対象バージョンレベル
Windows版:V5.0L10以降
Solaris版:10.0以降
Linux版:V11.0L10以降
対処
確認ポイント
終了監視中に実行させるコマンドは、短時間で終了するものを設定していますか
原因
シャットダウン処理は、終了監視の[実行コマンド定義一覧]ダイアログボックスに定義されたコマンドの待ち合わせを行いません。[実行コマンド定義一覧]ダイアログボックスに、短時間で終了しないコマンドを設定している場合、コマンドの処理が完了していない状態でサーバのシャットダウン処理が行われる場合があります。
対処方法
[実行コマンド定義一覧]ダイアログボックスに定義されたコマンドの処理が完了してから、シャットダウン処理が行われるようにしたい場合は、待ち合わせ終了通知を使用します。
以下に、待ち合わせ終了通知を行う場合の設定方法を示します。
[Systemwalker Operation Manager]ウィンドウの業務選択ウィンドウで[SYSTEM_CALENDAR]を選択し、[オプション]-[電源制御スケジュール]メニューを選択します。
表示された[電源制御スケジュール]ダイアログボックスで[終了監視]シートの[終了監視]をチェックし、[詳細設定]ボタンをクリックします。
表示された[終了監視]ダイアログボックスで[終了の通知あり]をチェックし、[終了通知]ボタンをクリックします。
表示された[待ち合わせ終了通知定義一覧]ダイアログボックスで、任意の終了通知メッセージを追加します。
待ち合わせを行いたいコマンドと待ち合わせ通知コマンド(f3crheet)を記述したバッチファイルを新規に作成し、[実行コマンド定義一覧]ダイアログボックスの[コマンド一覧]に登録します。
終了監視については、以下に示すマニュアルも併せて参照してください。
“使用手引書”または“運用ガイド”の“終了監視オプションを設定する”
説明
参考
待ち合わせ終了通知について
待ち合わせ終了通知とは、待ち合わせ終了通知コマンドを利用することにより、サービスやアプリケーション、コマンドの終了を待ち合わせてからサーバを停止することができる機能です。
サービスやアプリケーション、コマンドの終了の待ち合わせは、[待ち合わせ終了通知定義一覧]ダイアログボックスで定義します。待ち合わせ終了通知コマンドにより、定義したメッセージの通知がすべて行われると、サーバの停止処理が開始されます。
以下にコマンドの終了を待ち合わせてからシャットダウンを行う方法を示します。
Windowsで待ち合わせ終了通知の機能を利用して、XXXXX.exeの処理が完了した後、シャットダウン処理を開始したい場合
[終了監視]ダイアログボックスの[終了の通知あり]をチェックし、[終了通知]ボタンをクリックすると、[待ち合わせ終了通知定義一覧]ダイアログボックスが表示されます。[待ち合わせ終了通知定義一覧]ダイアログボックスに任意のメッセージ“YYYYY”を追加します。(ここで追加したメッセージが待ち合わせ終了通知コマンドにより通知されるまで、シャットダウン処理は行われません。)
新規に“XXXXX.exe”の実行と待ち合わせ終了通知コマンドによるメッセージの発行を行うためのバッチファイル【Windows】/シェル【UNIX】を作成します。
バッチファイル(XXX.bat)の記述例を以下に示します。
XXXXX.exe f3crheet YYYYY
2.で新規に作成したバッチファイル【Windows】/シェル【UNIX】を、[終了時コマンド定義一覧]ダイアログボックスに追加します。