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Interstage Charset Manager Standard Edition Web入力 Agent V9 コマンドリファレンス JSVRFX編
FUJITSU Software

1.1.3 入力の作業

注意

JSVRFXは、スマートデバイスでの入力には対応していません。

業務アプリケーションで、JSVRFXの入力機能を組み込み、入力機能から返却された文字列を入力域に挿入します。

ここでは、処理ステップについて説明します。実装例については、1.2 サンプルを参照してください。

  1. GUI管理オブジェクトの生成

    JSVRFXの入力機能のGUI管理オブジェクトを生成します。ページロードのタイミングで処理するのが一般的です。

    1. JSVRFXの入力機能のGUIを搭載するダイアログ(タイトルバーやクローズボタンを搭載したダイアログの骨格)を作成します。
      ※jQuery UIなどのフレームワークが提供するダイアログWidgetを利用するのが一般的です。

    2. 1で作成したダイアログインスタンスを使って、JSVRFXの入力機能のGUI管理オブジェクトを生成します。

    3. 1で作成したダイアログインスタンスから発行されるJSVRFXのイベントを捕捉し、処理します。
      ※2を実施すると、1で作成したダイアログインスタンスがJSVRFX固有のイベント(入力要求イベントや非同期通信エラーイベント等)を発行するようになります。

  2. 入力機能のGUIの起動

    JSVRFXの入力機能のGUIを起動させます。エンドユーザのキー/ボタンアクションで実施するのが一般的です。

    1. JSVRFXの入力機能のGUIの起動アクションイベントを捕捉し、処理します。

    2. 入力域のカーソル位置を記録します。
      ※cでこの位置に文字列を挿入するためです。

    3. a1で作成したダイアログインスタンスを表示状態にしてから、JSVRFXの入力機能の初期化を実施します。

  3. 入力機能のGUIから返却された入力文字列の挿入

    JSVRFXの入力機能のGUIから返却された入力文字列を入力域に挿入します。a3の入力要求イベントのタイミングで実施します。

    1. a1で作成したダイアログインスタンスを非表示状態にします。

    2. b2で記録した位置に、JSVRFXの入力機能のGUIから返却された文字列を挿入します。