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PRIMECLUSTER  導入運用手引書 4.5
FUJITSU Software

6.7 クラスタアプリケーションの設定

ここでは、クラスタアプリケーションの設定方法について説明します。以降の操作は、クラスタ対応を構成するいずれかのノードに対して必要な設定を実施してください。

■クラスタアプリケーションの設定の流れ

クラスタアプリケーションの設定の流れを運用形態ごとに説明します。

運用形態については“2.3 クラスタシステムの運用形態の決定”を参照してください。

1) スタンバイ運用の1:1運用待機

スタンバイ運用の1:1運用待機は、以下の流れで設定します。

2) スタンバイ運用の相互待機

スタンバイ運用の相互待機は、以下の流れで設定します。

3) スタンバイ運用のN:1運用待機

スタンバイ運用のN:1運用待機は、以下の流れで設定します。

4) スタンバイ運用のカスケード

スタンバイ運用のカスケードは、以下の流れで設定します。

5) スタンバイ運用の移動待機

スタンバイ運用の移動待機は、以下の流れで設定します。

6) スケーラブル運用

スケーラブル運用は、以下の流れで設定します。

参照

注意

  • クラスタアプリケーションおよびリソースの設定は、設計時に作成したPRIMECLUSTER デザインシートの“セットアップ (クラスタアプリ)”および、各リソースのシートのクラスタアプリケーションおよびリソースの情報を基に行ってください。作成後変更の必要性が生じた場合にデザインシートの情報が必要になりますので、デザインシートが作成されていない場合には、必ず作成してから操作を行ってください。

  • PRIMECLUSTERシステム全体で設定できるリソースオブジェクト数およびディテクタ数が最大値を超えないことを、あらかじめ PRIMECLUSTER デザインシートの“設計(リソース数)”で確認してください。

  • 同一のリソースを複数のクラスタアプリケーションに指定することはできません。

  • GenerateおよびActivateは、RMS が動作している場合、失敗します。そのため、クラスタアプリケーションの作成を行う前に、クラスタアプリケーションが起動していないことをCluster Adminまたはhvdispコマンドで確認してください。RMS が動作している場合は、クラスタアプリケーションの作成を行う前に、Cluster Adminまたはhvshutコマンドを実行してクラスタシステムを構成する、すべてのノードでRMS を停止してください。hvdispおよびhvshutコマンドの詳細は、各コマンドのマニュアルページを参照してください。

  • RMS Wizardで使用する“リモートファイルコピー”と“リモートコマンド実行”の設定を行ってください。設定方法については、“5.1.1 CF、CIPの設定”の注意事項を参照してください。
    クラスタインタコネクトがセキュリティで保護されていない場合は、クラスタアプリケーション設定後に、すべてのクラスタノードで“リモートファイルコピー”と“リモートコマンド実行”の設定を解除してください。