JSVR部品を利用したWebページを作成する場合は、そのWebページが、運用文字コードに適したキャラクタセットでレスポンスされる必要があります。
各運用文字コードに対応するWebページのキャラクタセットは次のとおりです。なお、運用文字コードを表すリテラルについては、「1.3.3.2 strCharsetName」の表を参照してください。
運用文字コードを表すリテラル | キャラクタセット |
---|---|
EJ_SJIS | Windows-31J (*1) |
EJ_UNICODE, EJ_UNICODE2004MS | UTF-8 |
EJ_UNIJEF | UTF-8 |
EJ_SJIS_ENC, EJ_UNICODE_ENC, EJ_UNIJEF_ENC, EJ_JEF, EJ_KEIS, EJ_JIPS, EJ_DBCS | Windows-31J (*1), Shift_JIS,UTF-8 |
*1 : 注意事項「Windows-31Jを使用する際の注意」を参照してください。
静的なHTMLの場合は、キャラクタセットに応じて、次の1と2を表に従って設定すると、レスポンスのキャラクタセットを制御することができます。
HTML文書の保存エンコーディング
<META>によるキャラクタセットの指定
キャラクタセット | 処理 |
---|---|
Windows-31J (*1) |
|
UTF-8 |
|
シフトJIS |
|
*1 : 注意事項「Windows-31Jを使用する際の注意」を参照してください。
注意
HTMLの<META>に"Windows-31J"を指定すると、Internet Explorerがこれを誤認識し、文字化けやスクリプトエラーが発生することがあります。これは、<META>によるキャラクタセットの指定を、"Windows-31J"の代わりに"Shift_JIS"とすることで回避できます。
ただし、JSP/Servlet/CGIなど、ブラウザ以外のシーンにおける文字エンコーディングの指定については、それぞれのプラットフォームが定めた正しい文字エンコーディングを指定してください。例えば、JSP/Servlet内では、"Windows-31J"を指定してください。また、環境ファイル(JapanistSVR.ini)のHTML_CHARSETの値も、"Windows-31J"のままご利用ください。
運用文字コードがEJ_SJISで、JSPでWebページを作成していた場合
設定項目 | 値 |
---|---|
環境ファイル(JapanistSVR.ini)のHTML_CHARSET | Windows-31J |
JSP内のresponse用文字エンコーディング | Windows-31J |
JSPが出力するHTMLの<META>記述 | Shift_JIS |
注意
JSP/Servlet/CGIなどの動的なWebページの場合は、responseオブジェクトに対するキャラクタセットも明示的に指定する必要があります。