row = field.GetStartRow(); // フィールドの開始行位置を取得
フィールド文字列の取得
フィールド内の文字列を取得します。
●呼び出し形式
GetText()
●パラメータ
パラメータはありませんが、リモートフォントをコード値で取得する場合は、次の関連プロパティをあらかじめ設定してください。
プロパティ | 説明 | 省略時の初期値 |
---|---|---|
TextCodeType | エミュレータ画面から取得する文字列に含まれるリモートフォントをコード値で取得するか指定します。 | ""空文字 |
参考
TextCodeTypeプロパティに'mixed'を指定した場合、指定範囲に含まれる「[」はエスケープされ「[[」として取得されます。
●リターン値
関数の呼び出しに成功するとフィールドの文字列を返します。フィールドに文字が存在しない場合、またはエラーが発生した場合は空文字を返します。エラーの詳細は、GetErrorメソッドにより取得できます。
●C#を用いて記述した例
var dspemu = new WsmgrDspemu(); // インスタンスの作成 var field = dspemu.Screen.FindField("ユーザID"); // 文字列「ユーザID」を含むfieldオブジェクトを取得 var text = field.GetText(); // フィールドの文字を取得
オートエンターフィールドの判定
フィールドがオートエンターフィールドであるかを判定します。
●呼び出し形式
IsAutoEnter()
●パラメータ
ありません
●リターン値
オートエンターフィールドの場合はtrueを返します。オートエンターフィールド以外の場合はfalseを返します。
●C#を用いて記述した例
var dspemu = new WsmgrDspemu(); // インスタンスの作成 var field = dspemu.Screen.FindField("ユーザID"); // 文字列「ユーザID」を含むFieldオブジェクトを取得 if (field.SsAutoEnter()) // オートエンターフィールドかどうか Cosole.WriteLine("フィールドはオートエンターフィールドです");
ブリンクフィールドの判定
フィールドがブリンクフィールドであるかを判定します。
●呼び出し形式
IsBlink()
●パラメータ
ありません
●リターン値
ブリンクフィールドの場合はtrueを返します。ブリンクフィールド以外の場合はfalseを返します。
●C#を用いて記述した例
var dspemu = new WsmgrDspemu(); // インスタンスの作成 var field = dspemu.Screen.FindField("ユーザID"); // 文字列「ユーザID」を含むFieldオブジェクトを取得 if (field.IsBlink()) // ブリンクフィールドかどうか Console.WriteLine("フィールドはブリンクフィールドです");
完全入力フィールドの判定
フィールドが完全入力フィールドであるかを判定します。
●呼び出し形式
IsComplete()
●パラメータ
ありません
●リターン値
完全入力フィールドの場合はtrueを返します。完全入力フィールド以外の場合はfalseを返します。
●C#を用いて記述した例
var dspemu = new WsmgrDspemu(); // インスタンスの作成 var field = dspemu.Screen.FindField("ユーザID"); // 文字列「ユーザID」を含むFieldオブジェクトを取得 if (field.IsComplete()) // 完全入力フィールドかどうか console.WriteLine("フィールドは完全入力フィールドです");
脱出要求フィールドの判定
フィールドが脱出要求フィールドであるかを判定します。
●呼び出し形式
IsEscape()
●パラメータ
ありません
●リターン値
脱出要求フィールドの場合はtrueを返します。脱出要求フィールド以外の場合はfalseを返します。
●C#を用いて記述した例
var dspemu = new WsmgrDspemu(); // インスタンスの作成 var field = dspemu.Screen.FindField("ユーザID"); // 文字列「ユーザID」を含むFieldオブジェクトを取得 if (field.IsEscape()) // 脱出要求フィールドかどうか console.WriteLine("フィールドは脱出要求フィールドです");
高輝度フィールドの判定
フィールドが高輝度フィールドであるかを判定します。
●呼び出し形式
IsHilight()
●パラメータ
ありません
●リターン値
高輝度フィールドの場合はtrueを返します。高輝度フィールド以外の場合はfalseを返します。
●C#を用いて記述した例
var dspemu = new WsmgrDspemu(); // インスタンスの作成 var field = dspemu.Screen.FindField("ユーザID"); // 文字列「ユーザID」を含むFieldオブジェクトを取得 if (field.IsHilight()) // 高輝度フィールドかどうか console.WriteLine("フィールドは高輝度フィールドです");
非保護フィールドの判定
非保護フィールドを判定します。
●呼び出し形式
IsInput()
●パラメータ
ありません
●リターン値
非保護フィールドの場合、trueを返します。非保護フィールド以外の場合はfalseを返します。
●C#を用いて記述した例
var dspemu = new WsmgrDspemu(); // インスタンスの作成 var field = dspemu.Screen.FindField("ユーザID"); // 文字列「ユーザID」を含むFieldオブジェクトを取得 if (field.IsInput()) { // フィールドが非保護フィールドかどうか console.WriteLine("フィールドは非保護フィールドです"); }
かなフィールドの判定
フィールドがかなフィールドであるかを判定します。
●呼び出し形式
IsKana()
●パラメータ
ありません
●リターン値
かなフィールドの場合はtrueを返します。かなフィールド以外の場合はfalseを返します。
●C#を用いて記述した例
var dspemu = new WsmgrDspemu(); // インスタンスの作成 var field = dspemu.Screen.FindField("ユーザID"); // 文字列「ユーザID」を含むFieldオブジェクトを取得 if (field.IsKana()) // かなフィールドかどうか console.WriteLine("フィールドはかなフィールドです");
混在フィールドの判定
フィールドが混在フィールドであるかを判定します。
●呼び出し形式
IsKonzai()
●パラメータ
ありません
●リターン値
混在フィールドの場合はtrueを返します。混在フィールド以外の場合はfalseを返します。
●C#を用いて記述した例
var dspemu = new WsmgrDspemu(); // インスタンスの作成 var field = dspemu.Screen.FindField("ユーザID"); // 文字列「ユーザID」を含むFieldオブジェクトを取得 if (field.IsKonzai()) // 混在フィールドかどうか console.WriteLine("フィールドは混在フィールドです");
ライトペン検出可能フィールドの判定
フィールドがライトペン検出可能フィールドであるかを判定します。
●呼び出し形式
IsLightpen()
●パラメータ
ありません
●リターン値
ライトペン検出可能フィールドの場合はtrueを返します。ライトペン検出可能フィールド以外の場合はfalseを返します。
●C#を用いて記述した例
var dspemu = new WsmgrDspemu(); // インスタンスの作成 var field = dspemu.Screen.FindField("ユーザID"); // 文字列「ユーザID」を含むFieldオブジェクトを取得 if (field.IsLightpen()) // ライトペン検出フィールドかどうか console.WriteLine("フィールドはライトペン検出可能フィールドです");
日本語フィールドの判定
フィールドが日本語フィールドであるかを判定します。
●呼び出し形式
IsNihongo()
●パラメータ
ありません
●リターン値
日本語フィールドの場合はtrueを返します。日本語フィールド以外の場合はfalseを返します。
●C#を用いて記述した例
var dspemu = new WsmgrDspemu(); // インスタンスの作成 var field = dspemu.Screen.FindField("ユーザ"); // 文字列「ユーザ」を含むFieldオブジェクトを取得 if (field.IsNihongo()) // 日本語フィールドかどうか console.WriteLine("フィールドは日本語フィールドです");
数字フィールドの判定
フィールドが数字フィールドであるかを判定します。
●呼び出し形式
IsNumeric()
●パラメータ
ありません
●リターン値
数字フィールドの場合はtrueを返します。数字フィールド以外の場合はfalseを返します。
●C#を用いて記述した例
var dspemu = new WsmgrDspemu(); // インスタンスの作成 var field = dspemu.Screen.FindField("ユーザID"); // 文字列「ユーザID」を含むFieldオブジェクトを取得 if (field.IsNumeric()) // 数字フィールドかどうか console.WriteLine("フィールドは数字フィールドです");
保護フィールドの判定
フィールドが保護フィールドであるかを判定します。
●呼び出し形式
IsProtected()
●パラメータ
ありません
●リターン値
保護フィールドの場合はtrueを返します。保護フィールド以外の場合はfalseを返します。
●C#を用いて記述した例
var dspemu = new WsmgrDspemu(); // インスタンスの作成 var field = dspemu.Screen.FindField("ユーザID"); // 文字列「ユーザID」を含むFieldオブジェクトを取得 if (field.IsProtected()) // 保護フィールドかどうか console.WriteLine("フィールドは保護フィールドです");
反転フィールドの判定
フィールドが反転フィールドであるかを判定します。
●呼び出し形式
IsReverse()
●パラメータ
ありません
●リターン値
反転フィールドの場合はtrueを返します。反転フィールド以外の場合はfalseを返します。
●C#を用いて記述した例
var dspemu = new WsmgrDspemu(); // インスタンスの作成 var field = dspemu.Screen.FindField("ユーザID"); // 文字列「ユーザID」を含むFieldオブジェクトを取得 if (field.IsReverse()) // 反転フィールドかどうか console.WriteLine("フィールドは反転フィールドです");
トリガーフィールドの判定
フィールドがトリガーフィールドであるかを判定します。
●呼び出し形式
IsTrigger()
●パラメータ
ありません
●リターン値
トリガーフィールドの場合はtrueを返します。トリガーフィールド以外の場合はfalseを返します。
●C#を用いて記述した例
var dspemu = new WsmgrDspemu(); // インスタンスの作成 var field = dspemu.Screen.FindField("ユーザID"); // 文字列「ユーザID」を含むFieldオブジェクトを取得 if (field.IsTrigger()) // トリガーフィールドかどうか console.WriteLine("フィールドはトリガーフィールドです");
下線フィールドの判定
フィールドが下線フィールドであるかを判定します。
●呼び出し形式
IsUnderScore()
●パラメータ
ありません
●リターン値
下線フィールドの場合はtrueを返します。下線フィールド以外の場合はfalseを返します。
●C#を用いて記述した例
var dspemu = new WsmgrDspemu(); // インスタンスの作成 var field = dspemu.Screen.FindField("ユーザID"); // 文字列「ユーザID」を含むFieldオブジェクトを取得 if (field.IsUnderScore()) // 下線フィールドかどうか console.WriteLine("フィールドは下線フィールドです");
可視フィールドの判定
フィールドが表示可能なフィールドであるかを判定します。
●呼び出し形式
IsVisible()
●パラメータ
ありません
●リターン値
可視フィールドの場合はtrueを返します。可視フィールド以外の場合はfalseを返します。
●C#を用いて記述した例
var dspemu = new WsmgrDspemu(); // インスタンスの作成 var field = dspemu.Screen.FindField("ユーザID"); // 文字列「ユーザID」を含むFieldオブジェクトを取得 if (field.IsVisible()) // 可視フィールドかどうか console.WriteLine("フィールドは可視フィールドです");
次のFieldオブジェクトを取得
現在のフィールドの次のフィールドから、Fieldオブジェクトを取得します。
●呼び出し形式
Next()
●パラメータ
ありません
●リターン値
関数の呼び出しに成功すると次のFieldオブジェクトを返します。現在のフィールドが最終フィールドで、次のフィールドが存在しない場合nullを返します。
●C#を用いて記述した例
var dspemu = new WsmgrDspemu(); // インスタンスの作成 var field = dspemu.Screen.FindField("ユーザID"); // 文字列「ユーザID」を含むFieldオブジェクトを取得 var nextfield = field.Next(); // 上記の次のオブジェクトを取得
前のFieldオブジェクトを取得
現在のフィールドの前のフィールドから、Fieldオブジェクトを取得します。
●呼び出し形式
Prev()
●パラメータ
ありません
●リターン値
関数の呼び出しに成功すると前のFieldオブジェクトを返します。現在のフィールドが先頭フィールドで、前のフィールドが存在しない場合nullを返します。
●C#を用いて記述した例
var dspemu = new WsmgrDspemu(); // インスタンスの作成 var field = dspemu.Screen.FindField("ユーザID"); // 文字列「ユーザID」を含むFieldオブジェクトを取得 var prevfield = field.Prev(); // 上記の前のオブジェクトを取得
フィールドへ名前を設定
エミュレータ画面のフィールドに名前を指定します。
●呼び出し形式
SetName(name)
●パラメータ
パラメータ | 説明 | 省略時の初期値 |
---|---|---|
name | フィールドに設定する名前の文字列 | 設定した値をクリア |
注意
複数のフィールドに同じ名前を指定することはできません。
●リターン値
関数の呼び出しに成功するとtrueを返します。エラーが発生した場合はfalseを返します。エラーの詳細は、GetErrorメソッドにより取得できます。
●C#を用いて記述した例
var dspemu = new WsmgrDspemu(); // インスタンスの作成 var field = dspemu.Screen.FindField("担当者"); // 文字列「担当者」を含むFieldオブジェクトを取得 field.SetName("担当者"); // フィールドの名前を「担当者」に設定
フィールドに文字列を入力
フィールドに指定した文字列を入力します。文字列はフィールドの先頭から入力され、フィールド長で指定文字列を切り詰めて入力します。
●呼び出し形式
SetText(text)
●パラメータ
パラメータ | 説明 | 省略時の初期値 |
---|---|---|
text | 入力する文字列 | 省略できません |
●リターン値
関数の呼び出しに成功するとtrueを返します。エラーが発生した場合はfalseを返します。エラーの詳細は、GetErrorメソッドにより取得できます。
参考
メソッド呼び出し時に入力禁止状態だった場合は、RESETキーによる解除後に指定された文字列を入力します。また、指定されたすべての文字入力が正常に行われた結果、入力禁止状態となった場合もRESETキーにより解除されます。
入力禁止状態を解除した場合は、リターン値はfalseを返します。エラーの詳細コードは28(キー入力禁止を解除しました)を返します。
●C#を用いて記述した例
var dspemu = new WsmgrDspemu(); // インスタンスの作成 var field = dspemu.Screen.FindField("ユーザID"); // 文字列「ユーザID」を含むFieldオブジェクトを取得 field = field.GetNextInputField(); // 次の入力可能フィールドを取得 field.SetText("USER1"); // フィールドに「USER1」を入力