ここでは、検索サンプルアプリの起動方法、画面説明、および画面の操作方法について説明します。なお、次のような部門サーバ環境を想定しています。
項目 | 設定 |
---|---|
検索サンプルアプリのWebアプリケーションとしてのURL | http://SERVERNAME:PORT/kiban_search |
注意
検索サンプルアプリがWebアプリケーションとして動作可能である必要があります。例えば、検索サンプルアプリをInterstage Application Serverに配備した場合は、配備先のワークユニットを起動してください。
検索サンプルアプリの起動URLをWebブラウザで開くと、検索サンプルアプリが起動します。起動URLの形式および起動時のパラメータの指定方法は次のとおりです。
◆起動URLの形式
http://SERVERNAME:PORT/kiban_search/main.jsp[?page=char|part]
◆起動時のパラメータ
main.jspにpageパラメータを次のように指定することで、起動時に表示されるページを指定することができます。
パラメータ | 意味 |
---|---|
省略 | デフォルト検索ページを表示 |
page=char | 手書き文字認識機能付きページを表示 |
page=part | 文字部品検索機能付きページを表示 |
◆例
デフォルト検索ページを表示
http://SERVERNAME:PORT/kiban_search/main.jsp
手書き文字認識機能付きページを表示
http://SERVERNAME:PORT/kiban_search/main.jsp?page=char
文字部品検索機能付きページを表示
http://SERVERNAME:PORT/kiban_search/main.jsp?page=part
ページ上は、大きく「属性検索フレーム」「手書き認識フレーム」「検索結果フレーム」とその他に分かれます。
また、ページ上の番号(1)~(16)の名称とその意味は次のとおりです。
番号 | 名称 | 意味 |
---|---|---|
(1) | 読みテキストフィールド | 検索条件の「読み」を入力 |
(2) | 画数テキストフィールド | 検索条件の「画数」を入力 |
(3) | コードテキストフィールド | 検索条件の「基盤コード」を入力 |
(4) | 部首画数選択リストボックス | 部首リストに表示される部首の画数を指定 |
(5) | 部首リスト | 検索条件の「部首」を選択 |
(6) | 選択部首フレーム | 選択した「部首」の字形と読みを表示 |
(7) | 部首選択解除ボタン | 選択した「部首」の選択を解除 |
(8) | 検索ボタン | (1)、(2)、(3)、および(6)の検索条件を使用して、AND検索を実行 |
(9) | リセットボタン | (1)、(2)、(3)、および(6)の検索条件を全てクリア |
番号 | 名称 | 意味 |
---|---|---|
(10) | 手書きエリア(文字) | 検索したい文字の一部または全体の筆跡を入力 |
(11) | 消去ボタン(文字) | 手書きエリア(文字)をクリア |
(12) | 戻すボタン(文字) | 手書きエリア(文字)に入力された筆跡を1画分だけ戻す |
(13) | 認識ボタン(文字) | 手書きエリア(文字)に入力された筆跡で文字認識(検索)を実行 |
番号 | 名称 | 意味 |
---|---|---|
(14) | 検索結果ページ数表示 | 検索結果のページ数を次の形式で表示 "現在のページ番号/全ページ数" |
(15) | ページ切替えボタン | 左側のボタンで、ページを戻す 右側のボタンで、ページを進める |
番号 | 名称 | 意味 |
---|---|---|
(16) | optionボタン | 文字比較フレームを表示 |
参考
属性検索フレーム内で、属性名の表示の上にマウスカーソルを置くと、その属性の値を指定する方法についてのヒントが表示されます。
ページ上は、大きく「属性検索フレーム」「検索結果フレーム」とその他に分かれます。
また、ページ上の番号(1)~(20)の名称とその意味は次のとおりです。
番号 | 名称 | 意味 |
---|---|---|
(1) | 読みテキストフィールド | 検索条件の「読み」を入力 |
(2) | 画数テキストフィールド | 検索条件の「画数」を入力 |
(3) | コードテキストフィールド | 検索条件の「基盤コード」を入力 |
(4) | 部首画数選択リストボックス | 部首リストに表示される部首の画数を指定 |
(5) | 部首リスト | 検索条件の「部首」を選択 |
(6) | 選択部首フレーム | 選択した「部首」の字形と読みを表示 |
(7) | 部首選択解除ボタン | 選択した「部首」の選択を解除 |
(8) | 手書きエリア(文字部品) | 検索条件として使用したい部品全体の筆跡を入力 |
(9) | 消去ボタン(文字部品) | 手書きエリア(文字部品)をクリア |
(10) | 戻すボタン(文字部品) | 手書きエリア(文字部品)に入力された筆跡を1画分だけ戻す |
(11) | 認識ボタン(文字部品) | 手書きエリア(文字部品)に入力された筆跡で文字認識(文字部品の検索)を実行 |
(12) | 手書き部品候補フレーム | 手書きエリア(文字部品)に入力された筆跡で文字認識(文字部品の検索)を実行した結果を表示 |
(13) | 追加ボタン | 手書き部品候補フレームで選択した文字部品を検索部品一覧フレームへ追加 |
(14) | 削除ボタン | 検索部品一覧フレームで選択した文字部品を検索部品一覧フレームから削除 |
(15) | 検索部品一覧フレーム | 検索条件として使用する文字部品の一覧を表示 |
(16) | リセットボタン | (1)、(2)、(3)、(6)、および(15)の検索条件を全てクリア |
(17) | 検索ボタン | (1)、(2)、(3)、(6)、および(15)の検索条件を使用して、AND検索を実行 |
番号 | 名称 | 意味 |
---|---|---|
(18) | 検索結果ページ数表示 | 検索結果のページ数を次の形式で表示 "現在のページ番号/全ページ数" |
(19) | ページ切替えボタン | 左側のボタンで、ページを戻す 右側のボタンで、ページを進める |
番号 | 名称 | 意味 |
---|---|---|
(20) | optionボタン | 文字比較フレームを表示 |
参考
属性検索フレーム内で、属性名の表示の上にマウスカーソルを置くと、その属性の値を指定する方法についてのヒントが表示されます。
ページ上の番号(1)~(3)の名称とその意味は次のとおりです。
番号 | 名称 | 意味 |
---|---|---|
(1) | 文字コード1テキストフィールド | 比較対象の文字の基盤コードを入力 |
(2) | 文字コード2テキストフィールド | 比較対象の文字の基盤コードを入力 |
(3) | オーバレイ比較ボタン | 文字コード1テキストフィールドと文字コード2テキストフィールドで指定された2つの文字を比較 |
ダイアログの上のほうに、文字の字形イメージと基盤コードが表示され、下のほうに文字の属性情報が表示されます。
ページ上の番号(1)~(3)の名称とその意味は次のとおりです。
番号 | 名称 | 意味 |
---|---|---|
(1) | 文字属性表示欄 | 次の各属性の値を表示 検索読み、音読み、訓読み、名のり、 字義、画数、部首、異体字 部首の項目には、部首の代表字形を表示 異体字の項目に表示される字形をクリックすると、その文字の文字属性参照ダイアログを表示 |
(2) | 印刷ボタン | ダイアログの画面を印刷 |
(3) | 閉じるボタン | ダイアログを閉じる |
文字の属性を指定して文字検索を行う場合には、手書き文字認識機能付きページまたは文字部品検索機能付きページの属性検索フレームを使用します。
文字検索の操作の流れは次のようになります。
手順
検索条件として指定する属性の値を設定します。
属性検索フレームの検索ボタンをクリックするか、または各テキストフィールド上で[Enter]キーを押下すると検索が実行され、検索結果が検索結果フレームに表示されます。
複数の属性の値を設定していた場合は、それらをAND条件として検索が実行されます。
検索結果フレームには、検索結果の字形と基盤コードが、1ページに12文字分表示されます。フレームの左右下部にあるページ切替えボタンをクリックすると、表示されるページを前後に移動することができます。
検索結果フレームに表示された文字の字形をクリックすると、その文字の文字属性参照ダイアログが表示されます。
検索条件をすべてクリアする場合は、リセットボタンをクリックします。
各属性の検索方法を次で説明します。
読みテキストフィールドに検索する文字の読みを入力します。入力可能な文字の種類および文字数は次のとおりです。
ひらがな
カタカナ
英大文字
英小文字
数字
次の記号類
゛゜・ー!”#$%&’()*+,-./:;<=>?@[¥]^_`{|}~、。「」
最大20文字
注意
読みとして「ゔ」(濁点付きの「う」)を指定した場合、文字検索の実行時に、読みテキストフィールド上で自動的に「ヴ」に置き換わり、検索が実行されます。
入力可能な文字以外の文字を入力して検索を実行しようとすると、エラーメッセージが表示されます。
画数テキストフィールドに、画数の範囲を1から9999の範囲の10進の数値で入力します。
注意
画数の開始値には、初期値として1が設定されます。リセットボタンをクリックすると、この値に戻ります。
画数の開始値、終了値の指定の仕方によって、次のように検索が実行されます。
指定方法 | 検索対象とする文字 |
---|---|
開始値、終了値の両方を指定 | 指定した範囲の画数の文字 |
開始値だけを指定 | 指定値以上の画数の文字 |
終了値だけを指定 | 指定値以下の画数の文字 |
開始値、終了値の両方を指定しない | 画数を持たない文字を含むすべての文字 |
次の場合には、エラーメッセージが表示されます。
入力可能な値の範囲外の数値を入力して検索を実行しようとした場合
開始値より小さい値を終了値に入力して検索を実行しようとした場合
コードテキストフィールドに、基盤コードの値を0から99999999の範囲の10進の数値で入力します。
注意
入力可能な値の範囲外の数値や文字列を入力して検索を実行しようとすると、エラーメッセージが表示されます。
次のようにして、部首を選択します。
手順
部首画数選択リストボックスで、指定したい部首の画数を選択します。
部首リストで、指定したい部首の字形をクリックすると、選択部首フレームに、指定した部首の字形と読みが表示されます。
選択部首フレームに表示されている部首の選択を解除したい場合は、部首選択解除ボタンをクリックします。
参考
部首リストおよび選択部首フレームで、部首の字形にマウスカーソルを合わせると、部首の読みと部首グループコードがツールチップで表示されます。
文字部品検索機能付きページを使用している場合は、文字部品による文字検索を行うことができます。その場合は、次のようにして、文字部品を指定します。
手順
手書きエリア(文字部品)に文字部品の字形を手書きで入力し、認識ボタン(文字部品)をクリックします。
手書きエリア(文字部品)上の字形をすべて削除する(字形を書き直す)場合は、消去ボタン(文字部品)をクリックします。
手書きエリア(文字部品)上の字形の筆跡を1画分だけもとに戻す場合は、戻すボタン(文字部品)をクリックします。
手書き部品候補フレームに、文字部品の候補が表示されます。その中から、検索条件として指定したい文字部品の字形を選んでクリックしてから、追加ボタンをクリックします。
検索条件として指定したい文字部品が手書き部品候補フレームに表示されなかった場合は、手順の1に戻ります。
検索部品一覧フレームに文字部品が追加されます。
検索部品一覧フレームから文字部品を削除する場合は、削除したい文字部品の字形を選んでクリックしてから、削除ボタンをクリックします。
複数の文字部品を指定する場合は、手順の1~3を必要なだけ繰り返します。
注意
検索部品一覧フレームに追加できる文字部品は、最大で8個です。
検索部品一覧フレームには、同じ字形の文字部品を複数個指定することはできません。
次の操作を行うと、エラーメッセージを表示します。
手書きエリア(文字部品)上に何も入力せずに認識ボタン(文字部品)をクリックする
手書き部品候補フレーム内の文字部品の字形をどれもクリックせずに、追加ボタンをクリックする
検索部品一覧フレームに、9個以上の文字部品を追加しようとする
検索部品一覧フレームにすでに指定されている文字部品を、再度追加しようとする
検索部品一覧フレーム内の文字部品の字形をどれもクリックせずに、削除ボタンをクリックする
手書きの字形によって文字検索を行う場合には、手書き文字認識機能付きページの手書き認識フレームを使用します。
文字検索の操作の流れは次のようになります。
手順
手書きエリア(文字)に、検索したい文字の一部または全体の字形を手書きで入力し、認識ボタン(文字)をクリックします。
手書きエリア(文字)上の字形をすべて削除する(字形を書き直す)場合は、消去ボタン(文字)をクリックします。
手書きエリア(文字)上の字形の筆跡を1画分だけもとに戻す場合は、戻すボタン(文字)をクリックします。
検索結果フレームに、検索結果が表示されます。
検索結果フレームには、検索結果の字形と基盤コードが、1ページに12文字分表示されます。フレームの左右下部にあるページ切替えボタンをクリックすると、表示されるページを前後に移動することができます。なお、得られる検索結果の最大文字数は36文字(3ページ分)です。
検索結果フレームに表示された文字の字形をクリックすると、その文字の文字属性参照ダイアログが表示されます。
検索結果が表示されたあとも、手書きエリア(文字)上の筆跡は残っています。そこに筆跡を追加するなどの修正を行ってから再度認識ボタン(文字)をクリックして検索を行うことができます。
注意
手書きで入力する字形は、1文字分のすべてを筆記する必要はありません。部分的な字形だけでも文字検索を行うことができます。
この検索方法では、統計的な手法を用いて、手書きで入力された字形を評価し、文字検索を行っています。そのため、1回の検索では目的の文字が見つからない場合があります。この時は、1画書き足したり、戻したりするなどして、目的の文字を絞り込めるか試してみてください。また、できるだけていねいに、正しいと思われる筆順にしたがって手書きすると、正しく検索されやすくなります。
属性や手書き認識による文字検索を行うと、検索結果フレームに検索結果の字形が表示されます。そこから文字を選択して文字属性参照ダイアログを表示させると、さらに異体字を表示させることができます。
手順
検索結果フレームで、文字の字形をクリックし、その文字の文字属性参照ダイアログを表示します。
文字属性表示欄の異体字の項目に、字形が表示されている場合は、それらの字形をクリックすると、元の文字の異体字についての文字属性参照ダイアログが表示されます。
2つの文字の字形を重ね合わせて表示し、字形の異なる部分を比較しやすくすることができます。この機能を「文字比較機能」と呼びます。
操作の流れは次のようになります。
手順
optionボタンをクリックして、文字比較フレームを表示します。
文字コード1テキストフィールド、および文字コード2テキストフィールドに、比較したい文字の基盤コードを、次のいずれかの方法で入力します。
文字コード1テキストフィールドまたは文字コード2テキストフィールドに、基盤コードの値を0から99999999の範囲の10進の数値で入力します。
検索結果フレームに表示されている文字の字形を、文字コード1テキストフィールドまたは文字コード2テキストフィールドにマウスでドラッグ&ドロップします。
文字属性参照ダイアログに表示されている文字の字形を、文字コード1テキストフィールドまたは文字コード2テキストフィールドにマウスでドラッグ&ドロップします。
文字属性参照ダイアログの、文字属性表示欄の異体字の項目に表示されている文字の字形を、文字コード1テキストフィールドまたは文字コード2テキストフィールドにマウスでドラッグ&ドロップします。
オーバレイ比較ボタンをクリックすると、文字の比較が行われます。
参考
文字コード1テキストフィールドおよび文字コード2テキストフィールドそれぞれの右側にある[↓]ボタンをクリックすると、入力されている基盤コードに対応する文字の字形が表示されます。
文字コード1テキストフィールドまたは文字コード2テキストフィールドに、存在しない基盤コードを入力して[↓]ボタンをクリックすると、字形エラー画像が表示されます。