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Systemwalker Centric Manager LAN二重化運用管理ガイド
FUJITSU Software

4.4 運用上の注意事項

Systemwalker Centric ManagerをLAN二重化環境で運用する場合、以下の注意が必要です。

クラスタ環境の場合

LAN二重化環境のノードを監視対象とする場合

論理インタフェースの状態については、dsphanetコマンドまたはifconfigコマンドにより確認してください。コマンドの詳細については、PRIMECLUSTER GLSのマニュアルを参照してください。

NIC切替運用のLAN二重化環境のノードを監視対象とする場合

ネットワーク性能監視機能を使用する場合、切り替えが発生するたびに、ノードの構成情報を取得し、ポリシーを再作成する必要があります。

設定方法は、自動と手動の2種類があります。

自動運用

以下の手順で、設定してください。

  1. 切り替えが発生した場合にPRIMECLUSTER GLSが出力するメッセージ番号の870および871を、イベント監視の条件定義で設定します。

    イベント監視の条件定義の設定方法については、“Systemwalker Centric Manager 使用手引書 監視機能編”を参照してください。また、メッセージの詳細については、PRIMECLUSTER GLSのマニュアルを参照してください。

  2. 監視したイベントに対して、イベント発生時にアプリケーションを起動するために、アプリケーション起動の[アクション定義]ダイアログボックスで、以下の項目について設定します。

    • [起動ファイル]:「mpsetnodpol」

    • [パラメタ]:以下の起動パラメタを指定します。

      -w 切り替え時間(秒) -e 対象のホスト名/IPアドレス
    • [実行時のディレクトリ]:運用管理サーバがSolaris版の場合は、以下の内容を指定します。

      /opt/systemwalker/bin

アクション定義の詳細については、“Systemwalker Centric Manager 使用手引書 監視機能編”を参照してください。また、切り替え時間の詳細については、PRIMECLUSTER GLSのマニュアルを参照してください。

手動設定

以下の手順で、ポリシーを再作成してください。

  1. 運用管理クライアントで、Systemwalkerコンソールを起動します。

  2. Systemwalkerコンソールで、LANを二重化しているノードを指定します。

  3. [ポリシー]メニューから、[監視]-[監視ポリシー]を選択します。

    →[監視ポリシー[管理]]画面が表示されます。

  4. [監視ポリシー[管理]]画面で、[オプション]メニューの[カスタムモード表示]を選択した後、[設定対象]の[ポリシーグループ]を選択した状態で、[操作]メニューの[更新]を選択します。

    →[監視ポリシー[ポリシーグループの登録](カスタムモード)]画面が表示されます。

  5. [配付先]タブをクリックし、[ネットワークインタフェースの監視設定]ボタンをクリックします。

    →[ネットワークインタフェース監視の設定]ダイアログボックスが表示されます。

  6. [OK]ボタンをクリックし、ポリシーを作成します。

  7. ポリシーを配付・適用します。

    注意

    PRIMECLUSTER GLSをNIC切替運用で使用した場合、切り替えによりインタフェース構成が物理的に変更されるため、継続して監視することができません。

    ポイント

    切り替えが発生した場合、以下のイベントが通知されます。

    MpTrfAgt:WARNING: 204: (host)にMIBオブジェクトが実装されていません。MIB名=ifInOctets.*