Shunsakuのプロセス構成の設計をします。
searcher、directorの数はいくつにするのかを設計します。
searcherについては、searcherプロセス内の並列度も設計します。
searcherの数は、1つのdirectorにつき1つのsearcherプロセスにすることを基本としてください。その後必要に応じてsearcherプロセスを分割します。
メモリ検索の場合は、まずデータ量と性能要件から、searcherに割当てるCPUコア数を決定してください。割当てるCPUコア数がサーチサーバの搭載CPUコア数より多くなる場合は、1searcherプロセスあたりのCPUコア数がサーチサーバの搭載CPUコア数以下になるように、searcherプロセスを分割します。そして1searcherプロセスあたりのCPUコア数をsearcherの並列度とします。
ディスク検索の場合は、用意できるディスク容量に合わせてsearcher数を決定してください。1つのsearcherに配置するデータ量の目安としては、最大でも50GB程度となるようにすることを推奨します。searcherの並列度は1とします。
また、縮退時は、異常が発生したsearcherのデータが残りのsearcherに割り振られます。このため、縮退時のデータ量、メモリおよびディスク使用量の変動や検索性能などを考慮してsearcher数を決定してください。
ポイント
searcherは運用中に追加することができます。そのため、設計時の見積りよりデータ量が増加しても、searcherを追加することで運用を継続することができます。
参照
searcherのメモリまたはディスク使用量についての詳細は、“D.5 searcher資源の見積り”を参照してください。
director数は、searcherの数、directorの使用メモリ量、およびShunsakuの運用方法を考慮して決定します。
1つのdirectorに登録できるsearcher数の上限は、512です。
searcherの数が上限を超える場合は、複数のdirectorが必要となります。
ポイント
directorは運用中に追加することができます。
そのため、設計時の見積りよりもsearcherの数が追加されても、directorを追加することで運用を継続することができます。