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PRIMECLUSTER 活用ガイド<トラブルシューティング編>
FUJITSU Software

9.7 ログファイルの内容

ログファイルの内容について説明します。

RMS を構成する各プロセスは、ユーザ、トレース、エラーという 3 つのタイプのログメッセージを生成します。これらのログメッセージは以下のファイルに格納されます。

ファイル名

内容

switchlog

ユーザに関係する RMS イベント ( 切替要求や障害の指摘など) が記録されます。

<program>log

program のトレースメッセージまたはエラーメッセージが記録されます。

例えば、bmlog ファイルには bm (ベースモニタ) からのメッセージが記録されます。

トレースメッセージのプレフィックスは次のとおりです。

time:file:line:.

エラーメッセージのプレフィックスは次のとおりです。

time:file:line:ERROR

switchlog ファイル

switchlog ファイルには、以下に示す 5 つのタイプのメッセージが格納されます。

最初の 4 つのカテゴリに属するメッセージは、次の形式で記録されます。

timestamp:(error code, error number): message type:message:delimiter

timestamp (時刻) は、メッセージの各フィールド間をコロンスペース (:) で区切って次のように記録されます。

yyyy-mm-dd hh:mm:ss.xxx

messagetype(メッセージのタイプ)は以下のいずれかになります。

message(メッセージ)には RMS コンポーネントが生成するテキストが記録されます。このテキストには 1 つ以上の改行が含まれる場合があります。区切り記号はコロンと 4 つの等号 (:====) です。

RMS が実行したスクリプトの出力については、特定の形式がありません。この部分には、RMS 構成定義ファイル内で定義されたすべてのスクリプトからリダイレクトされた標準出力および標準エラーが記録されます。

switchlog ファイルに記録されるログの例を以下に示します。

2001-05-07 11:01:54.568: WARNING: InitScript does not exist.: ====

フェイルオーバが発生した場合、switchlog に以下のメッセージが表示されます。

RMS:(SWT, 39): NOTICE: Processing normal switch request for application <userApplicationname>to node <hostname>.