ページの先頭行へ戻る
PRIMECLUSTER  導入運用手引書 4.3
FUJITSU Software

A.6.2 RMS 構成の場合

RMSが確実に動作するにはカーネルパラメタの設定が必要です。そのため、RMS のインストール時に、これらのカーネルパラメタが /etc/sysctl.conf に定義されていない場合、または、定義されている場合でも、設定値が以下に示す値を満たしていない場合は、以下に示す値を設定するよう /etc/sysctl.conf の定義が自動で更新されます。

カーネルパラメタ

特性

備考(パラメタの意味)

kernel.msgmnb

最大値

4194304

メッセージキューのバイトサイズ

kernel.msgmax

最大値

16384

メッセージのテキストの最大サイズ

kernel.msgmni

加算

8192

システム全体のメッセージキューの最大数

注意

  • PRIMECLUSTERでは、プロセス間通信でメッセージキューを使用します。
    RMS起動時、0x4d2から2076個を予約します。
    アプリケーションでメッセージキューを使用する場合は、上記の範囲(0x4d2~0xcee)以外を使用してください。

  • RMS のインストール時に/etc/sysctl.conf のパラメタ定義が自動で追加/更新された場合であっても、他のソフトウェア製品や利用者アプリケーションで使用する値について確認し、必要に応じて定義値を修正してください。