RMS に関するトラブルシューティングの概要を説明します。
Cluster Admin による調査
RMS に関するトラブルは、まず、Cluster Admin に表示される内容により検出することができます。
RMS のトラブルに関する情報は、Cluster Admin の以下のいずれかの画面で確認できます。
クラスタテーブル
RMS ツリー
グラフ
クラスタテーブルにはトラブルの要約を示す情報が入っています。よって、エラーを解決するには、まずクラスタテーブルの内容を調査します。
次に、詳細な情報を、RMS ツリーまたはグラフを参照することで調査します。
各種ログファイルの調査
RMS に関するログファイルには、以下の種類があります。
switchlog
アプリケーションログ
これらのログは、Cluster Admin のログビューア機能または、vi などのエディタを使用して調査します。
ログビューアでは、以下の要素によるログの検索を行えます。
日付
キーワード
重要度コード(error、warning、notice、info)
0 以外の終了コード
これらの検索機能を組み合わせて使用することにより、緊急性や状態をもとにエラーを検索できます。
注意
定期的にログビューアを使用し、重要度レベルに基づいてログファイルを調べることを推奨します。これにより、重大な問題が発生するのを回避できます。問題の原因を診断できない場合は、クラスタ内の複数のノードからログビューアを調べてください。
エラーの解決手順
以下の手順に従ってエラーを解決します。
Cluster Admin GUI を使用して GUI 上のメッセージや状態を確認する
必要な場合は、ログファイルを表示する
ログレベルを変更して詳細情報を取得する
GUI でエラーを解決できない場合は、コマンドラインインタフェースを使用する
(標準の UNIX コマンドを使用する)
問題が続く場合は、RMS 以外の問題かどうかを確認し、適切なマニュアルを参照する
オペレーティングシステム、ハードウェア、ネットワークエラーのようなシステム関連の問題を調査する
上記の対処を行っても問題を解決できない場合は、当社技術員 (SE) に連絡してください。