エラーメッセージ
SYSLOGに以下のメッセージが出力されます。
MpJobsch:ERROR: iconv() XXXXX |
XXXXX: 任意の文字列です。代表的な文字列を以下に示します。 - Illegal byte sequence - Invalid Argument - バイトシーケンスが正しくありません。 - 引数が正しくありません。 - バイト列が不適当です。
対象バージョンレベル
Solaris版:5.0以降
Linux版:5.2、V10.0L10以降
Linux for Itanium版:V12.0L10以降
HP-UX版:5.1以降
AIX版:5.1以降
DS版:V20L10
対処
確認ポイント
ジョブ自身の標準出力・標準エラー出力(stdout・stderr)中に、文字種の判定できないような不当文字(バイナリコードなど)が混在していませんか
原因
ジョブスケジューラは、ジョブの前回履歴に出力された文字コードの文字種(EUC,SJIS)を自動判定し、クライアントで表示可能な文字種別(SJIS)に変換したのち、ジョブの前回履歴情報を転送する動作をします。ジョブ自身の標準出力または標準エラー出力(stdout・stderr)中に、文字種の判定できないような不当文字(バイナリコードなど)が混在している場合、iconv関数の実行エラーが発生して、ジョブのプロパティが表示できない場合があります。
対処方法
ジョブの前回履歴の内容を参照し、文字化けのコードが混入していないかを確認してください。
確認するファイル名は、ジョブスケジューラのデータベースディレクトリ配下の“プロジェクト名_ジョブネット名.log”(V13.3.0以降の場合は、“プロジェクト名_ジョブネット名_nn.log”(nnは任意の数字))です。
ジョブの出力結果に文字コードの変換ができない文字を出力しないようにしてください。