ページの先頭行へ戻る
Interstage Charset Manager Standard Edition V9 概説書
FUJITSU Software

1.2.11 V9.1.0

日本語資源運用

日本語資源管理のアクセス権限
変更内容

今までのバージョンでは必要なファイル、ディレクトリ、レジストリにアクセス権限がないユーザでも日本語資源管理を起動することはできましたが、本バージョンではエラーとなり起動できません。

影響

ファイル、ディレクトリ、レジストリにアクセス権限がない場合。

対処方法

ファイル、ディレクトリ、レジストリのアクセス権限を変更してください。詳しくは、“Charset Manager 使用手引書 日本語資源管理編”の“2.1.1 日本語資源管理を起動するユーザ権限について”を参照してください。

Charset Managerの資源配付機能の再起動後適用
変更内容

Charset Managerの資源配付機能の再起動後適用は、これまではログオン後に適用されていましたが、本バージョンでは、OS再起動後の適用となります。

影響

Charset Managerの資源配付機能で、再起動後適用を指定していた場合。

対処方法

OSの再起動をせずに適用を行いたい場合には、即時を指定してください。

配付状況集結ログの適用結果の返却
変更内容

これまでのCharset Managerの資源配付機能の再起動後適用では、再起動した後に適用結果が返却されていましたが、本バージョンでは、再起動前に適用結果が返却されます。

影響

配付状況集結ログで適用結果を確認している場合。

対処方法

配付した外字が適用されたかどうかは、配付状況集結ログと再起動されているかどうかで確認してください。

サポート対象のベンダIME
変更内容

MS-IME98のベンダIME単語辞書は、サポート対象外となります。

影響

MS-IME98に単語辞書を適用していた場合。

対処方法

日本語資源管理のクライアントグループの設定や、日本語資源取出し環境の設定のIME種別を変更してください。

文字属性ファイルの形式変更
変更内容

漢字辞書属性エクスポートコマンドで出力する文字属性ファイルの形式が変更となりました。詳しくは、“Charset Manager 使用手引書 日本語資源管理編”の“E.2.1 漢字辞書属性インポートコマンド”の“文字属性ファイルの形式”を参照してください。

影響

漢字辞書属性エクスポートコマンドで出力する文字属性ファイルを利用していた場合。

対処方法

新しい形式に対応してください。

辞書の環境設定ダイアログボックスの画面変更
変更内容

日本語資源管理の辞書の環境設定で、動作タブの以下の設定項目が別の画面に移動になりました。

  • 辞書ツールキット/単語登録

  • 動作環境

詳しくは、“Charset Manager 使用手引書 日本語資源管理編”の“5.4 辞書の環境設定”を参照してください。

影響

辞書ツールキット/単語登録、動作環境を設定する場合。

対処方法

動作タブにおいて、[入力アシストの動作環境設定]ボタンを押してください。

画面のリテラル変更
変更内容

日本郵政グループ(旧、郵政公社)の社名変更に伴い、画面やコマンドの出力結果に出力されるリテラルを変更しました。

影響

手引書を作成していたり、ログのチェックをプログラム等で行っていたりする場合。

対処方法

リテラルの変更に対応して、修正してください。

入力機能向け運用辞書生成コマンドの動作変更
変更内容

入力機能向け運用住所辞書生成コマンドに/REPパラメタを追加しました。このため、従来と同じパラメタを指定した場合、出力先フォルダに同一名のファイルが存在した場合、従来はファイルの上書きが行われましたが、今後はエラーとなります。

影響

バッチファイルなどで呼び出している場合。

対処方法

従来と同じ動作にするためには、/REPパラメタを指定してください。

Charset Managerの資源配付機能のログの出力先変更
変更内容

今までは、作業用ディレクトリはインストールディレクトリ配下でしたが、本バージョンではデフォルトを管理ディレクトリに変更します。これに伴い、Charset Managerの資源配付機能のログの出力先が変更になります。詳しくは、“Charset Manager 使用手引書 日本語資源管理編”の“6.4.1 エラー発生時の採取ログ”を参照してください。

影響

エラー発生時の採取ログを採取している場合。

対処方法

管理ディレクトリに出力されるログを採取してください。

Windows for Itaniumにおける外字適用の動作環境
変更内容

以前のバージョンまでの外字適用機能は、WOW64サブシステム上で32ビットアプリケーションとして動作していましたが、V9.1では64ビットアプリケーションとして動作するようになりました。

影響

ありません。

対処方法

不要です。

Windows for Itaniumにおける日本語資源適用(クライアント)の削除
変更内容

Windows for Itanium版 Charset Manager-Aに含まれる日本語資源適用(クライアント)機能を削除します。

影響

ありません。

対処方法

不要です。
日本語資源を適用する場合は、日本語資源適用(部門サーバ)の機能を利用してください。

標準コード変換

Windows for Itaniumにおける標準コード変換機能の動作環境
変更内容

以前のバージョンまでの標準コード変換のコマンド機能は、WOW64サブシステム上で32ビットアプリケーションとして動作していましたが、V9.1では64ビットアプリケーションとして動作するようになりました。WOW64サブシステムには、標準コード変換のダイナミックリンクライブラリのみがインストールされます。

影響

ありません。

対処方法

不要です。

拡張データ変換

Windows for Itaniumにおける拡張データ変換機能の動作環境
変更内容

以前のバージョンまでの拡張データ変換機能は、WOW64サブシステム上で32ビットアプリケーションとして動作していましたが、V9.1では64ビットアプリケーションとして動作するようになりました。WOW64サブシステムには、拡張データ変換のダイナミックリンクライブラリのみがインストールされます。

影響

ありません。

対処方法

不要です。

Charset Validator

運用文字コードがUnicode(MS932)、Unicode(MS932ex)の場合の定義修正
変更内容

運用文字コードがUnicode(MS932)、Unicode(MS932ex)の場合、これまでのバージョンではU+001A~U+001Fのコードが入力されたときにINVALIDが返却されますが、本バージョンではVALIDが返却されます。

影響

運用文字コードとして、Unicode(MS932)、Unicode(MS932ex)を使用している場合。

対処方法

これまでと同様にU+001A~U+001Fのコードの場合にINVALIDを返却したい場合には、バリデーションポリシー定義ファイルでInvalidCodeに指定して、バリデーションポリシーを作成しなおしてください。

Charset Converter

ConverterキーワードがUnicode(MS932)、Unicode(MS932ex)の場合の定義修正
変更内容

変換元のConverterキーワードがUnicode(MS932)、Unicode(MS932ex)の場合、これまでのバージョンではU+001A~U+001Fのコードは無効として扱われていましたが、本バージョンでは変換対象として扱われます。

影響

Converterキーワードとして、Unicode(MS932)、Unicode(MS932ex)を使用している場合。

対処方法

これまでと同様にU+001A~U+001Fのコードを無効としたい場合には、コード変換ポリシー定義ファイルでSourceInvalidCodeに指定して、コード変換ポリシーを作成しなおしてください。

インストーラ

インストールディレクトリの長さの制限変更
変更内容

Charset Managerの資源配付機能を利用する場合、かつ、作業用ディレクトリがインストールディレクトリの場合、長さの制限は48バイトから35バイトに変更となります。

影響

35バイト以上の長さのインストールディレクトリを指定している場合。

対処方法

35バイト以内の長さのインストールディレクトリを指定するか、作業用ディレクトリを管理ディレクトリにする設定をしてください。

管理ディレクトリの長さの制限変更
変更内容

Charset Managerの資源配付機能を利用する場合、長さの制限は48バイトから35バイトに変更となります。

影響

35バイト以上の長さの管理ディレクトリを指定している場合。

対処方法

35バイト以内の長さの管理ディレクトリを指定してください。

Charset Manager-M、Charset Manager-Aの資源配付機能の環境設定
変更内容

これまでのバージョンでは、インストール時にCharset Managerの資源配付機能の環境設定を自動で行うのがデフォルトでしたが、本バージョンではインストール後に手動で行うのをデフォルトとします。

影響

インストール時にCharset Managerの資源配付機能の環境設定を行いたい場合。

対処方法

インストール時に自動で行うよう、設定を変更してください。