Systemwalker Desktop Keeperのクライアント(CT)を、新規にインストールする方法について説明します。
Systemwalker Desktop Keeperのクライアント(CT)の導入方法には、以下の方法があります。それぞれの概要については、“1.2.5 クライアント(CT)導入方法を決定する”を参照してください。
単体インストールによる導入
ウィザード形式のインストール
サイレントインストール
マスタPC/マスタ仮想PCを使用した導入
Systemwalker Desktop Patrolを使用した配付による導入
Active Directoryのグループポリシーを使用した導入
旧版のクライアント(CT)がインストールされた状態で、V15.3.0のクライアント(CT)をインストールする場合は“第4章 バージョンアップ”を参照してください。
注意
管理サーバにクライアント(CT)を導入する場合は、以下の2点について注意が必要です。
インストール順序について
接続するサーバについて
詳細については“管理サーバ/統合管理サーバにクライアント(CT)をインストールする場合”を参照してください
必ずクライアント(CT)のインストーラフォルダごとコピーしてインストールを行ってください。クライアント(CT)のインストールフォルダは、セットアップディスクの「win32\DTKClient」フォルダとなります。
インストールしたクライアント(CT)が管理コンソールで確認できない場合は、以下の原因が考えられます。
クライアント(CT)のインストール時に指定した管理サーバのIPアドレスが正しくない
クライアント(CT)のインストール時に指定したポート番号が管理サーバの設定値と違う
ルータ等で、クライアント(CT)と管理サーバ間で使用するポートが遮断されている
クライアント(CT)のインストール中、一時的にネットワークの切断が行われます。エクスプローラなどでネットワークフォルダを開いている場合は、閉じてください。
クライアント(CT)のインストールを実施後、[インストールの完了]画面で[いいえ、後でコンピュータを再起動します。]を選択した場合、その後の操作で必ずOSの「再起動」を実施してください。
OSのシャットダウン(シャットダウントと電源ONの操作)を実施しても、クライアント(CT)機能は適用されません。
クライアント(CT)インストール時のパスワードは、クライアント(CT)アンインストール時に必要となります。
インストール時のパスワードを忘れないよう、メモしておいてください。
クライアント(CT)端末登録時認証を行う場合、インストール時に入力するパスワードは、管理コンソールの端末動作設定画面で設定したクライアント管理パスワードと同じものを入力してください。
管理コンソールでのクライアント管理パスワードの設定については、“運用ガイド管理者編”の“端末動作設定を行う”を参照してください。
インストール時は必ず独自通信方式(V15.1.1以前の通信方式)が設定されるため、セキュア通信方式を使用する場合でも、独自通信方式のポート番号を指定する必要があります。
インストール後にOSを再起動することで、クライアント(CT)の各機能が有効となります。また、OSを再起動せずに他のソフトウェアをインストールすると、クライアント(CT)が正常にインストールできない可能性があります。
ポイント
インストール時にイベントログに以下のメッセージが出力される場合があります。
イベントログの内容 ソース名:Service Control Manager Eventlog Provider イベントID:7030 レベル:エラー 内容:ProcessControllerサービスは、対話型サービスとしてマークされています。 しかし、システムは対話型サービスを許可しないように構成されています。 このサービスは正常に機能しない可能性があります。
このメッセージは、OSが対話型サービスを推奨しないために表示されるメッセージで、動作上の問題はありません。