格納データの暗号化の利用有無によって、手順が異なります。
格納データの暗号化を利用しない場合
Symfoware Serverのメディアリカバリ機能を利用して複写元システムのRDBシステム環境を複写先システムに複写することで、同じデータベースの定義を実施します。このとき、RDBディクショナリ、RDBディレクトリファイルなどのRDBシステム環境を配置するパス名やデータベーススペースのパス名を複写元システムと複写先システムで同じにしておく必要があります。
格納データの暗号化を利用する場合
複写元システムでデータベースの定義および定義変更などを行った時に利用したデータベース定義文および変更文を指定して、複写先システムで同じ操作手順を行うことで、同じデータベースの定義を実施します。これらの定義については、最終的な定義内容だけでなく、定義の変更履歴も含めて一致が必要です。例えば、表の列定義については、最終的な列の定義順序だけでなく、列の追加や削除などの変更操作履歴も完全に一致している必要があります。
参照
両システムで一致が必要な操作の詳細については、“C.1 両システムのシステム構成”を参照してください。
格納データの暗号化を利用しない場合の手順については、“2.15.1 データベース環境の複写(格納データを暗号化しない場合)”を参照してください。
格納データの暗号化を利用する場合の手順については、“2.15.2 データベース環境の複写(格納データを暗号化する場合)”を参照してください。