Windowsファイアウォールで「例外」または「受信の規則」、「送信の規則」を設定する内容および手順について、以下に説明します。
矢印の元側で必要な設定
“F.2 ファイアウォールの設定内容”の矢印の元側のサーバやPCが利用しているオペレーティングシステムにより、以下の設定をします。
Windows Server 2012、Windows Server 2008 R2、Windows 8、Windows 7の場合
矢印の上に書かれているポート番号を、Windowsファイアウォールの「送信の規則」に設定します。プロトコルはTCPです。
Windows Server 2008、Windows Vistaの場合
設定は必要ありません。
矢印の先側で必要な設定
“F.2 ファイアウォールの設定内容”の矢印の先側のサーバやPCが利用しているオペレーティングシステムにより、以下の設定をします。
Windows Server 2012、Windows Server 2008 R2、Windows 8、Windows 7の場合
矢印の上に書かれているポート番号を、Windowsファイアウォールの「受信の規則」に設定します。プロトコルはTCPです。
Windows Server 2008、Windows Vistaの場合
矢印の上に書かれているポート番号を、Windowsファイアウォールの「例外」に設定します。プロトコルはTCPです。
注意
Windowsファイアウォールを有効に設定している場合に、以下の設定にチェックまたは選択していると、「例外」や「受信の規則」、「送信の規則」の設定が有効になりません。Windowsファイアウォールを有効に設定している場合は、以下のチェックまたは選択を外してください。
それぞれのWindowsの詳細な画面操作については“Windowsシステムのマニュアル”をご確認ください。
Windows Server 2008、Windows Vistaの場合
「すべての着信接続をブロックする」
Windows Server 2012、Windows Server 2008 R2、Windows 8、Windows 7の場合
受信接続「すべての接続をブロック」 (「受信の規則」を設定している場合)
送信接続「すべての接続をブロック」 (「送信の規則」を設定している場合)
WebサーバでIISを利用している場合は、以下のポートがチェックされていることを確認してください。
それぞれのWindowsの詳細な画面操作については“Windowsシステムのマニュアル”をご確認ください。
SSLを導入していない場合
Windows Server 2012、Windows Server 2008 R2の場合
World Wide Web サービス(HTTPトラフィック)
Windows Server 2008 の場合
World Wide Web サービス(HTTP)
SSLを導入している場合
Windows Server 2012、Windows Server 2008 R2の場合
World Wide Web サービス(HTTPSトラフィック)
Windows Server 2008 の場合
World Wide Web サービス(HTTPS)
Windows Server 2008、Windows Vistaの場合の設定手順
【スタート】メニューから「コントロールパネル」をクリックします。
→【コントロールパネル】ウィンドウが表示されます。
【コントロールパネル】ウィンドウの「Windows ファイアウォール」をクリックします。
→【Windows ファイアウォール】ダイアログボックスが表示されます。
【Windows ファイアウォール】ダイアログボックスの「設定の変更」をクリックします。
→ 【Windows ファイアウォールの設定】ダイアログボックスが表示されます。
【Windows ファイアウォールの設定】ダイアログボックスの【全般】タブを確認します。「有効」が選択されている場合は、【例外】タブをクリックします。「無効」が選択されている場合は、設定する必要はありません。
【例外】タブで、【ポートの追加】ボタンをクリックします。
→【ポートの追加】ダイアログボックスが表示されます。
【ポートの追加】ダイアログボックスで、以下の値を設定して、【OK】ボタンをクリックします。
名前(任意)
ポート番号
プロトコル
Windows Server 2012、Windows Server 2008 R2、Windows 8、Windows 7の場合の設定手順
【スタート】メニューから「コントロールパネル」をクリックします。
→【コントロールパネル】ウィンドウが表示されます。
【コントロールパネル】ウィンドウの「Windows ファイアウォール」をクリックします。
→【Windows ファイアウォール】画面が表示されます。
【Windows ファイアウォール】画面の左側に表示されている一覧から「詳細設定」をクリックします。
→【セキュリティが強化されたWindows ファイアウォール】画面が表示されます。
「受信の規則」を設定する必要がなければ、12.へ飛びます。
「ドメイン プロファイル」、「プライベート プロファイル」、「パブリック プロファイル」のいずれかに「Windowsファイアウォールは有効です。」と表示されている場合は、左側のコンソールツリーで「受信の規則」をクリックします。いずれにも「Windowsファイアウォールは有効です。」と表示されていない場合は、12.へ飛びます
【操作】メニューから【新しい規則】をクリックします。
→【新規の受信の規則ウイザード】ダイアログボックスが表示されます。
「ポート」を選択して、【次へ】ボタンをクリックします。
「受信の規則」に設定する値を選択および設定して、【次へ】ボタンをクリックします。
プロトコル
特定のローカル ポート・ポート番号
「接続を許可する」を選択して、【次へ】ボタンをクリックします。
「ドメイン」、「プライベート」「パブリック」をご利用の環境に合わせて選択して、【次へ】ボタンをクリックします。
この設定に以下の値を設定して、【完了】ボタンをクリックします。
名前(任意)
説明(任意)
「送信の規則」を設定する必要がなければ、これで終了です。
【セキュリティが強化されたWindows ファイアウォール】画面の左側のコンソールツリーで「送信の規則」をクリックします。
【操作】メニューから【新しい規則】をクリックします。
→【新規の送信の規則ウイザード】ダイアログボックスが表示されます。
「ポート」を選択して、【次へ】ボタンをクリックします。
「送信の規則」に設定する値を選択および設定して、【次へ】ボタンをクリックします。
プロトコル
特定のリモート ポート・ポート番号
「接続を許可する」を選択して、【次へ】ボタンをクリックします。
「ドメイン」、「プライベート」「パブリック」をご利用の環境に合わせて選択して、【次へ】ボタンをクリックします。
この設定に以下の値を設定して、【完了】ボタンをクリックします。
名前(任意)
説明(任意)