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Systemwalker Operation Manager トラブルシューティングガイド
FUJITSU Software

4.12.2 メッセージ「情報格納領域のアロックに失敗しました」が出力される

エラーメッセージ

情報格納領域のアロックに失敗しました

対象バージョンレベル

対処

原因

Systemwalker Operation Managerクライアントは、ジョブのプロパティを表示する際に、Systemwalker Operation Managerサーバから送信されるデータを、動的に取得したメモリ内に受信します。本現象は、その際に、動的メモリがシステムから取得できなかったために発生した可能性があります。

Systemwalker Operation Managerサーバは、下記のジョブからの出力内容を格納したファイルを基にSystemwalker Operation Managerクライアントに対して送信するデータを作成します。このファイルサイズが非常に大きかったために、Systemwalker Operation Managerクライアントに送信するデータが大きくなり、それを受信するSystemwalker Operation Managerクライアント側のメモリが枯渇した可能性があります。

ジョブからの出力内容を格納したファイル:

[Windows版の場合]

ジョブスケジューラのデータベースディレクトリ\プロジェクト名_ジョブネット名_nnn.log(nnnは3桁の整数)(注)

注) V13.3.0以降の場合は、プロジェクト名_ジョブネット名_cccccccccccccccc.log(ccccccccccccccccは任意の文字)

[UNIX版の場合]

ジョブスケジューラのデータベースディレクトリ/プロジェクト名_ジョブネット名.log(注)

注) V13.3.0以降の場合は、プロジェクト名_ジョブネット名_nn.log(nnは任意の数字)

ジョブスケジューラのデータベースディレクトリは、[Systemwalker Operation Manager環境設定]ウィンドウで、[起動パラメタ]をクリックすると表示される[ジョブスケジューラ起動パラメタの定義]ウィンドウ-[データベース]シートで確認できます。

対処方法

該当ジョブからの出力内容を格納した上記ファイルを削除してください。

その後、[監視-ジョブ]ウィンドウ-[基本情報]シートで、[標準出力/エラー出力を保存しない]チェックボックスをチェックする、またはジョブの出力内容を見直し、出力量を減らす運用を検討してください。

出力内容がすべて必要な場合、ジョブのプロパティ画面は使用しないようにして、テキストエディタなどで、上記のジョブからの出力内容を格納したファイルを直接、参照する運用で回避してください。