■製品全般
動作OSから、Windows Server 2008、Windows Server 2003、Windows 8、Windows 7を対象外とします。
以前のバージョンから引き続き、対象外となったOSでの使用を希望する場合。
ありません。本バージョンでの対応OSにて使用してください。
以下の機能で使用するJavaの対象バージョンから、5.0が削除されます。
Charset ConverterのConverterライブラリ
Charset Validatorのバリデーションライブラリ
Java 5.0で上記の機能を使用している場合
ありません。本バージョンでの対応バージョンにて使用してください。
■日本語資源管理
入力用マスタコード系「Unicode(2004MS)」に文字が追加されました。従来は、「MS 明朝 Version 5.0」の文字セットが管理対象でしたが、本バージョンでは「MS 明朝 Version 5.30」の文字セットが管理対象になります。
従来バージョンから移行した資産を利用する場合は、影響ありません。以下の条件をすべて満たした場合において、今まで入力されなかった文字が、Charset-入力アシストおよびCharset-Web入力により、追加で入力されるようになります。
本バージョンにより新たに構築した環境において、業務を新規作成している。
入力用マスタコード系として、「Unicode(2004MS)」を使用している。
以下のいずれかの入力機能を使用している。
Charset-入力アシスト
Charset-Web入力
新たに入力されるようになる文字のコードポイントは、以下の通りです。
20E3 | 2152 | 3246 | 32FF | 3EDA | 4103 | 7421 | 7575 | 9FC4 | 9FC5 |
9FC6 | FA6B | FA6C | FA6D | 1F200 | 1F201 | 1F202 | 1F210 | 1F211 | 1F212 |
1F213 | 1F214 | 1F215 | 1F216 | 1F217 | 1F218 | 1F219 | 1F21A | 1F21B | 1F21C |
1F21D | 1F21E | 1F21F | 1F220 | 1F221 | 1F222 | 1F223 | 1F224 | 1F225 | 1F226 |
1F227 | 1F228 | 1F229 | 1F22A | 1F22B | 1F22C | 1F22D | 1F22E | 1F22F | 1F230 |
1F231 | 1F232 | 1F233 | 1F234 | 1F235 | 1F236 | 1F237 | 1F238 | 1F239 | 1F23A |
1F240 | 1F241 | 1F242 | 1F243 | 1F244 | 1F245 | 1F246 | 1F247 | 1F248 | 1F250 |
1F251 | 20158 | 20BB7 | 233CC | 233FE | 242EE |
インストールガイドの“第4章 資産の移行”を参照し、資源管理サーバの資産を移行してください。移行ではなく、本バージョンにより新たに構築した環境において、業務を新規作成する場合は、以下の対処を実施してください。
Charset-入力アシストの場合
影響に記載された文字の入力を抑止してください。抑止方法の詳細は、“使用手引書 日本語資源管理編 5.4.4 動作”を参照してください。
Charset-Web入力の場合
対処方法はありません。移行により対処してください。
入力用マスタコード系「Unicode(2004MS)」に文字が追加されました。従来は、「MS 明朝 Version5.0」の文字セットが管理対象でしたが、本バージョンでは「MS 明朝 Version5.30」の文字セットが管理対象になります。
本バージョンにより配付した資源を本製品より古いバージョンのCharset-Web入力で利用した場合、追加された文字の一部が、Charset-Web入力で表示できません。条件は、以下をすべて満たした場合です。
業務の入力用マスタコード系が、「Unicode(2004MS)」である。
Charset-Web入力のバージョンが、V9かつV9.5.1以下である。
本バージョンにより新たに構築した環境において、業務を新規作成している。
本バージョンで追加された文字を含む資源を、本製品より古いバージョンのCharset-Web入力で利用する場合、以下の対処を実施してください。
Charset-Web入力のワークユニットまたはIJServerクラスタを停止する。Charset-Web入力の停止手順は、Charset-Web入力のマニュアルを参照してください。
管理者権限により、以下のファイルをCharset Manager-Mのインストール媒体から、Charset-Web入力のインストールディレクトリに上書きコピーする。なお、コピーする場合は、コピー先のファイルをあらかじめバックアップし、保管してください。
コピー元 | コピー先 | |
---|---|---|
Charset Manager-Mインストール媒体\compatible\latest\WEB\JapanistSVR\fonts\KW*.ttf | Charset-Web入力がV9.3.0以降の場合 | Charset-Web入力インストールディレクトリ\fonts\ |
Charset-Web入力がV9.2.1以前の場合 | Java実行環境\jre\lib\fonts\ |
Charset-Web入力のワークユニットまたはIJServerクラスタを起動する。
配付環境設定コマンドのコマンドインタフェースが変更になり、以下のパラメタが廃止されます。
/JH
/JV
旧版のコマンドインタフェースで実行した場合、以下の警告メッセージが出力され、廃止されたパラメタが無視されます。
警告 : /JH、/JVを無視しました。
また、コマンド実行時に出力される以下の復帰コードのメッセージが変更になります。
12
(旧)
Javaがインストールされていないため、Charset Managerの資源配付の環境設定ができませんでした。
Charset Managerの資源配付機能を使用する場合は、Javaをインストール後、配付環境の設定を行ってください。
(新)
Charset Managerの資源配付の環境設定ができませんでした。
配付環境設定コマンドを使用する場合
ありません。
■日本語資源適用
配付環境設定コマンドのコマンドインタフェースが変更になり、以下のパラメタが廃止されます。
/JH
旧版のコマンドインタフェースで実行した場合、以下の警告メッセージが出力され、廃止されたパラメタが無視されます。
警告 : /JHを無視しました。
また、コマンド実行時に出力される以下の復帰コードのメッセージが変更になります。
12
(旧)
Javaがインストールされていないため、Charset Managerの資源配付の環境設定ができませんでした。
Charset Managerの資源配付機能を使用する場合は、Javaをインストール後、配付環境の設定を行ってください。
(新)
Charset Managerの資源配付の環境設定ができませんでした。
配付環境設定コマンドを使用する場合
ありません。
日本語資源取出し環境の設定コマンド(サービスモード)のコマンドインタフェースが変更になり、以下のパラメタが廃止されます。
/JH
/JV
旧版のコマンドインタフェースで実行した場合、以下の警告メッセージが出力され、廃止されたパラメタが無視されます。
/JH and /JV were ignored.
日本語資源取出し環境の設定コマンドを使用する場合
ありません。
日本語資源取出し環境の設定画面が変更になり、以下の項目が入力不要となります。
Javaのインストールパス
jvm.dllパス
日本語資源取出し環境の設定画面を使用する場合
ありません。
■インストーラ
資産リストアコマンドのコマンドインタフェースが変更になり、以下のパラメタが廃止されます。
-jh
-jv
旧版のコマンドインタフェースで実行した場合、以下の警告メッセージが出力され、廃止されたパラメタが無視されます。
-jh、-jvを無視しました。
資産リストアコマンドを使用する場合
ありません。
■標準コード変換
サンプルの対応定義ファイル「JEF2MINCHO2004.ctl」によりカスタマイズされる変換表において、変換される文字が追加されます。
従来は、Unicode4.1に規定されている文字の中で、「MS 明朝 Version 5.0」で表示できる文字とJEFとの変換でしたが、本バージョンでは、「MS 明朝 Version 5.30」で表示できる文字とJEFの変換になります。
従来バージョンから移行した資産を利用する場合は、影響ありません。
本バージョンにより新たに構築した環境において、上記サンプルの対応定義ファイルを使用しカスタマイズした場合、今まで変換されなかった文字が変換されるようになります。
新たに変換される文字コードは、以下の通りです。
JEFKANA | UCS4 |
---|---|
59D5 | 7421 |
45FB | 20BB7 |
以下のいずれかの方法があります。
資産を移行し、従来の変換表を利用する。インストールガイドの“第4章 資産の移行”を参照し、資産を移行してください。
互換ファイルを使用し、従来と同じ変換表のカスタマイズをする。
Charset Managerインストール媒体内の「\compatible\V9.5.1\COM\CharMGR\ADJUST\DATA\JEF2MINCHO2004.ctl」を使用し、変換表をカスタマイズしてください。
■Charset Converter
Converterキーワード「Unicode(2004MS)」(コード系種別Unicodeの文字セット2004MS)に文字が追加されました。
従来バージョンで生成したコード変換ポリシーをそのまま利用する場合は、影響ありません。
本バージョンにより新たに構築した環境において、Converterキーワード「Unicode(2004MS)」を使用したコード変換ポリシーを生成し利用した場合、従来は「無効文字」となっていたコードポイントが、本バージョンでは「変換不能文字」に変わります。
本バージョンで変更になるコードポイントは、“表1.1 MS 明朝 Version 5.30で追加されたUnicodeコードポイント一覧”を参照してください。
以下のいずれかの方法があります。
従来バージョンで使用していたコード変換ポリシーを配置して利用する。
システム構築ガイド コンバータ編“2.2.4 コード変換ポリシーの配置”を参照して、従来のコード変換ポリシーをそのまま資源管理サーバおよび部門サーバに配置してください。
互換ファイルを使用し、従来と同じコード変換ポリシーを生成する。
Charset Manager-Mインストール媒体内の以下のファイルを管理者権限によりコピーし、コード変換ポリシーを生成してください。なお、コピーする場合は、コピー前のファイルをあらかじめバックアップし、保管してください。
コピー元ファイル | コピー先ディレクトリ |
---|---|
Charset Manager-Mインストール媒体\compatible\V9.5.1\MAN\CharMGR\converter\DATA\basecodelist\Unicode(2004MS).txt | Charset Manager-Mインストールディレクトリ\converter\DATA\basecodelist |
■Charset Validator
以下のコマンドのコマンドインタフェースが変更になります。
バリデーションポリシー生成コマンド(Java)
バリデーションポリシー確認コマンド(Java)
また、コマンド実行時に出力されるメッセージに下記が追加されます。
エラー種別:ERROR メッセージID:09999 メッセージ本文:Internal error occured.
上記コマンドを使用する場合
ありません。
運用文字コード「Unicode(2004MS)」に文字が追加されました。
従来バージョンで生成したバリデーションポリシーをそのまま利用する場合は、影響ありません。
本バージョンにより新たに構築した環境において、運用文字コード「Unicode(2004MS)」を使用したバリデーションポリシーを生成した場合、バリデーション結果が変わる場合があります。
従来バージョンでのバリデーション結果は常にINVALIDでしたが、本バージョンでバリデーションポリシーを生成した場合は、バリデーションポリシー定義ファイルの設定値(DefaultValidity,InvalidCode,ValidCodeの値)に従います。
本バージョンで変更になるコードポイントは、“表1.1 MS 明朝 Version 5.30で追加されたUnicodeコードポイント一覧”を参照してください。
以下のいずれかの方法があります。
従来バージョンで生成したバリデーションポリシーをそのまま利用する。
互換ファイルを使用し、従来と同じバリデーションポリシーを生成する。
Charset Manager-Mインストール媒体内の以下のファイルを管理者権限によりコピーし、バリデーションポリシーを作成してください。なお、コピーする場合は、コピー前のファイルをあらかじめバックアップし、保管してください。
コピー元ファイル | コピー先ディレクトリ |
---|---|
Charset Manager-Mインストール媒体\compatible\V9.5.1\MAN\CharMGR\validator\basecodelist\Unicode(2004MS).txt | Charset Manager-Mインストールディレクトリ\validator\basecodelist |
■文字同定機能
文字同定機能の同定先のフォントシステム「Windows TrueTypeフォント(UCS4)」において、同定対象となる文字が追加されました。
従来は、「MS 明朝Version 5.0」の文字セットを同定対象としていましたが、本バージョンでは「MS 明朝Version 5.30」の文字セットが同定対象になります。
同定先のフォントシステムとして、「Windows TrueTypeフォント(UCS4)」を使用している場合、今まで同定されなかった文字に同定されるようになります。
新たに同定されるようになる文字のコードポイントは、“表1.1 MS 明朝 Version 5.30で追加されたUnicodeコードポイント一覧”を参照してください。
ありません。