管理サーバ/統合管理サーバと同じ業務ネットワークに接続していない端末にクライアント(CT)を導入し、インターネット経由で管理サーバ/統合管理サーバにアクセスする場合は、以下の手順でクライアント(CT)をインストールします。
注意
インストール時に指定する中継サーバのIPアドレスまたはサーバ名は、接続先の中継サーバ構築時、サーバ証明書を生成する際に指定した情報(SDSVMakeCSR.exe実行時の-CNパラメーターの値)と同じ値を入力してください。
異なる情報を設定した場合、クライアント(CT)が中継サーバと通信できません。
中継サーバでサーバ証明書を生成する手順の詳細は“2.10.3.2 HTTPS通信を設定する”を参照してください。
単体インストール
単体インストール方法には、以下の2つがあります。
ウィザード形式でインストールする
サイレントインストールを実施する
セットアップディスクのクライアント(CT)のインストーラ「win32\DTKClient」フォルダをクライアント(CT)の任意の場所にフォルダごとコピーします。
セットアップディスクの「win32」フォルダ配下の「dtkcustom_internet.ini」を、“手順1.”でコピーした「DTKClient」フォルダにコピーします。
「DTKClient」フォルダ配下の「Setup.exe」を実行します。
以降の手順は“2.6.1.1 ウィザード形式でインストールする”の“インストール”を参照してください。ただし、“手順6.”の[サーバ情報の入力]画面では、以下の情報を入力してください。
[接続する(統合)管理サーバのサーバ名またはIPアドレス]:インターネットから接続する際の中継サーバのIPアドレスまたはサーバ名を入力します。
[代替管理サーバのサーバ名またはIPアドレス]:接続する中継サーバの異常時に、ユーザーポリシーを照会する代替中継サーバのIPアドレス、または代替中継サーバのコンピュータ名を入力します。
[使用するポート番号(受信用)]:入力する必要はありません。
[使用するポート番号(送信用)]:クライアント(CT)のログ送信時、ポリシーの受信時に、クライアント(CT)から中継サーバへの通信で使用するポート番号です。
[使用するポート番号(送信用2)]:クライアント(CT)の登録時に、クライアント(CT)から中継サーバへの通信で使用するポート番号です。
その他の項目は“インストール”と同様です。
インストール設定ファイルの作成手順については、“2.6.1.2 サイレントインストールを実施する”を参照してください。
ただし、“手順3.”の情報入力については、以下のように入力してくたざい。
設定項目 | 値 | |
---|---|---|
[サーバIPアドレスまたはサーバ名(CT管理サーバ)] | インターネットから接続する際の中継サーバのIPアドレスまたはサーバ名を入力します。 | |
[サーバIPアドレスまたはサーバ名(代替管理サーバ)] | 接続する中継サーバの異常時に、ユーザーポリシーを照会する代替中継サーバのIPアドレス、または代替中継サーバのコンピュータ名を入力します。 | |
[ポート番号の設定] | [ポート番号(受信用)] | 入力する必要はありません。 |
[ポート番号(送信用)] | クライアント(CT)のログ送信時、ポリシーの受信時に、クライアント(CT)から中継サーバへの通信で使用するポート番号です。 | |
[ポート番号(送信用2)] | クライアント(CT)の登録時に、クライアント(CT)から中継サーバへの通信で使用するポート番号です。 |
その他の項目は“2.6.1.2 サイレントインストールを実施する”と同様です。
セットアップディスクのクライアント(CT)のインストーラ「win32\DTKClient」フォルダをクライアント(CT)の任意の場所にフォルダごとコピーします。
セットアップディスクの「win32」フォルダ配下の「dtkcustom_internet.ini」を、“手順1.”でコピーした「DTKClient」フォルダにコピーします。
Windowsの[ファイル名を指定して実行]を選択します。またはコマンドプロンプトを起動します。
「DTKClient」フォルダ配下の「Setup.exe」を実行します。
以降の手順は“2.6.1.2 サイレントインストールを実施する”と同様です。
マスタPC/仮想マスタPCを使用した導入
導入手順については、“2.6.2 マスタPC/仮想マスタPCを使用した導入”を参照してください。
ただし、“手順2.”でインストールする方法については、本項の単体インストールの“ウィザード形式でインストールする”または、“サイレントインストールを実施する”を参照してください。
Systemwalker Desktop Patrolを使用した導入
導入手順については、“2.6.3 Systemwalker Desktop Patrolを使用した導入”を参照してください。
ただし、“手順5.”と“手順6.”の間で以下の手順を行ってください。
セットアップディスクの「win32」フォルダ配下の「dtkcustom_internet.ini」を、“手順4.”でコピーした「DTKClient」フォルダにコピーします。
Active Directoryのグループポリシーを使用した導入
導入手順については、“2.6.4 Active Directoryのグループポリシーを使用した導入”を参照してください。
ただし、“2.6.4.3 グループポリシーの登録”の“手順8.”と“手順9.”の間で以下の手順を行ってください。
セットアップディスクの「win32」フォルダ配下の「dtkcustom_internet.ini」を、“手順8.”でコピーした「DTKClient」フォルダにコピーします。