ページの先頭行へ戻る
Big Data Integration ServerV1.2.0 加工編導入・運用ガイド
FUJITSU Software

3.5.3 集計の出力例

集計結果は、OutFileパラメタで指定したファイルに出力します。
出力ファイルタイプごとに説明します。

3.5.3.1 集計結果をCSV形式で出力する場合

集計結果は、グループ式と集計式に指定した順に出力します。
グループ式でグループ化の階層を指定した場合、グループ単位の集計結果を先に出力します。すべての入力データを集計した結果は、最後に出力します。
1レコードの項目は、以下の順に出力します。


  1. グループ式で指定された項目

  2. 集計式で指定された項目

ポイント

グループ式で指定された項目を出力しないこともできます。
グループ式の出力制御は、以下のパラメタで設定します。

  • shunanalyzeコマンド利用時は、集計条件ファイルのOutputGroupItemパラメタ

  • C API利用時は、AsisSetEnvironment関数の環境パラメタOutputGroupItem

  • 統合定義ファイル利用時は、“リファレンス集”の“処理条件定義部:Analyze”

入力ファイル

"Kbn","Kname","Number","Nname","Code","Name","Val"
"01","設備","1000","第一開発部","AAA","ブロックA","1000"
"01","設備","1000","第一開発部","BBB","ブロックB","1200"
"01","設備","1000","第一開発部","CCC","ブロックC","800"
"02","事務","1000","第一開発部","AAA","ブロックA","500"
"02","事務","1000","第一開発部","BBB","ブロックB","200"
"01","設備","1001","第二開発部","AAA","ブロックA","100"
"01","設備","1001","第二開発部","BBB","ブロックB","500"
"02","事務","1001","第二開発部","AAA","ブロックA","5000"
"02","事務","1001","第二開発部","BBB","ブロックB","3200"
"01","設備","1002","第三開発部","AAA","ブロックA","1500"
"01","設備","1002","第三開発部","BBB","ブロックB","1000"
"02","事務","1002","第三開発部","AAA","ブロックA","1520"

集計条件

集計結果イメージ1(グループ式で指定された項目を出力する場合)


集計結果イメージ2(グループ式で指定された項目を出力しない場合)


3.5.3.2 集計結果をXML形式で出力する場合

グループ式でグループ化の階層を指定した場合、上位の階層のグループに対する集計結果は、下位の階層のグループの集計結果のあとに出力します。すべての入力データを集計した結果は、最後に出力します。
出力ファイルタイプがXML形式の場合、出力結果はグループ化の階層に対応した階層でグループごとに出力されます。また、集計結果全体を取りまとめるルートタグ名も指定できます。
以下に、XML形式の集計結果の構造を説明します。

  1. 集計条件にRootTagNameパラメタを指定した場合は、出力結果を指定したルートタグでまとめた1XML文書になります。RootTagNameパラメタを指定しない場合は、グループ式にて指定した最左端のグループ項目のラベルがルートタグ名となり、最左端のグループ項目値のパターン数分のルートタグを持つ複数のXML文書がOutFileで指定したファイルに出力されます。

  2. グループ式にて指定したラベルが各グループ階層のタグ名となります。グループ値は、このタグ内のテキストノード値として出力します。

  3. 集計式にて指定したラベルが集計結果のタグ名となります。集計値は、このタグ内のテキストノード値として出力します。

  4. グループ項目の定義に閉じ中括弧(})を指定した場合には、そのグループ項目の階層の終了タグ前に、その階層のグループの集計結果を出力します。この集計結果のタグ名は、3.の集計式指定ラベルと同一とし、集計結果の値はこのタグ内のテキストノード値として出力します。

  5. RootTagNameパラメタを指定した場合は、XML宣言が先頭に付加されます。


入力ファイル

"AA","BB","CC","YY","ZZ"
"a1","b1","c1","1","1"
"a1","b1","c2","1","1"
"a1","b1","c2","1","1"
"a1","b2","c3","1","1"
"a1","b2","c3","1","1"
"a1","b2","c3","1","1"
"a1","b2","c3","1","1"
"a2","b3","c4","1","1"
"a2","b3","c4","1","1"
"a2","b3","c4","1","1"
"a2","b3","c4","1","1"
"a2","b3","c4","1","1"
"a2","b3","c5","1","1"
"a2","b3","c5","1","1"
"a2","b3","c5","1","1"
"a2","b3","c5","1","1"
"a2","b3","c5","1","1"
"a2","b3","c5","1","1"

以下に、RootTagNameパラメタの指定有無例を示します。

例1:RootTagNameパラメタを指定した場合

集計条件1

グループ式
  } $AA A}, $BB B } , $CC C
集計式
  count() X , sum($YY) Y , sum($ZZ) Z
RootTagNameパラメタ
  result

集計結果1

注意

実際の集計結果は、グループ間の改行は無く、1行に出力されます。
本マニュアルでは、集計結果を解説するために改行を入れて表記しています。

例2:RootTagNameパラメタを指定しない場合

集計条件2

グループ式
} $AA A}, $BB B } , $CC C
集計式 
count() X , sum($YY) Y , sum($ZZ) Z

集計結果2

shunanalyzeコマンド利用時は、集計条件ファイルのRootTagNameパラメタで指定します。
C API利用時は、AsisExecuteAnalyze関数のRootTagNameパラメタで指定します。
統合コマンド利用時は、統合定義ファイルの処理条件定義部:AnalyzeのRootTagNameタグで指定します。

注意

実際の集計結果は、グループ間の改行は無く、1行に出力されます。
本マニュアルでは、集計結果を解説するために改行を入れて表記しています。

参照

指定書式の詳細については、“リファレンス集”の以下を参照してください。

  • shunanalyzeコマンド利用時は “集計条件ファイル”

  • C API利用時は “AsisExecuteAnalyze”

  • 統合定義ファイル利用時は、 “処理条件定義部:Analyze”