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Systemwalker Operation Manager トラブルシューティングガイド
FUJITSU Software

4.2.16 クラスタ運用のサーバでフェールオーバした場合に、意図しないジョブネットが起動してしまった

対象バージョンレベル

対処

確認ポイント

V11.0L10/11.0以降の場合

カレンダ情報の自動反映の設定は行っていますか

V10.0L21/10.1以前の場合

運用系と待機系の両ノードで、以下の点が異なっていませんか

原因

運用系と待機系の両ノードで、カレンダ情報(日変わり時刻、SYSTEM_CALENDARのスケジュール情報、SYSTEM_CALENDAR以外の休日情報)が異なっている場合、ジョブネットの起動スケジュールも異なってしまうため、意図していない日時にジョブネットが起動する可能性があります。

対処方法

V11.0L10/11.0以降の場合

カレンダ情報の自動反映の設定を行ってください。

自動反映の設定については、以下に示すマニュアルを参照してください。

V10.0L21/10.1以前の場合

運用系と待機系の両ノードの日変わり時刻やSYSTEM_CALENDARのスケジュール情報、SYSTEM_CALENDAR以外の休日情報を統一してください。

両ノードの日変わり時刻やSYSTEM_CALENDARのスケジュール情報、SYSTEM_CALENDAR以外の休日情報は、変更したノードと同様の操作を他のノードに対して行うことで統一できます。

また、以下の方法で各ノードの日変わり時刻、SYSTEM_CALENDARのスケジュール情報、SYSTEM_CALENDAR以外の休日情報をまとめて統一することもできます。

【Windows版】

ポリシー情報の抽出/配付で行います。以下に、運用系でポリシー情報を抽出し待機系へ配付する手順を示します。

  1. 運用中のノードに接続

    [スタート]メニューの[プログラム]から[Systemwalker Operation Manager]を選択し、表示されるサブメニューから[環境設定]をクリックします。[接続先ホストの指定]ウィンドウが表示されるので、ポリシーを抽出したいノード(運用系)を指定し、[OK]ボタンをクリックします。

  2. ポリシーの抽出

    表示された[Systemwalker Operation Manager 環境設定]ウィンドウで[ポリシーの抽出]ボタンをクリックします。[ポリシーの抽出]ウィンドウが表示されるので、[登録情報]シートを選択し、[カレンダ]をチェックします。

  3. 配付先の指定

    [Systemwalker Operation Manager環境設定]ウィンドウで[ポリシー配付]ボタンをクリックします。[配付先の指定]ウィンドウが表示されるので、配付先として配付先のノード(待機系)を指定し、[OK]ボタンをクリックします。

  4. 適用契機の選択

    [ポリシーの適用]ウィンドウが表示されるので、ポリシーの適用契機を選択します。クラスタ運用をしている場合(サービス“Operation Manager”が動作している場合)は、[次回のサービス起動時に適用する]を選択します。
    なお、クラスタ運用の場合、[すぐ適用する(サービスを再起動する)]は指定できません。指定した場合、エラーメッセージが出力されます。そのため、すぐにポリシーを配付したい場合は、手動でサービスを再起動してください。

【UNIX版】

rcpコマンドによるファイルの複写で行います。以下に、手順を示します。

  1. 以下のファイルを、rcpなどのコマンドを利用して他方のノードに複写します。

    /var/opt/FJSVjmcal/caldb/*.*
  2. カレンダ情報を統一した後、Systemwalker Operation Managerを再起動してください。

なお、上記のポリシー抽出/配付、およびrcpコマンドによるファイルの複写を実施した場合、以下の情報も両ノードで統一されます。

以下に示すマニュアルを併せて参照してください。