エラーメッセージ
MpJobsch:エラー :7300:func=jobschmsgevent - main:RegisterEventSource() 5:アクセスが拒否されました。 |
対象バージョンレベル
Windows版:V5.0L10以降
対処1
確認ポイント
以下のいずれかに該当していませんか
メッセージ事象を発生させるホストにおいて、jobschmsgeventコマンドが実行可能なユーザアカウントが登録されていない
メッセージ事象を発生させるホストにおいて、jobschmsgeventコマンドの実行ユーザが無効(アカウントが無効)となっている
メッセージ事象を発生させるホストにおいて、jobschmsgeventコマンドの実行ユーザがロックアウトされている
メッセージ事象を発生させるホストにおいて、jobschmsgeventコマンドの実行ユーザのパスワードの有効期限が終了している
原因
Windows版のjobschmsgeventコマンドにおいて、ホスト名を指定した場合、Windows OSの機構により相手ホスト上のイベントログに直接、イベントを書き込む動作をします。
jobschmsgeventコマンドの実行者の権限が、メッセージ事象を発生させるホスト上のイベントログへアクセスする権限が不足している場合、jobschmsgeventコマンド内部で利用しているAPIの実行エラーを示すメッセージが出力され、イベントログへの書き込みに失敗し、結果としてメッセージ事象が相手ホストへ通知されません。
対処方法
このエラーが出力される場合、jobschmsgeventコマンドを実行したユーザアカウントでは相手ホストにおけるWindowsの認証が通過できていないため、以下のいずれかの対処を実施してください。
相手ホストで認証されるように、コマンドの実行者のユーザアカウントを変更する。例えば、Systemwalker Operation Managerのジョブとして実行する場合は、Systemwalker MpMjesサービスの起動アカウントがメッセージ事象を発生させるホストにおいて認証が通過できることを確認してください。
jobschmsgeventコマンドによるホスト名指定をやめ、ネットワークジョブとして実行する。
対処2
確認ポイント
メッセージ事象を発生させるホストがWindows Server 2003以降で、実行ユーザがAdministratorsグループ以外に所属しているのではないですか
原因
Windows Server 2003以降においては、イベントログに関するセキュリティ監査の機能が導入されております。
そのため、メッセージ事象を発生させるためには、実行ユーザがAdministratorsグループに所属している必要があります。
また、他ホストでメッセージ事象を発生させる場合は、ネットワークジョブを利用して、依頼先ホストでメッセージ事象を発生させることを推奨します。
対処方法
メッセージ事象を発生させるホストにおいて、jobschmsgeventコマンドの実行ユーザをAdministratorsグループに所属させてください。
備考
jobschmsgeventコマンドの実行ユーザは以下となります。
Systemwalker Operation Managerから起動した場合は、“Q & A集”の“ジョブ実行制御に関する Q & A”の“Q:ジョブ実行時の権限は”を参照してください。
コマンドプロンプトから起動した場合は、デスクトップのログインユーザ、または、コマンドプロンプトの[別のユーザとして実行]で指定したユーザとなります。