運用管理クライアントでの設定方法について説明します。
hostsファイルの編集
運用管理サーバが高速切替方式で二重化している場合、運用管理クライアントにおけるホスト名-IPアドレスの名前解決において、運用管理サーバ上の「hostnameコマンド」で表示されるホスト名が、Systemwalker Centric Managerで使用するLANのIPアドレス(仮想インタフェース)で解決できる必要があります。
そのため、運用管理クライアントのlmhostsファイル、またはhostsファイルに上記のホスト名-IPアドレスの定義行を追加してください。
例)
lmhosts、またはhostsファイルに追加する行
IPアドレスA ホスト名A
運用管理サーバのSystemwalker Centric Managerで使用するLANのIPアドレス(仮想インタフェース)
運用管理サーバ上で「hostnameコマンド」により表示されるホスト名
すべてのインタフェースの登録
1つのノードが複数のIPアドレスを持つ場合、対象ノードのすべてのIPアドレスをノード検出またはGUIからのノード作成により登録してください。
ただし、クラスタシステムの場合、ノード間を移動する引継ぎ仮想IPアドレスは、登録しないでください。
代表IPアドレスの定義
クラスタシステムで運用する場合など、1つのノードが複数のIPアドレスを持つ場合、監視時にそれらを1つのノードとして扱うためには代表ノードを設定します。
非クラスタシステムでNIC切替運用する場合の運用モデル
NodeC(10.10.10.1)が物理IPアドレス、NodeX(10.10.10.2)が論理IPアドレスの場合、NodeCが代表IPアドレスとなっていることを確認します。
クラスタシステムでNIC切替運用する場合の運用モデル
NodeC(10.10.10.1)が物理IPアドレス、NodeX(10.10.10.2)が論理IPアドレスの場合、NodeCが代表IPアドレスとなっていることを確認します。
以下の操作により代表ノードを設定できます。
運用管理クライアントで、Systemwalkerコンソールを起動します。
ノード検出またはGUIからのノード作成により、代表IPアドレスを設定したいノード(クラスタシステム運用の部門管理サーバ、業務サーバなど)を検出します。
ノードをGUIで作成する場合
ノード作成時に、物理IPアドレス側を代表IPアドレスとします。
自動検出の場合
[ノードプロパティ]ダイアログボックスの[インタフェース]タブで、物理IPアドレスを代表IPアドレスに変更します。(図中で、[代表]に「*」マークが表示されます。)
ノード検出モードを実行し、代表IPアドレスを変更します。