反映常駐スレッドの多重度数およびトランザクション結合数のチューニングは、RERUNログ反映の性能情報をもとに行います。
RERUNログ反映の性能情報は、rdbbcrefコマンド終了後にrdbbcpfmコマンドを使用して採取します。
RLP名がrlp001のRERUNログ反映性能情報を採取する例を以下に示します。
例:RERUNログ反映のコミット順序の保証単位にDSIを選択した場合
$ rdbbcpfm -r -p rlp001 RDBII rdbbcpfm DATE:2012/06/20 TIME:11/51/27 (1) (2) (3) (4) (5) (6) RLPname RefCmdTime RefDaemonNum EmptyTime StdbyTime MaxStdbyTime (7) (8) (9) RefFileNum CapTrnNum StdbyDsiNum (10) (11) (12) (13) (14) (15) IDTcode RefTime ReqTrnNum NoCommitNum RefTrnNum ChgDsiNum (16) (17) (18) (19) RecNum RecSize(k) FmtDsiNum FmtDsiTime rlp001 10:892 2 9:893 16:376 7:214 1 140 4 1 9:953 186 181 6 4 5610 1114 3 1:315 2 9:857 185 182 3 2 5596 1111 5 2:483
(1) RLP名 (2) rdbbcrefコマンド実行時間(単位は秒:ミリ秒) (rdbbcrefコマンドが実行されてから完了するまでの時間の累積) (3) 反映常駐スレッド数 (4) 反映常駐スレッドビジー時間(単位は秒:ミリ秒) (全反映常駐スレッドが稼動中によりRERUNログ反映待ちとなった後、 空きができるまでの時間の累積) (5) トータル待機時間(単位は秒:ミリ秒) (反映待ちになったDSIの待ち時間の累積) (6) 最大待機時間(単位は秒:ミリ秒) (反映待ちになったDSIの待ち時間の最大値) (7) 反映処理したRERUNログ抽出ファイル数 (8) 複写元システムのトランザクション数 (複写元システムのトランザクション数の累積) (9) 反映待ちになったDSI数 (反映待ちになったDSI数の累積) (10) 反映常駐スレッドの識別情報 (11) 反映常駐スレッド単位の反映時間(単位は秒:ミリ秒) (12) 反映常駐スレッド単位の反映依頼されたトランザクション数 (13) 反映常駐スレッド単位の複写先システムにて結合したトランザクション数 (14) 反映常駐スレッド単位の複写先システムのトランザクション数 (15) 反映常駐スレッド単位の処理対象のDSIを切り替えた回数 (16) 反映常駐スレッド単位の反映したRERUNログ数 (17) 反映常駐スレッド単位の反映したRERUNログ量(単位はキロバイト) (18) 反映常駐スレッド単位の表のDSIおよびインデックスのDSIの初期化回数 (19) 反映常駐スレッド単位の表のDSIおよびインデックスのDSIの初期化時間(単位は秒:ミリ秒)
例:RERUNログ反映のコミット順序の保証単位にロググループを選択した場合
$ rdbbcpfm -r -p rlp001 RDBII rdbbcpfm DATE:2012/06/20 TIME:09/20/02 (1) (2) (3) (4) (5) (6) RLPname RefCmdTime RefDaemonNum RefFileNum CapTrnNum StdbyTrnNum (7) (8) (9) StdbyTime MaxStdbyTime DsiOrdTime (10) (11) (12) (13) (14) (15) IDTcode RefTime ReqTrnNum NoCommitNum RefTrnNum RecNum (16) (17) (18) RecSize(k) FmtDsiNum FmtDsiTime rlp001 11:167 1 1 200 199 - 2:827 - 1 11:159 200 133 67 20000 2460 6 0:176
(1) RLP名 (2) rdbbcrefコマンド実行時間(単位は秒:ミリ秒) (rdbbcrefコマンドが実行されてから完了するまでの時間の累積) (3) 反映常駐スレッド数 (4) RERUNログの反映を行ったRERUNログ抽出ファイル数 (5) 複写元システムのトランザクション数 (複写元システムのトランザクション数の累積) (6) 反映待ちになったトランザクション数 (反映待ちになったトランザクション数の累積) (7) 反映待ちになったトランザクションのトータル待機時間(単位は秒:ミリ秒) “-”を表示します。 (8) 反映待ちになったトランザクションの最大待機時間(単位は秒:ミリ秒) (反映待ちになったトランザクションの反映待ち時間の最大値) (9) 反映常駐スレッド間での同一DSIの反映待ち時間(単位は秒:ミリ秒) “-”を表示します。 (10) 反映常駐スレッドの識別情報 (11) 反映常駐スレッド単位の反映時間(単位は秒:ミリ秒) (12) 反映常駐スレッド単位の反映依頼されたトランザクション数 (13) 反映常駐スレッド単位の複写先システムにて結合したトランザクション数 (14) 反映常駐スレッド単位の複写先システムのトランザクション数 (15) 反映常駐スレッド単位の反映したRERUNログ数 (16) 反映常駐スレッド単位の反映したRERUNログ量(単位はキロバイト) (17) 反映常駐スレッド単位の表のDSIおよびインデックスのDSIの初期化回数 (18) 反映常駐スレッド単位の表のDSIおよびインデックスのDSIの初期化時間(単位は秒:ミリ秒)
ポイント
測定した各出力項目(最大待機時間(項目名:MaxStdbyTime)を除く)は、オンライン後から累積した数値です。前回のrdbbcpfmコマンドの結果と差分を算出して評価します。
反映常駐スレッド単位の反映時間(項目名:RefTime)には、反映常駐スレッド単位の表のDSIおよびインデックスのDSIの初期化時間(項目名:FmtDsiTime)が含まれています。表のデータのみ反映時間を求める場合は、RefTimeからFmtDsiTimeの値を引いて評価します。
rdbbcrefコマンド実行時間(項目名:RefCmdTime)には、DSIの初期化時間が含まれています。
参照
RERUNログ反映のコミット順序の保証単位は、RLP動作環境ファイルのREF_APPLY_MODEパラメタで指定します。REF_APPLY_MODEパラメタについては、“2.8 RLP動作環境ファイルの編集”を参照してください。