暗号化したファイルをメール添付して送信する場合、ファイルを暗号化し、操作しているPC標準のメールソフトのメール作成画面に暗号ファイルが添付された状態でメールソフトを自動起動できます。
これは、「持出しユーティリティを使用して暗号ファイルを作成し、メールに添付する」操作を自動化したものです。
エラーメッセージは、タスクトレイに表示されます。
注意
PC標準のメールソフトとは、[コントロールパネル]-[インターネットオプション]起動時に表示される[インターネットのプロパティ]画面の[プログラム]タブの[インターネットプログラム]で設定されているメールソフトです。
標準のメールソフトが設定されていないPCでは、本機能を使用できません。
暗号ファイルの自動添付が可能なOS
暗号ファイルの自動添付が可能なOSは以下のとおりです。
Microsoft Windows Server 2008, Standard Edition
Microsoft Windows Server 2008, Enterprise Edition
Microsoft Windows Server 2008 Standard without Hyper-V
Microsoft Windows Server 2008 Enterprise without Hyper-V
Microsoft Windows Server 2008 R2 Standard
Microsoft Windows Server 2008 R2 Enterprise
Microsoft Windows Server 2012 Datacenter
Microsoft Windows Server 2012 Foundation
Microsoft Windows Server 2012 Standard
Microsoft Windows Server 2012 Essentials
Microsoft Windows Server 2012 R2 Datacenter
Microsoft Windows Server 2012 R2 Foundation
Microsoft Windows Server 2012 R2 Standard
Microsoft Windows Server 2012 R2 Essentials
Microsoft Windows Server 2016 Datacenter
Microsoft Windows Server 2016 Standard
Microsoft Windows Server 2016 Essentials
Microsoft Windows Server 2019 Datacenter
Microsoft Windows Server 2019 Standard
Microsoft Windows Server 2019 Essentials
Windows 7 Ultimate
Windows 7 Enterprise
Windows 7 Professional
Windows 7 Home Premium
Windows 8.1
Windows 8.1 Pro
Windows 8.1 Enterprise
Windows 10 Home
Windows 10 Pro
Windows 10 Enterprise
Windows 10 Education
Windows 7、Windows 8.1、Windows 10、Windows Server 2008の64ビット版、Windows Server 2012、およびWindows Server 2016、Windows Server 2019では、32ビット互換モードで動作します。
暗号化するファイルの条件
暗号化するファイル名の長さは半角218文字(全角109文字)以下でなければなりません。ただし暗号化ファイルをTempフォルダに出力するため、ファイル名に入力できる文字列の最大値はTempフォルダパスの長さを引いた長さとなります。
暗号化するファイル名やフォルダ名にUNICODE文字は使用できません。
暗号化するファイルは複数選択できます。ただし、ファイル名の長さが半角218文字(全角109文字)を超えたファイルが1つでもある場合は、暗号化できません。
暗号化したファイルを自動添付する
手順は以下のとおりです。
暗号化するファイルを選択し、マウスを右クリックします。
コンテキストメニューの[送る]-[メール受信者(暗号化)]を選択します。
→[暗号ファイル設定]画面が表示されます。
項目名 | 説明 | |
---|---|---|
[パスワード試行回数] | 自己復号型暗号化ファイルの情報です。 | |
[復号可能期限] | 自己復号型暗号化ファイルの情報です。 | |
[暗号化方式] | [自己復号型暗号化] | ファイルやフォルダを自己復号型暗号化ファイルに変換してメールに添付できます。 |
[ZIP暗号化] | ファイルやフォルダをZIP暗号化ファイルに変換してメールに添付できます。 | |
[ZIP(AES-256)暗号化] | ファイルやフォルダをZIP(AES-256)暗号化ファイルに変換してメールに添付できます。 | |
[暗号ファイル名] | 選択したファイル名が初期値として表示されます。 暗号ファイル名の拡張子には、ポリシーで設定されている拡張子が自動的に付与されます。 | |
[パスワード] | 持出したファイルを復号するときのパスワードを入力します。 [自己復号型暗号化] 画面に表示された文字数内で半角英数字、半角記号、および、半角空白を入力できます。 [ZIP暗号化] [ZIP(AES-256)暗号化] 画面に表示された文字数内で半角英数字、半角記号(ただしダブルクォーテーション記号は不可)、および、半角空白を入力できます。 | |
[パスワード再入力] | 上記[パスワード]と同じ値を入力します。 |
作成する暗号ファイル名の確認および以下の情報を入力し、[OK]ボタンをクリックします。
[パスワード]
[パスワード再入力]
→選択したファイルが暗号化され、暗号ファイルが添付された状態でメール作成画面が表示されます。
注意
暗号化されたファイルがPC上に存在するのは、ユーザーがログオンしている間だけです。
複数のメール作成画面を起動した場合、使用するメールソフトにより、2つ目以降の起動がエラーとなり起動できない場合があります。エラーが発生する場合は、1つめのメールを送信するか保存するなどして画面を閉じた後に次の作成画面を起動してください。