アプリケーションからConnectXオブジェクトを作成する方法は、OLEクラス名を指定する方法と、ファイル名を指定する方法があります。
CreateObjectはOLEクラス名を指定することによって新規にオブジェクトを作成します。DSPEMUではOLEクラス名を“Dspemu.Application”、PRNEMUでは"Prnemu.Application"として指定します。 CreateObjectは新規にConnectXオブジェクトを作成します。すでにConnectXオブジェクトが起動されていても、別空間で動作を開始します。
例(Visual Basic):
Dim dspemu As Object Set dspemu = CreateObject(“Dspemu.Application”)
GetObjectを使ってもConnectXオブジェクトを作成することができます。 GetObjectはCreateObjectのようにOLEクラス名を指定してオブジェクトを取得する方法と、ファイルから OLEオートメーションオブジェクトを取得する方法があります。
ファイルからオブジェクトを取得した場合は、ファイルに格納されているプロパティを既定値として動作を行います。プロパティには接続先の情報や、プロファイル情報が含まれています。
例(Visual Basic):
Dim dspemu As Object Set dspemu = GetObject(“C:\WSMGR\接続.EMD”)
この例ではファイルからDSPEMUオブジェクトを取得しています。このファイルを使用してすでにDSPEMUが起動している場合は、このファイルで起動中のDSPEMUのオブジェクトを取得します。このファイルでは起動されていない場合は新規にDSPEMUオブジェクトが作成されます。
Visual Basicを使ってWSMGRのOLEオートメーション機能を呼び出す例を示します。この例では、GetObjectでDSPEMUオブジェクトを取得して、ホストの接続し、logon文字列を送信しています。
例(Visual Basic):
' オブジェクトの取得 Dim dspemu As Object Set dspemu = GetObject(“C:\WSMGR\接続.EMD”) ' 接続 dspemu.Open ' 文字列を送る dspemu.SendKeys("logon tss") dspemu.SendKeys("logoff") ' 切断 dspemu.Close ' 終了 dspemu.Quit
set dspemu = Nothing