管理者がそれぞれの部門のカタログフォルダを作成し、カタログフォルダおよびフォルダ内の問い合わせや問い合わせ結果を管理します。
管理者の作業の流れは以下のとおりです。
カタログフォルダを作成します。
管理者は、部門ごとの資源を格納するカタログフォルダを1つ以上作成します。このとき、非定型問い合わせ機能、条件指定問い合わせ機能、定型問い合わせ機能で利用する問い合わせを格納するフォルダは、それぞれ別々に作成してください。これは、フォルダや問い合わせのセキュリティを確保するために必要となります。(なお、セキュリティは、フォルダや問い合わせに対してアクセス権を設定することで確保します。アクセス権の設定は、手順2で説明します)
カタログフォルダの作成など、以下のようなフォルダやカタログ内の問い合わせの管理操作については、“第2章 カタログフォルダ/問い合わせの編集操作”を参照してください。
カタログフォルダの作成/削除/表示名の変更
カタログにある問い合わせのコピー/切り取り/貼り付け/削除/表示名の変更
カタログフォルダやカタログにある問い合わせに対する利用者のアクセス権の設定
利用者のアクセス権の設定は、問い合わせごと、または、カタログフォルダごとに、どの利用者に対してどのようなアクセス権を与えるかを設定します。設定するアクセス権は、以下のとおりです。
定型問い合わせ機能
利用者が、最新データを取得する運用の場合
参照権、条件変更権を付与します。
利用者が、カタログに保存されている問い合わせを参照する運用の場合
参照権を付与します。
条件指定問い合わせ機能
参照権、条件変更権を付与します。
非定型問い合わせ機能
参照権や編集権など必要な権限を付与します。
注意
利用者間で共有するために管理者が公開した問い合わせは、利用者による問い合わせファイルの更新および削除を防ぐために、利用者に削除権および更新権を与えないでください。
各種アクセス権についての詳細は、“第3章 カタログフォルダ/問い合わせのアクセス権の設定”を参照してください。
なお、管理者は、アクセス権の設定にかかわらずアクセスすることができます。
注意
管理者は、フォルダや問い合わせを削除するなどの誤操作に十分注意してください。
定型問い合わせ機能を利用する場合に必要な準備
定型問い合わせ機能を利用して、以下のように問い合わせ結果を利用者に公開するための設定を行います。
事前に用意した問い合わせ結果を利用者に参照させる運用
事前に用意した問い合わせの最新の問い合わせ結果を利用者に参照させる運用
このような運用の場合、問い合わせ結果を公開するため、以下の準備を行います。
問い合わせの準備
問い合わせ結果を公開するため、問い合わせを準備します。
問い合わせ結果を取得するために必要な設定
問い合わせ結果を取得するために必要な各種設定を行います。
問い合わせの実行
問い合わせを実行し問い合わせ結果を取得します。
これにより、利用者は、問い合わせ結果参照画面から問い合わせ結果を参照することができます。
問い合わせ結果を公開するための設定については、“第4章 定型問い合わせ機能を利用する場合に必要な準備を参照してください。
条件指定問い合わせ機能を利用する場合に必要な条件指定問い合わせ画面の作成
条件指定問い合わせ機能を利用する場合、利用者が条件を指定して問い合わせを実行するための画面(条件指定問い合わせ画面)を作成します。詳細は、“第5章 条件指定問い合わせ画面を作る”を参照してください。
問い合わせ結果参照画面のカストマイズ
定型問い合わせ機能を利用する場合、利用者は、あらかじめ提供されている問い合わせ結果参照画面から問い合わせ結果を参照します(手順4参照)。利用者の利用目的に応じて、この問い合わせ結果参照画面をカストマイズすることができます。カストマイズする場合についての詳細は、 “付録B 問い合わせ結果参照画面のカストマイズ”を参照してください。