対象バージョンレベル
Windows版:V5.0L10以降
Solaris版:5.0以降
Linux版:V10.0L10以降
Linux for Itanium版:V12.0L10以降
HP-UX版:10.0以降
AIX版:V13.2.0以降
対処
確認ポイント
V11.0L10/11.0以降の場合
カレンダ情報の自動反映の設定は行っていますか
V10.0L21/10.1以前の場合
運用系と待機系の両ノードで、以下の点が異なっていませんか
日変わり時刻
SYSTEM_CALENDARのスケジュール情報
SYSTEM_CALENDAR以外の休日情報
原因
運用系と待機系の両ノードで、カレンダ情報(日変わり時刻、SYSTEM_CALENDARのスケジュール情報、SYSTEM_CALENDAR以外の休日情報)が異なっている場合、ジョブネットの起動スケジュールも異なってしまうため、意図していない日時にジョブネットが起動する可能性があります。
対処方法
V11.0L10/11.0以降の場合
カレンダ情報の自動反映の設定を行ってください。
自動反映の設定については、以下に示すマニュアルを参照してください。
各クラスタの“クラスタ適用ガイド”
V10.0L21/10.1以前の場合
運用系と待機系の両ノードの日変わり時刻やSYSTEM_CALENDARのスケジュール情報、SYSTEM_CALENDAR以外の休日情報を統一してください。
両ノードの日変わり時刻やSYSTEM_CALENDARのスケジュール情報、SYSTEM_CALENDAR以外の休日情報は、変更したノードと同様の操作を他のノードに対して行うことで統一できます。
また、以下の方法で各ノードの日変わり時刻、SYSTEM_CALENDARのスケジュール情報、SYSTEM_CALENDAR以外の休日情報をまとめて統一することもできます。
ポリシー情報の抽出/配付で行います。以下に、運用系でポリシー情報を抽出し待機系へ配付する手順を示します。
運用中のノードに接続
[スタート]メニューの[プログラム]から[Systemwalker Operation Manager]を選択し、表示されるサブメニューから[環境設定]をクリックします。[接続先ホストの指定]ウィンドウが表示されるので、ポリシーを抽出したいノード(運用系)を指定し、[OK]ボタンをクリックします。
ポリシーの抽出
表示された[Systemwalker Operation Manager 環境設定]ウィンドウで[ポリシーの抽出]ボタンをクリックします。[ポリシーの抽出]ウィンドウが表示されるので、[登録情報]シートを選択し、[カレンダ]をチェックします。
配付先の指定
[Systemwalker Operation Manager環境設定]ウィンドウで[ポリシー配付]ボタンをクリックします。[配付先の指定]ウィンドウが表示されるので、配付先として配付先のノード(待機系)を指定し、[OK]ボタンをクリックします。
適用契機の選択
[ポリシーの適用]ウィンドウが表示されるので、ポリシーの適用契機を選択します。クラスタ運用をしている場合(サービス“Operation Manager”が動作している場合)は、[次回のサービス起動時に適用する]を選択します。
なお、クラスタ運用の場合、[すぐ適用する(サービスを再起動する)]は指定できません。指定した場合、エラーメッセージが出力されます。そのため、すぐにポリシーを配付したい場合は、手動でサービスを再起動してください。
rcpコマンドによるファイルの複写で行います。以下に、手順を示します。
以下のファイルを、rcpなどのコマンドを利用して他方のノードに複写します。
/var/opt/FJSVjmcal/caldb/*.*
カレンダ情報を統一した後、Systemwalker Operation Managerを再起動してください。
なお、上記のポリシー抽出/配付、およびrcpコマンドによるファイルの複写を実施した場合、以下の情報も両ノードで統一されます。
SYSTEM_CALENDARの電源スケジュール情報
SYSTEM_CALENDARの終了監視情報
以下に示すマニュアルを併せて参照してください。
V5.0L10/V5.0L20の場合
“導入手引書”の“クラスタシステムへの導入と環境設定”
V5.0L30の場合
“導入手引書”の“SystemWalker/OperationMGRの環境定義の統一”
V10.0L10/10.0以降の場合
“クラスタ適用ガイド”の“Systemwalker Operation Managerの環境定義の統一”