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Interstage Charset Manager Standard Edition Web入力 Agent V9 コマンドリファレンス JSVR部品 JSVR-Webサービス JSVRAX編
FUJITSU Software

1.3.3 プロパティ構造体

名称

EJ_PropertyStruct

解説

プロパティ構造体とは、JSVR部品の振る舞い(プロパティ)を定義する構造体です。本構造体は、部品コントロールクラスを経由して使用するもので、Webページ作成者が直接クリエイトすることはできません。

メソッド

公開しているメソッドはありません。

注意

プロパティ構造体クラスは、コンストラクタも非公開です。独自に本クラスのインスタンスを作成して使用できません。

プロパティ

名称

機能

blnEditable

編集の可/不可の指定

strCharsetName

運用文字コードの指定

strSubmitName

サブミットした値を受け取るための名前

intTabindex

INPUTタグのtabindexと同義

strDefaultText

デフォルトで表示する文字列

strSearchId

変換種別の指定

intInputFontSize

フォントサイズ(px単位)

intListFontSize

インライン変換時の候補リスト中のフォントサイズ(px単位)

intListCount

インライン変換時の候補リスト中の候補数

intMaxTextLength

INPUTタグのmaxlengthと同義

blnGrid

グリッド表示の有無を指定

strDetailedStyle

css-style属性の指定

strTextForeColor

文字色の指定

strClassOnFocus

フォーカス時に適用させるclassスタイル名の指定

strClassOnBlur

ブラー時に適用させるclassスタイル名の指定

strClassDisable

編集不可時に適用させるclassスタイル名の指定

funcEventCallBack

イベント発生時に実行するコールバック関数の指定

1.3.3.1 blnEditable

解説

部品の編集の可/不可を、true(可)/false(不可)で指定します。

論理値

1.3.3.2 strCharsetName

解説

部品の運用文字コードを、次のリテラルのいずれかで指定します。

リテラル

運用文字コード

EJ_SJIS

シフトJIS(MS)

EJ_SJIS_ENC

シフトJIS(MS)のエンコード形式

EJ_UNICODE

Unicode(MS)

EJ_UNICODE_ENC

Unicode(MS)のエンコード形式

EJ_UNICODE2004MS

Unicode(2004MS)

EJ_UNIJEF

Unicode-JEF

EJ_UNIJEF_ENC

Unicode-JEFのエンコード形式

EJ_JEF

JEF

EJ_KEIS

KEIS

EJ_JIPS

JIPS

EJ_DBCS

DBCS-Host

文字列

1.3.3.3 strSubmitName

解説

INPUTタグのname属性と同義です。

文字列

1.3.3.4 intTabindex

解説

INPUTタグのtabindex属性と同義です。

数値(整数)

1.3.3.5 strDefaultText

解説

部品にデフォルトで表示させる文字列を、次のように指定します。

運用文字コード(リテラル)

指定方法

EJ_SJIS_ENC,
EJ_UNICODE_ENC,
EJ_UNIJEF_ENC,
EJ_JEF,
EJ_KEIS,
EJ_JIPS,
EJ_DBCS

"A4A2A4A4A4A6"などと、決められた桁のエンコーディング文字表現で指定する。

EJ_SJIS,
EJ_UNICODE,
EJ_UNICODE2004MS,
EJ_UNIJEF

"あいう"などと、ネイティブ文字表現で指定する。

文字列

1.3.3.6 strSearchId

解説

部品の変換種別を、次のリテラルから指定します。

リテラル

変換種別

機能

20

標準変換

一般的な、かな漢字変換

30

住所入力

住所変換(部分一致変換)

40

氏名入力

変換候補のうち氏名を強調表示

KUIN30

KUIN住所入力

運用KUIN住所辞書による変換(部分一致変換)

KUIN40

KUIN氏名入力

運用KUIN氏名辞書による変換

リテラルを"|"で結合することにより、複数の変換種別を指定することもできます。その際は、結合した順番に、変換種別を切り換えることができます。

例えば"20|40|KUIN40"と指定すると、部品の変換種別を「標準変換」→「氏名入力」→「KUIN氏名入力」とトグルで切り換えることができます。

文字列

1.3.3.7 intInputFontSize

解説

部品に表示させるフォントサイズを、1~2400の範囲で指定します。単位はpxです。

数値(整数)

1.3.3.8 intListFontSize

解説

インライン変換候補リストのフォントサイズを指定します。単位はpxです。

数値(整数)

1.3.3.9 intListCount

解説

インライン変換候補リストの、1ページ(1リクエスト)に表示する候補数を指定します。

数値(整数)

1.3.3.10 intMaxTextLength

解説

INPUTタグのmaxlength属性と同義です。

数値(整数)

1.3.3.11 blnGrid

解説

部品のグリッド(文字のマス)表示の有無を、true(有り)/false(無し)で指定します。

論理値

1.3.3.12 strDetailedStyle

解説

部品におけるCSS-Styleの position、top、left、width、height、z-indexを、次のように指定します。

"position:absolute; top:10pt; left:105.3px; z-index:3"

注意

  • 上記以外の指定はできません。

  • position属性には、absolute以外を指定できません。

  • height属性を指定すると、その値はintInputFontSizeの値に優先します。

文字列

1.3.3.13 strTextForeColor

解説

部品の文字色を、16進のRGB値で、次のように指定します。

黒 : "000000", 白 : "FFFFFF", 赤 : "FF0000", 青 : "0000FF"

文字列

1.3.3.14 strClassOnFocus

解説

部品フォーカス時に適用させるclassスタイル名を指定します。W3C CSS1/2に従って、border-width、border-style、border-color、background-colorを定義したclassスタイルを定義し、この定義名を指定します。ただし、border-widthの定義は2px固定としてください。

次の場合は、"myFocusStyle"を指定します。

.myFocusStyle {
  border-width : 2px;
  border-color : red;
  border-style : solid;
  background-color : lightyellow;
}

注意

  • border-widthの定義は2px固定としてください。

  • border-styleには必ず何らかの定義が必要です。

文字列

1.3.3.15 strClassOnBlur

解説

部品ブラー時(フォーカスが外れるとき)に適用させるclassスタイル名を指定します。指定方法は、「1.3.3.14 strClassOnFocus」を参照してください。

文字列

1.3.3.16 strClassDisable

解説

部品編集不可時に適用させるclassスタイル名を指定します。指定方法は、「1.3.3.14 strClassOnFocus」を参照してください。

文字列

1.3.3.17 funcEventCallBack

解説

部品上のイベント発生時に実行するコールバック関数を指定します。現在利用できるイベントは、onFocus、onBlur、onKeyup、およびonKeydownです。

コールバック関数には、次のように引数を渡します。

名称

解説

pstrEventType

文字列

DOMのevent.typeに従った文字列。
例)"focus"、"blur"、"keyup"、"keydown"

pintIndex

数値(整数)

部品ID。

pevent

イベントオブジェクト

発生したイベントオブジェクト。

コールバック関数を次のように定義した場合、catchEvent を指定します。

function catchEvent( pstrEventType, pintIndex, pevent ) {
  .
  .
  .
}

参考

コールバック関数に渡す引数のうちpeventはV8.0で新たに加わったものですが、V7.0以前の引数の形式(peventを指定しない形式)での利用も可能です。

function