機能説明
ソフトウェア構成情報のディスカバリを行います。
更新の種類には、全更新と差分更新の2種類があります。全更新は、これまで収集した情報に関係なく新たに収集を行います。差分更新は、前回収集した情報からの差分を収集します。
全更新は以下の場合に実施してください。
CMDBを再作成するとき
[リソース]画面から構成アイテムを誤って削除したとき
本コマンドは、管理サーバで実行できます。
記述形式
【Windows】
cmdbrefresh.exe [-a] -q [type=”エージェント種別”] |
【Linux】
cmdbrefresh.sh [-a] -q [type=”エージェント種別”] |
オプション
すべての実態レコードを更新します(全更新)。本オプションを省略した場合、差分更新となります。通常は本オプションを省略し、差分更新を行ってください。
ハードウェア、仮想環境の情報を収集する場合で、一度ハードウェア情報管理コマンドで削除したハードウェアを再度登録した場合は、本オプションを指定してください。
CMDBエージェント上で本コマンドを実行する場合に、更新の対象となるエージェントの種別を指定します。指定可能なエージェント種別を以下に示します。セットアップされているエージェント種別を指定してください。本オプションを省略した場合、セットアップされているすべてのエージェントが更新の対象になります。
WSUS連携用パッチ管理の情報を収集するエージェント
管理サーバ上で実行する場合に指定可能です。
なお、本オプションは保守用であり、通常、パッチ関連のディスカバリを行う場合は、「1.4.3 swcfmg_patch_updateinfo(パッチ情報更新コマンド)」をご利用ください。
yum連携用パッチ管理の情報を収集するエージェント
管理サーバ上で実行する場合に指定可能です。
なお、本オプションは保守用であり、通常、パッチ関連のディスカバリを行う場合は、「1.4.3 swcfmg_patch_updateinfo(パッチ情報更新コマンド)」をご利用ください。
Solaris(pkg info entire)連携用パッチ管理の情報を収集するエージェント
管理サーバ上で実行する場合に指定可能です。
なお、本オプションは保守用であり、通常、パッチ関連のディスカバリを行う場合は、「1.4.3 swcfmg_patch_updateinfo(パッチ情報更新コマンド)」をご利用ください。
UpdateAdvisor連携用パッチ管理・ソフトウェア管理の情報を収集するエージェント
管理サーバ上で実行する場合に指定可能です。
なお、本オプションは保守用であり、通常は「1.4.3 swcfmg_patch_updateinfo(パッチ情報更新コマンド)」をご利用ください。
ハードウェア、仮想環境の情報を収集するエージェント
管理サーバ上で実行する場合に指定可能です。
復帰値
復帰値 | 意味 |
---|---|
0 | 正常終了しました。 |
0以外 | 異常終了しました。 |
コマンド格納場所
管理サーバ
【Windows】
[Systemwalker Software Configuration Manager インストールディレクトリ]\CMDB\FJSVcmdbm\bin |
【Linux】
/opt/FJSVcfmgm/CMDB/FJSVcmdbm/bin |
実行に必要な権限/実行環境
【Windows】
Administrator権限が必要です。管理者として実行してください。
管理サーバで実行可能です。
【Linux】
システム管理者(スーパーユーザー)のみが実行できます。
管理サーバで実行可能です。
注意事項
本コマンドと対象サーバの更新処理は非同期で行われます。そのため、コマンド復帰後もCMDBエージェント側で更新処理を実行していることがあります。更新処理の完了は、CMDBエージェント側のイベントログおよびシスログのメッセージで確認してください。
本コマンドは同時に実行する事はできません。コマンド実行中に他のコマンドを実行すると、排他エラーとなります。
使用例
WSUS連携用パッチ管理の情報を収集するエージェントに更新要求を出します。
【Windows】
cmdbrefresh.exe -q type=AGT_CFMGWSUS |
【Linux】
cmdbrefresh.sh -q type=AGT_CFMGWSUS |