Shunsakuの各プロセスは64ビット論理空間上で動作可能です。プロセスを64ビット論理空間上で動作させることで、サーバの搭載メモリを1つのプロセスで扱えます。
またShunsakuの各プロセスはマルチコアCPUを活用できるマルチスレッドアーキテクチャです。これにより、複数の要求を並列に処理することができます。
図1.17 directorプロセスのShunsakuの64ビット対応
64ビット対応したdirectorでは、1directorで扱えるメモリの上限値が1プロセス内の使用可能メモリから、サーバの搭載メモリまで拡大できます。1つのdirectorプロセスで大量のメモリを使用可能なため、1つのdirectorプロセスに大量のデータを格納することができます。
図1.18 searcherプロセスの64ビット対応とマルチコアCPU対応
64ビット対応したsearcherでは、1searcherで扱えるメモリの上限値が1プロセス内の使用可能メモリから、サーバの搭載メモリまで拡大できます。1つのsearcherプロセスで大量のメモリを扱えるため、1つのsearcherプロセスで1台のサーチサーバのすべての搭載メモリを利用した検索を行うことができます。またsearcherプロセスでは複数のCPUコアを利用し、サーチデータを分割して並列に検索を行うことができます。
参照
各プロセス(conductor、director、sorter、およびsearcher)については、“2.1.1 プロセス構成”を参照してください。
searcher数およびdirector数の設計については、“2.2.1 プロセス構成の設計”を参照してください。