機能説明
Systemwalker Software Configuration Managerで管理するポリシーを登録、更新、削除、一覧表示、および、レポーティングを行います。
記述形式
【Windows】
swcfmg_report_policy.exe { -add -file "ポリシー情報ファイルのパス" [-e "文字コード"] | -update -file "ポリシー情報ファイルのパス" [-e "文字コード"] | -delete -id "ポリシーID" | -list [ -file "出力ファイルパス"] [-e "文字コード"] | -report [ -file "出力ファイルパス"] [-e "文字コード"] }
【Linux】
swcfmg_report_policy { -add -file "ポリシー情報ファイルのパス" [-e "文字コード"] | -update -file "ポリシー情報ファイルのパス" [-e "文字コード"] | -delete -id "ポリシーID" | -list [ -file "出力ファイルパス"] [-e "文字コード"] | -report [ -file "出力ファイルパス"] [-e "文字コード"] }
オプション
指定されたポリシー情報ファイルに記載された内容で、ポリシーを登録します。
ポリシー情報ファイルはCSV形式です。ポリシー情報ファイルの詳細については、「2.2.10 ポリシー情報ファイル」を参照してください。
指定されたポリシー情報ファイルに記載された内容で、ポリシーを更新します。
ポリシー情報ファイルはCSV形式です。ポリシー情報ファイルの詳細については、「2.2.10 ポリシー情報ファイル」を参照してください。
指定されたポリシーIDのポリシーを削除します。
本コマンドで登録されたポリシーをCSV形式で出力します。ファイルの詳細は、「2.2.10 ポリシー情報ファイル」を参照してください。
-file"出力ファイルのパス"が省略された場合、情報はコマンドの標準出力に出力されます。指定されたファイルが存在しない場合はファイルを新規作成し、存在する場合は既存のファイルへ上書きします。エラーのため、ファイル出力できなかった場合、新規作成時は、新たなファイルは作成しません。既存ファイルへの上書きの場合は、既存ファイルを保障します。
ポリシーの遵守状況を出力します。
-file"出力ファイルのパス"が省略された場合、情報はコマンドの標準出力に出力されます。指定されたファイルが存在しない場合はファイルを新規作成し、存在する場合は既存のファイルへ上書きします。エラーのため、ファイル出力できなかった場合、新規作成時は、新たなファイルは作成しません。既存ファイルへの上書きの場合は、既存ファイルを保障します。
出力ファイルの詳細については、注意事項を参照してください。
ファイルの文字コードを指定します。
以下の文字コードが指定できます。半角英大文字で指定します。
[Windows]
SJIS
[Linux]
UTF-8
EUC
復帰値
復帰値 | 意味 |
---|---|
0 | 正常終了しました。 |
10 | パラメーター異常です。 |
20 | 指定された入出力ファイルパスのエラーです。 |
30 | 指定された文字コードに誤りがあります。 |
70 | 指定されたポリシーIDに誤りがあります。 |
100 | Systemwalker Software Configuration Manager は起動していません。 |
101 | 同時実行できないコマンドが実行されています。 |
102 | コマンド実行権限がありません。 |
110 | 書き込みエラーです。 |
200 | セットアップされていません。 |
255 | システムエラーです。 |
コマンド格納場所
【Windows】
[Systemwalker Software Configuration Managerインストールディレクトリ]\SWCFMGM\bin
【Linux】
/opt/FJSVcfmgm/bin
実行に必要な権限
【Windows】
管理サーバで実行可能です。
【Linux】
管理サーバで実行可能です。
注意事項
Systemwalker Software Configuration Managerで提供するコマンドは、同時に実行する事はできません。コマンド実行中に他のコマンドを実行すると、排他エラーとなります。
Systemwalker Software Configuration Managerが起動した状態で本コマンドを実行してください。
ポリシー情報は、ポリシー情報ファイルに従って新規登録されます。
本コマンドで指定した文字コードと、ポリシー情報ファイルに指定した文字コードが異なっていた場合の動作は保証しません。
登録済みのポリシー情報を修正する場合は、一覧表示したファイルを編集し、編集したファイルを更新の入力とすることをお勧めします。
Systemwalker Software Configuration Managerで利用する必要がなくなったポリシー情報は、本コマンドを使用して情報を削除してください。
CSV1行につき、登録されているポリシーの遵守状況を1つ出力します。状態は以下の形式で出力されます。
項番 | 項目名 | 備考 |
---|---|---|
1 | ポリシーID | ポリシーIDを出力します。 |
2 | ポリシー名 | ポリシー名を出力します。 |
3 | 状態 | 状態を出力します。
|
4 | 件数 | 件数を出力します。 |
5 | ビューID | ビューIDです。 |
6 | ビュー名 | ビュー名です。 |
ポリシー情報が登録されていない場合は、ヘッダー情報だけを出力します。
#policy-id,policy-name,status,violation-count,view-id,view-name
ポリシー情報ファイルに誤りがある場合は、ポリシー情報の登録・更新を中止します。トレースログに以下のようなエラーメッセージを出力します。
ファイルの記述に誤りがあります。[行番号:n][原因:原因]
[原因]には、以下のいずれかが出力されます。
メッセージ | 意味 |
---|---|
Number of elements. | 該当行の要素の数を見直してください。 |
The specified elements are invalid. () | 該当行の“()”内の要素に不正な値が入力されています。正しい値を入力してください。入力できる値については、「2.2.10 ポリシー情報ファイル」を参照してください。 “()”内に“threshold-value”が表示され、比較方法に正規表現を指定している場合、正規表現のパターンを見直してください。 |
Mandatory elements are not specified. | 該当行の必須項目を入力してください。 |
The same policy is specified in another line. | 該当行までに、同じポリシー情報が記載されています。 |
The specified view does not exist. | 該当行の“view-id”に相当するビューが存在しません。 |
The specified policy does not exist. | 該当行の“policy-id”に相当するポリシーが存在しません。 |
The policy has already been registered. | 該当行のポリシー情報は、すでに登録されています。 |
使用例
登録
【Windows】
swcfmg_report_policy.exe -add -file C:\work\policyinfo.csv
【Linux】
swcfmg_report_policy -add -file /tmp/policyinfo.csv
更新
【Windows】
swcfmg_report_policy.exe -update -file C:\work\policyinfo.csv
【Linux】
swcfmg_report_policy -update -file /tmp/policyinfo.csv
削除
【Windows】
swcfmg_report_policy.exe -delete -id Policy1
【Linux】
swcfmg_report_policy -delete -id Policy1
一覧表示
【Windows】
swcfmg_report_policy.exe -list -file C:\work\policyinfo.csv
【Linux】
swcfmg_report_policy.exe -list -file /tmp/policyinfo.csv
レポーティング
【Windows】
swcfmg_report_policy.exe -report -file C:\work\policystatus.csv
【Linux】
swcfmg_report_policy.exe -report -file /tmp/policystatus.csv