1.10 Q: サーバ起動時にSystemwalker Operation Managerデーモンの自動起動を抑止する方法は

対象バージョンレベル

サーバ起動と同時に起動するSystemwalker Operation Managerの各機能のデーモンを起動しないようにすることができます。

自動起動の抑止方法

スーパーユーザになります。
Systemwalker Operation Managerを停止します。
下記のコマンドを実行してください。
/opt/systemwalker/bin/poperationmgr

デーモンの自動起動の抑止を設定します。

【Solaris版】

以下のシェルスクリプトのファイル名を変更(先頭の大文字の“S”を小文字の“s”に変更)します。

変更前ファイル名	変更後ファイル名
/etc/rc2.d/S90mpfwsec	/etc/rc2.d/s90mpfwsec
/etc/rc3.d/S99startswOperation	/etc/rc3.d/s99startswOperation

【Linux版】

Red Hat Enterprise Linux 6以前の場合
以下のシェルスクリプトのファイル名を変更(先頭の大文字の“S”を小文字の“s”に変更)します。

Red Hat Enterprise Linux 7以降の場合
以下のコマンドを実行します。
systemctl disable mpfwsec.service
systemctl disable startswOperation.service

上記の手順の実施により、次回のサーバ起動のタイミングで、Systemwalker Operation Managerの各機能のデーモンが起動抑止されます。

注意

Systemwalker Centric Managerと共存している環境の場合、Systemwalker Centric Managerも併せて起動抑止する場合にだけ、本手順で起動を抑止してください。
クラスタ利用時は、OS起動時のクラスタからのジョブスケジューラデーモン、ジョブ実行制御デーモンの起動も抑止する必要があります。
Systemwalker Operation Managerをアンインストールした場合、上記でリネームしたファイルは削除されずに残ります。このため、手動で削除してください。

参考

“swstop”サービス/デーモン起動の抑止コマンドとの違いについて

swstopコマンドにより自動起動の抑止を行った場合は、soperationmgrコマンドによるデーモン一括起動はできません。

デーモン起動抑止後に、soperationmgrコマンドでデーモンを一括起動したい場合は、自動起動抑止を本項の方法で行ってください。

自動起動の抑止を解除する方法

“自動起動の抑止方法”によるデーモンの自動起動抑止を解除する手順について、説明します。

スーパーユーザになります。
Systemwalker Operation Managerを停止します。
下記のコマンドを実行してください。
/opt/systemwalker/bin/poperationmgr

デーモンの自動起動の抑止を解除する設定をします。

【Solaris版】

以下のシェルスクリプトのファイル名を変更(先頭の小文字の“s”を大文字の“S”に変更)します。

変更前ファイル名	変更後ファイル名
/etc/rc2.d/s90mpfwsec	/etc/rc2.d/S90mpfwsec
/etc/rc3.d/s99startswOperation	/etc/rc3.d/S99startswOperation

【Linux版】

Red Hat Enterprise Linux 6以前の場合
以下のシェルスクリプトのファイル名を変更(先頭の小文字の“s”を大文字の“S”に変更)します。

Red Hat Enterprise Linux 7以降の場合
以下のコマンドを実行します。
systemctl enable startswOperation.service
systemctl enable mpfwsec.service

デーモン起動方法

“自動起動の抑止方法”によって起動抑止したSystemwalker Operation Managerのデーモンは、下記の手順により、起動させてください。

スーパーユーザになります。
Systemwalker Operation Managerの各機能のデーモンを起動します。
下記のコマンドを実行してください。
/opt/systemwalker/bin/soperationmgr